無題(ささら+ニャンスピ過去捏造小話)「こいつ鳴き声が壊れたスピーカーみたいや!」って近所のクソガキによういじめられてた僕を助けてくれたのはいつもささらくんやった。
ニコニコ笑顔の可愛い男の子。優しくてちょっと気弱なとこがある普通の人間の男の子。僕は彼だけに懐いてた三毛の野良猫。三毛のオスって珍しいんやで?ええやろ。ナ"ァオ。
僕らはいつも一緒やった。一緒に笑って遊んで楽しかった。
どんな時でも一緒におったで。
ほんで何でも言える友達やった。
ささらくんがテストでひゃくてん?取ったて嬉しそうに教えてくれた。体育でコケて膝小僧擦り剥いた〜て半ベソかきながら教えてくれた。僕はナ"ァオって鳴いて慰めた。僕も初めてデッカイスズメ獲った時も1番にささらくんに教えたし、僕がミィコちゃんにフラれた時だってちょお恥ずかしかったけど教えてあげてん。したらささらくんオトナの人間より小さい手ぇで僕の頭撫でてくれて…ホンマ優しい子やねん。ナ''ァオって僕は返事をしてゴロゴロと喉を鳴らした。
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