「ふー終わった。良守お疲れ様」
「おつかれ。俺は途中ちょっと寝させて貰ったけど、兄貴はほぼ徹夜だし疲れだろ。蜈蚣さん呼んで早く帰ろうぜ」
「うーん、帰るのめんどくさい」
「は?じゃあどうするんだよ」
「実は近くにホテルとってある」
「なにそれ?用意周到じゃね?」
「用意周到なんて言葉知ってるんだ?良守にも頑張って貰ったから温泉でゆっくりしてもらおうと思ったんだけど、やめとくか」
「え?いや、別に。キャンセルとかもったいないだろ?行く!行くよ!!」
「は?何この部屋?」
「何が?普通の和室だけど?」
「ちげえーよ。絶対高いだろ?安い旅館とか想像してたのに、なに?」
「んー、夜行の福利厚生で安く泊まれるみたいな?」
「絶対嘘だよな?」
「せっかく頑張ってくれたから、にいちゃん奮発したのに、嫌だったか?(しょぼん)」
「(え?なんでしょげてるの?)イヤイヤ、せっかくだし嬉しいよ?(めんどくせぇ)」
「ほんとは露天風呂ついてる部屋も会ってんだけど、兄ちゃん不甲斐なくて予約いっぱいでできなかった」
「(なんの懺悔?)イヤイヤ大浴場あるしいいじゃん?」
「良守の柔肌なんてみたら、他の男どもが興奮するだろうが!」
「え?なに?怖い。そんなの思うの兄貴しかいねぇよ」
「ま、部屋ごとに貸切できる露天風呂もあるし、そこでなら」
「何する気?」
「恋人同士でお風呂っていったらやること決まってるだろ?」
「兄貴さっきから怖い」
「初めての経験だからしょうがないよな。声は我慢させちゃうけど、気持ちよくさせる自身はあるから」
「風呂入るだけだろ?」
「そう、風呂入るだけ(不敵の笑み)」
「待て待て、怖い。俺大浴場行ってくるわ」
「良守。今フロント電話したらちょうど空いてるって。さ、貸切風呂行くぞ」
「(絶対温泉でゆっくりできないのはわかった…)はぁ…」
このあと、お風呂でめちゃくちゃえっちした。
もしくは、良守の妄想に反してただただ本当に温泉に浸かるだけで、良守ビックリ!兄貴に「なに想像してたの?」ってからかわれる。
っていう選択ルートがあります。