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    bell39399

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    bell39399

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    出先から帰ってきて、突然部屋の片付けはじめて気づいたらこんな時間に……

    #バンエレ誕2024

    豚の帽子亭にて1。そのきゅー!「わぁっ、本当に豚の帽子亭がある!」
     衛兵の先導で連れてこられた酒場を見上げてエレインは手を叩く。
    「といっても、こっちの建物は初めてだけど……。フフッ、とっても楽しみ! ……こんばんわ!」
     まだ起きないバンを浮かせて連れたまま店の扉を開けると、店内はそこそこに賑わっていた。
    「いらっしゃ……おお、きたかー!」
     店主、もとい国王のメリオダスが二人を認め、両手を上げて歓迎する。
    「予定より少し遅かったな……っていうか何だ、その荷物は」
     荷物、とはバンの事である。エレインは苦笑いを混ぜつつ、ここに来るまでの経緯を説明した。
    「何だよバンさん、よその店で先にやっちまうとはつれないですなぁ」
     あっ、とエレインが思う間もなく、メリオダスは空中で大いびきをかいているバンに一発入れる。が、ぐっすり寝ていた筈のバンは一瞬で跳ね起きて、すんでのところでそれをかわした。
    「っぶねーな、なにしやがる♬」
    「久々の再会なのに酔いつぶれてやって来るほうが悪いんだろ」
    「おー、確かに久々だな♬ ヤるか〜?」
     飛び退り一定距離をおいたバンはファイティングポーズ。やるか、なんて聞いてはいるが寧ろやる気まんまんだ。周りの酔客もすわ喧嘩か、いやよく見りゃバン王様だ、伝説同士の喧嘩だ、やっちまえ! と囃し立てる。……が。
    「やるか、バカ。店が壊れちまうだろ」
     と、メリオダスはお盆でバンの頭を叩いた。
    「ちっ、丸くなりやがって♪」
    「バンさん、後ろ見てみ」
    「バーカ、そんな手に乗る訳……ン?」
     背後からつんつん、と突かれて後ろを見ると、目以外満面の笑みを浮かべたエレインが、無言の圧を送っていた。

    つづくなり。
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    😂😍😍😍😍😍💴😍😍😍💖💖☺☺☺👍👍
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    Replies from the creator

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    bell39399

    DOODLE遡って読んでくださってる方もいらっしゃるようで本当にありがとうございます!うれしいうれしい😆♥💕🎶
    さてバンエレちゃんは不思議な村に来たようですね!(すっとぼけ)

    所で今回のタイトル(?)の元ネタわかった人はお友達です。
    山奥の村で〜バンとエレインが出会った〜 その22! 丘を超えた先に、唐突に集落らしきものが見えた。大きな岩のモニュメントのようなものが目立つが、それ以外は何の変哲もない村に見える。
    「それにしてもこんな恐ろしく何もねぇ、山奥でよく暮らすよな♪」
    「そう? 森に囲まれたいい場所じゃない」
     エレインの言葉にそれもそうか、とバンは思い直す。そもそも《なにもない度合い》からいうとベンウィックもどっこいだ、と気づいてしまいむしょうに可笑しくなってきた。
    「人間にとっては確かに不便かもしれないわね」
     そんな事にも気がつくようになったのよ! と薄い胸を張るエレインを、バンは考えるより先に抱きしめて頬ずりした。
     ともかく鳥から頼まれた用事もある。二人はじゃれ合いつつ村に入ると、人懐こい笑顔を浮かべた村人が集まってきた。が、なんとも奇妙な雰囲気だ。まず、笑顔ではあるが異様に無口である。バンとエレインの表情は自然と険しくなった。
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