定期的に添い寝する臣角名 静岡でEJPとMSBYの合同練習が行われた。最終日の練習試合を終えたあと、翌日はオフということで飲みに繰り出す選手たち。付き合いで一次会には参加した佐久早は、二次会に向かうメンバーと別れて早々にひとりで引き上げた。その日は久しぶりに古森の部屋に泊めてもらうことになっていたのに、家主の古森はすっかり出来上がって侑と肩を組んで二次会に行ってしまい、別れ際に「勝手に入ってて」と部屋の鍵だけを寄越した。だが、酔っ払っていたせいで間違えて、渡されたのはロッカーの鍵。当然、佐久早は家に入れない。しかも雨まで降り出して、いよいよどうしようもない。途方に暮れていると、マンションの廊下を偶然通りかかった角名と行き会う。以前、同じ階に住んでいると聞いたことがあるのを思い出した佐久早。
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