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    oiko04588759

    @oiko04588759

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    oiko04588759

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    オクタ三人衆にでろでろに愛されて魔性のメス♂化したモブのお話

    いい加減続き書いてくれ…

    災害級の愛で秋の夕暮れ。
    紅葉が舞い散る中、一人の男が歩いてくる。
    凩に吹かれ、髪が視界を舞う。
    目を閉じる。
    再び目を開くと、そこには誰もいなかった。






    薄暗い寝室で、何かが軋む音と誰かの吐息が聞こえる。
    薄紫のオーガンジーの天蓋が、ベッドと世界を断絶するように降ろされており、ほのかな間接照明がもつれ合う人影の輪郭を胡乱げにうつす。

    「フロイド、時間です」

    音がピタリと止まり、しんとした静けさが耳につく。大きな影が二つに別れた。
    するりと天蓋の隙間から、末端が紅く染まった白い足が覗く。気だるげな空気を纏った手が、オーガンジーの波を掻き分け、その巨体を露にする。
    きゅるりと引き絞られた瞳孔で、今まさに食い破らんと柔肌にくい込ませた牙が噛み合わさる瞬間に、邪魔をした相手を見やる。
    美しいかんばせの下に潜む人外の血がざわざわと騒ぐのを、汗ばんで艶めく肌が如実に伝えてくる。

    はぁ、とため息を1つ。
    こん、と銀の装飾が美しい杖で地面を叩く。
    深海より呼びだされた冷冷たる水が、円を描いて碧い頭部に降り注いだ。

    「目は覚めました?とっとと着替えろ」

    ざぁ、と水が滴り落ちる。
    ざぱ、と濡れてなおいっそう輝く髪を掻き上げ、篭った熱を冷ましたフロイドは、「だりぃ〜」と呟きながら魔法で身支度を整えた。
    すっかり乾いた髪をぐしゃぐしゃと掻き乱すと、オーガンジーの天蓋に頭を突っ込み、ついさっきまで重なっていた影に近づく。

    「行ってくるね♡」

    ぢぅぅぅ。ぐちゅ。ぢゅるる。
    別れのキスにしては相当長く、激しい水音が終わると、呆れた顔のアズールの肩をぽん、と叩いて部屋を出ていった。はぁ、とまたため息をこぼすと、閉じられた天蓋に指をかける。

    「さぁ、今から僕の時間ですよ」

    摘むようにして天蓋を開く。
    薄紫のオーガンジーに隠された人影の輪郭が、はっきり見えるようになる。
    人魚に貪られた肢体は無防備に投げ出され、喰われた跡が体中に無数に散らばっている。腰は青黒く変色した手の跡で覆われ、手首や足首、腿にもぐるりと鎖のように手の痣が浮かんでいた。噛み跡から滴る血の香りと汗と他の雄の匂いが立ち上り、思わず目の瞳孔を狭める。
    意識を失っては叩き起され、また失神するのを繰り返したせいか、瞳は開いているのに朧気で瞼に隠れようとしているし、舌は制御を失ったかのように外に投げ出され、目から鼻から口からあらゆる液体を垂れ流して痙攣していた。
    そんな重度のヤク漬けみたいな男の姿を見て、夢見る少女のように笑んだアズールは、ベッドに腰をかけ震えている背に人差し指を立て、つー、となぞりながら顔を傾げる。

    「いかがでした?フロイドとの時間は。貴方にとって震えるほど、感動するものだったなら嬉しいのですが…」

    ガク、ガクと激しい痙攣は指が肌を滑る度さらに酷くなり、まるで打楽器のように跳ね回る。その振動を腰掛けたベッドで、指で感じていたアズールはゾクゾクと背を這い登る昂りに顔を歪めそうになり、ふと正気を取り戻したかのように演奏を止める。

    「そうそう、貴方に贈り物があるんです」

    パチン、と指を鳴らす。簡易転移魔法で呼び出したそれを指で摘んで揺らす。美しい意匠の施された瑠璃色のガラス瓶に、黒々とした水のような液体が入っていた。

    「これ、なんだと思います?」

    楽しげに瓶を揺らすたび、中の液体がサラサラと動く。
    頭がクルクルパーになっている男には何も理解出来ていないだろうが、返答などどうでもいいとばかり瓶をくるくると弄ぶ。ぐるんと目を回した男の顔に瓶を近づけ、硝子に写る歪んだ姿を眺めた。黒の境界と瑠璃のガラスの狭間で溺れる顔を。

    「すぐにわかりますよ」

    こと、とサイドチェストに瓶を置く。
    意識を完全に失ってしまったのだろう。白目を剥いて、まるで死体のように脱力しきった体を抱きあげ、自律清掃魔法がかかった家具がシーツを整えていくのを横目に浴室へ向かった。

    意識を失った体を隅々まで洗うのは最早恒例行事らしく、上等なボディーソープを惜しみもなく使ってしっかりと泡立てた泡で丁寧に体を清めていく姿は、最適化されていて淀みがない。
    時折遊ぶかのように歯型に指を立てたり、泡の中で真っ赤に腫れた乳首を悪戯にいじったりはしていたが、概ねスムーズに洗浄を完了させた。双子ではこうは行かないだろう。

    オーガニックコットンのふわふわの肌触りを男は未だ知らぬまま、体の水分を拭き取られていく。家具が完璧に整えた清潔なシーツに横たわらせ、シェービングクリームを傷跡から避けて塗っていく。まず背中。腕、足を塗り終え、冷たく光る剃刀で順に剃っていく。あらかた剃った後、脇やペニスの周辺の薄くなった毛に蒸しタオルを当て、毛を柔らかくする。
    しばらく時間を置いたあと、シェービングクリームをたっぷりと塗りたくり、しょりしょりと丁寧に雄の尊厳を捨てていく。
    蒸しタオルでくまなくクリームを拭ったら、肌質に合わせたボディローションやセラム、クリームを使い、抱かれすぎたせいで脂が巻いてきた肌をしっとりと潤す。
    軽く指を乗せただけで柔く沈む肌のキメは、当初よりはるかに美しくうっすらと光るかのようだ。
    これはよほど噛み心地がいいのだろうと噛み跡を眺めながらアズールは思う。

    しかし、今日の目的はそうではない。
    横たわらせた体をじっとりと眺めながら、蛸足をずるりとベッドの上に這い登らせる。白いシーツの海を掻き分けながら、男の足首と手首を掴んでうつ伏せの体制にさせ、そのまま拘束する。先程サイドチェストに置いた瓶を持ち上げ、魔法で0.25mm針を何本か作り、それを固定させ円柱にまとめたものを何個か男の背に出現させた。
    片手間で行った事だが、0.25mmサイズの針を寸分の狂いなく量産するなど並大抵なことでは無い。サイドチェストから脱脂綿とアルコールを取り出したアズールは、傷をよけるように肌の余分な油分を拭い、殺菌を済ませる。
    束の間の安寧を蹂躙されようとしている男は、迫り来る危機に反応も出来ぬまま、無力に体をベッドに沈みこませる他ない。
    きゅぽ、と瓶の蓋を開けると、何よりも馴染みのある香りが鼻をくすぐる。全ての準備を完了させたアズールは、いっそ聖母のごとく微笑んだ。



    じりじりと焼かれる感覚に目を覚ました。
    遠いところへ行っていた感覚が、自身の元に痛みとともに帰ってくるのを感じた男は、夢と現を彷徨いながら眼球をキョロキョロと動かす。
    痛みがもうすぐそこまで来ている。
    得体の知れない恐怖と肌が逆立つ危機感に体をよじろうとするも、何かに拘束されていて動けない。
    霞む視界と儘ならぬ体で何とか状況を把握しようと足掻く男は、ふとメロディーが聞こえるのに気づく。
    クラシックだろうか。男にその手の学は無いため、曲名など分からない。だが、深みと荘厳な雰囲気のある旋律が、若いがしっとりと濡れたような低さのある美しい声で、さも楽しげに奏でられているのに男は思わず息を詰めた。
    きっと気付いていないはずがないのに。
    体の中心の温度が下がる。胃の腑を凍らせる悪寒に、男はブルブルと身を震わせる。それは決して先程のような生理的な痙攣では無く、脳に深く深く刻み込まれた記憶からの震えだった。

    「…〜♪︎〜♪︎〜〜〜…♪︎」

    夜想曲第1番を口ずさみながら、ベッドに腰掛けたアズールは、その手をオーケストラの指揮者のようにひらめかせる。指揮者の指示を受けて動く針達は、踊るように肌に色を付けていく。こうして番を文字通り自分の色に染めていくのは、フラストレーション解消にもなるし、何より単純に愛らしい。今は恐怖心で頭がいっぱいだろうから痛みは感じないだろうが、じきに針はタトゥーを掘るとき人が最も痛みを感じる場所…ペニスまで辿り着く。
    男が痛みに呻く声と痛みに食いしばる顔を思うだけで、アズールの心は煌めく珊瑚礁の如く鮮やかに色づく。
    まるで両親から初めて貰ったプレゼントを開けるような気持ちで、アズールの手は軽やかに宙をなぞり、主人の心境を写したかのように揺らぐ針達は、ついに男の背に二度と消せない所有物である証を刻み終えた。


    恐ろしい過去の追体験に没頭していた男は、じりじりとしていた痛みが、もっと鋭く、深いものになっていることに気づき喉の奥を詰まらせたような小さい呻きをあげた。
    状況を上手く飲み込めず、ただ恐怖だけが降り積もっていく現状に体をばたつかせる。しかし男の肢体は固められたように固定されており、体を1mmとも動かすことは出来ない。呼吸が荒くなっていく。冷や汗が滲んできた肌をするりと撫でる手がある。呼吸が狭まる。ゆっくりと視線を動かす。ああ。その目。真っ青に染まった頬をさりさりとなぞる手は、恐ろしい怪物のものだった。
    麗しい唇をついと上げて、ブルーキュラソーに漬け込んだような瞳を弓なりに細めて。とろとろと蕩け落ちそうなほど真っ赤な頬は、母に愛される無垢な子供のように幸福な色をしていた。おぞましい行為とのあまりの隔離に、ぐらぐらと男の頭が揺れる。ゆっくりと軟体の腕が男の体を仰向けにした。背中に痛みを感じていた筈なのに、背と布の間に何かが挟まっているようで、擦れる感触がしない。
    かちかちかち。歯が擦れ合う音が止まない。

    「ふふ…そんなに怖がらないでください。もっと酷くしたくなるじゃないですか」

    ゆるりと上体を倒し、男の額にそっと口付けを落とした。
    まるで夜泣きにぐずる子を宥めるような仕草に、胸の内が痙攣する。たっぷりとした睫毛が伏せられて、光を溜め込んだ瞳にふっと影を落とした。饒舌に尽くしがたい美しさに、思わず息を飲む。瞼に、鼻の上にと、小鳥が啄んでいくような優しさに満ちた口付けを落とされるたび、痙攣していた胸の内が強制的に落ち着いていく。しばらく、愛らしいリップ音を響かせながら顔中にキスを落とされ、ゆるゆると目を伏せようとした男は、目をカンと見開いた。
    突然あらぬ所から凄まじい感覚の群れが脊髄を通り脳漿を叩き、動けない体がそれでも衝撃を逃そうと全身が強張り、唯一自由に動かせる頭がベッドに打ち付けられた。処理速度が極端に落ちているせいで、何が起こっているのか全く分からない。目を白黒とさせる男と対象的に、アズールの様子は全く変わらず、今度は男の艶を取り戻した髪を柔らかく指と戯れさせていた。

    「今、何をしているのか気になりますか?」

    幼子に言い聞かせるような落ち着いた声音で、優しく訊ねられる。その間にも脳を叩く情報が相手の声を処理させない。ゆっくりと目の前の体がずれ、感覚の正体が顕になる。

    きっ、と喉奥で弾けた悲鳴の名残が口を震わせる。




    ベッドの上で過ごすようになってからろくな運動はしておらず、随分となだらかになった背中にはそれでも男性らしい筋肉の凹凸が陰影を落としている。だのに一目で抱かれていると分かる滑らかな肌を埋め尽くす陵辱の跡が、思わず喉を鳴らすほど淫蕩なギャップを生み出している。しかし、肩甲骨の頂点から尾骨の辺りまで陰惨な噛み跡を避けるようにして絡みつく、蛸の足を模したタトゥーが薄ら寒い執着の欠片を覗かせるように配置してあるため、見たものはすぐに理解するだろう。手を出せばどうなるか。これが誰の所有物であるか。


    「え〜〜〜!!剃っちゃたのぉ!?」

    機嫌よく男を抱きしめたフロイドは、うなじに頬ずりした瞬間顔を顰め、あちこち確かめるように手を這わせた後叫んだ。

    「ん……ね、理解らせて…。貴方の雌だって…発情して媚びて…調子に乗った雌の事…は、ぁ…貴方好みにしつけて…骨の髄まで…子宮の奥まで…ふー…太くて…硬くて…あっつい、あなたので…ぁん…わからせて…」

    ちゅぷちゅぷと耳の穴をいやらしく、欲を煽るように舌でピストンしながら、すりすりと愛おしげにペニスを撫であげては、雄の性を逆撫でするような誘惑の言葉を爛れたように熱い吐息を混ぜながら吹き込む。
    むっちりと脂が乗って見るからに重量のある尻を、交尾乞いするようにふりふりと振る度、肉と肉がたわんで汗ばんだ皮膚と打ち合う音がする。湯気が経つほど上気した肌は発情一色に染まりきり、表情などとてもではないが整っているとは言えない。
    仕事など出来たものでは無いな。早々にキレたアズールはくすりと微笑んで、調子づいたクソ生意気な雌を徹底的に躾けることに決めた。
    振り向きざま交尾乞い顔を引っ付かみ、だらしなく垂れた舌ごと口の中を蹂躙する。蕩けた瞳が期待と悦びに潤み、舌をはしたなく絡めてくる。口の奥に舌を突っ込んでぐちゅぐちゅと掻き混ぜる度に、抱き寄せた腰がびくんびくんと跳ねる。みっともなく尻を振りながらペニスを撫でる手は、手淫のような下品に精液を滾らせる動きに変化した。
    何度かキスでイかせながら、肚の子宮当たりを膝でぐうぅと押し潰す。

    「…っ♡…♡♡…ぉ〜…っ、ッ♡♡」

    低く潰れた獣声を上げながら本気イキをキメた雌は、最早為す術なく崩れ落ちる他ない。必死に雄を高めようと足掻いていた手は、簡単にキメさせられた本気アクメでぺしょりと雄に縋る以外の用途を失っていた。
    命乞いをするように「ィッ…キました、ぁ♡」と小声でイキ報告をしてくる雌に、自らの唾液をたら、と零す。
    懸命に舌を伸ばして受け止めた雌は、はあはあと荒く息を吐きながらも口は閉じない。

    「飲め」

    と命令が出た途端、うっとりと口内に大事にしまい込み、ぐちぐちとゆっくり舌で味わった後、ごくりと飲み込んだ。涎でベトベトの唇を指で拭ってやると、礼をするかのようにねっとりと指先に舌を絡めた。
    こンの雌。ピキピキと青筋を浮かべて笑うと、


    「あぎゃぁあッ!!」
    ペンチで爪を剥ぎながら絶え間なく腰を動かす。
    絶叫する番の声にうっとりと耳を傾けながら。

    歯と爪を抜かれて血塗れで横たわる男。
    後孔からの快楽では到底太刀打ち出来ぬほどの痛みにか細く震えている。
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