メモ帳KJ:0101神の居ない寂れた神社に勝手に住み着いた狐。
その神社の神様を騙って、お供え物とか失敬して寝床にしてる。
そんな狐の元に、子供がやってくる。
超能力を持った少年で、そのことを悩んで泣いてた。
神様に願い事しにきてた。友達が欲しい。普通になりたいと。
本当の神様じゃないけど、ひとりぼっちの寂しさ知ってる狐は、少年の前に青年の姿で現れ
、自分はこの神社の神様だと偽る。
少年に色々話したりして、仲良くなる。
最初は神様と呼んでたが、師匠と呼ぶようになる。
村人から虐げられてる少年のため、山で採ってきた薬草とかで傷を治してあげたり、供え物をわけ与える狐。
ある日、少年が神社で盗みを働いてると村人達に責められる。
神様の振りをして、少年を助け出そうとするも、運悪く、その場に坊さんがいて正体を見破られてしまう。
少年の前で正体をバラされた狐。
害獣として退治されかけた狐、自分の運命を受け入れようとするも、少年、覚醒。
ボロボロの狐を前に、少年静かに涙を流しながら微笑む。
師匠の正体は最初から知っていたと。
いつからか狐を愛するようになってた少年。
愛しげに死にかけの狐を抱き上げ、どこかへ消えていく。
その後の二人の行く末は誰も知らない……。