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    bell39399

    @bell39399

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    bell39399

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    ちょっと賢くなったので、今日はメモ帳に書いてから貼り付けました!(ドヤァ)

    ますます話が明後日に向かってます。
    書いてる私も驚きの展開に(続きは考えてない)

    #エレイン誕2022
    elaineBirthday2022
    #バンエレ

    「これがお金……!」
     
     バンとキングが無言でパイをむしゃむしゃ食べ出してから遡ること数時間前、エレインはバンに貰ったお小遣いを親の敵でも見つけたかのような目つきで凝視した。

    「おいおいエレイン、人様からかっぱらった金じゃねぇから安心しな♪」
    「やっ、やぁねバン、そんな事心配してないわ。ただこう、話だけはさんざん聞いていたけど、実物目の当たりにしたら顔がこわばっちゃって」
    「とにかくだ、これと物や食事を交換するのはわかってるな?」
    「うん、バンとのお買い物で見ていたから」
    「時々ぼったくる……等価以上の金を騙し取ろうとする不届きな奴もいるが、ここの街じゃまずないから大丈夫だ。万一そうでもお前なら見破れんだろ♪ とにかくこれはお前んだ、好きに使って楽しんでこい♫」

     そんな言葉とともに送り出されたエレインは、初めてバン抜きの、そして女の子だけの《お出かけ》に出掛けていった。

     そんな彼女は今、人気の店でその店自慢の焼き菓子とお茶を囲み、他愛ない話に花を咲かせていた。
    「でもほんとにお金がないと何もできないのね」
     しみじみエレインが呟くと、ディアンヌも大いに首を縦に振る。
    「街では特にね〜。でもわかりやすいよ、このクッキーだって……ん〜おいしー!」
    「ふふっ、ディアンヌったら。エレインはいつもバン様のお菓子を食べてるから物足りないんじゃない?」
    「そ、そんなことないってばエリザベス。ここのもバンのとは違う美味しさが……」
    「バンのお菓子最高だもんね〜?」
    「からかわないでよ、もうっ」
     エレインはニヤニヤ笑うディアンヌに小さく苦笑を漏らすと、表情を少し改めた。その様子に気づいたエリザベスは「どうかした?」と水を向ける。
    「あのね。実は私、二人にちょっとした相談があって」
     友の心遣いを有り難く感じつつ、エレインはカップの縁を指でなぞりながら言った。
    「実はもうすぐ私のお誕生日なんだけど」
    「勿論知ってるよ! 実はボクたちキミに……」
    「ディアンヌ!」
    「あわわ、何でもない! で、どうしたのエレイン」
    「え、えっと、つまり」
     よっつの大きい瞳の強い光を受けて、エレインは少しだけ照れくさそうに「お誕生日会を開きたいと思っているの」と告白した。
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    bell39399

    MAIKINGバンエレ水浴び一人アンソロその1(2以降があるかは謎)

    途中まで書いたやつポイ。
    一人称に直すかも。なんとなく
    それを見た時、バンは幻を見たのかと思った。もしくはまだ寝ぼけているのか。
     

     夜中、水音を聞いた気がしてふと目が覚めた。もとより熟睡することのないたちだったが、この森に来てからは妙によく眠れる。にもかかわらず、だ。それに何故か少し冷える。
     その原因に気づき、思わず自嘲した。なんの事はない、隣で寝ていたこの森の聖女がいなかっただけの事だ。
     この森も、この森である秘宝を守っているという少女も奇妙な事だらけだった。安らぎやぬくもりとは無縁の生活を送ってきたバンだったが、ここに来てからは気持ちが凪いでいる。不思議なことだが本能で警戒する必要がないと感じていた。
     エレインと名乗る妖精少女(本人曰く千年は生きているらしいが)とのやり取りも実に愉快だった。彼女はバンの他愛のない話を夢中で聞いて、四季のようにくるくると表情を変えながらバンの言葉の一つ一つにいちいち反応する。時には金色の睫毛を伏せ、時には頬を膨らませ、そして何よりよく笑った。バンは彼女の笑顔で初めて「花が綻ぶような」という形容の意味を知った。
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