私の家オレはさ、それこそユウのことが好きって気が付いていたときからその可能性を考えてたんスよ。
ユウと付き合うってなったときだって、何かがあったら絶対に助けるって決めたし、もし、この世界から突然いなくなったら絶対に探し出すって決めたんスよ。
もし、ユウが元の世界にいたくなったらそのときはオレもついていく。
それくらいの覚悟はあるんスよ―
―*―*―*―
「素敵な式でしたね!」
今日はNRCにいたときにお世話になった先輩の結婚式だった。
ラギーさんの友人でもあって、二人で参加させてもらった。
「そうッスね、アイツ、泣きすぎて顔ぐちゃぐちゃだったけど、シシシッ」
私たちの家に着いて、ダイニングでそんな会話を交わす。
「でも幸せそうでした」
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