自由と運命、2つの守り手の激突。ファウンデーションとの戦いが終えて少しだけ月日が経ったとき。
ミレニアムのブリッジにキラが顔を出した。
シンはキラの顔を見た途端、ぱあぁとした表情を見せて、キラの言葉を待つ。
キラは彼とは正反対に、気まずそうに口を開いた。
「シン、君に頼みたい事があるんだ。」
「君は僕が居なくてもこの世界を守れる、そんな人だって信じてる。ただ…」
「ただ?」シンは不思議そうに聞き返す。
「シンが本当に世界を守ることができる実力があるか、試したいんだ。」口にしてみると、本当に傲慢だな。とキラは自嘲を少しした。
「いいですよ!見せつけてやりますから!」シンはただただ明るく笑い、そう言葉を返した。意図して、ほんの少し生意気に。
そんな口約束をした翌日、ミレニアムの格納庫に二人は来た。
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