ループもの仕事がずっと忙しくてイライラしていた。
だからあの時あんなひどいことを、思ってもいないことを口にした。
【小エビちゃんなんかに
出会わなければよかった】
そう口にするととても傷ついて今にも泣きそうな表情をしていた小エビちゃん。
「そっか…わかりました」と呟くとそのまま家を飛び出していった。またやっちゃった。思ってもいないのにまたやってしまった。何度目だ?もう分からない。小エビちゃんは何も悪くない。いやでももう少しオレをあまやかしてくれてもいいんじゃない?でも明日には謝ろう。そうしようと思っていると急に視界がぶれ始めた。そしてそのまま意識を失った。
目を覚ますとオレはベッドの上だった。そのまま横に手を伸ばしても暖かいものはなく、あこれ帰ってこなかったやつだといやでもすぐに分かった。ふと辺りを見回すと何か違和感を感じる。なんだろう。何かが違う。なんだがそわそわする。違和感を感じるけれどそれが何なのかはわからない。ベッドから降りて家の中を歩いてみた。此処は間違いなくオレの家だ。でもなにか違う気がする。
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