銀糸が繋ぐ唇を通して感じるKKの頬の感触が好きだ
少しちくりとする髭もアクセントになっていて、とても良い
ちょっと柔らかいそこにバードキスをちゅっちゅと落としていると、しつこいぞと怒られてしまった
タバコを燻らせているKKの腕を掴んで唇を奪う
メンソール系のタバコの匂いに混じって、KKの匂いがする
唾液を交換するように舌を絡ませていると、観念したのかKKも絡ませてくれるようになった
ぢゅ、ちゅるり、じゅるりとお互いに貪るように唇を重ねて楽しんでいる
タバコの灰が落ちそうだったので一旦キスを止めると、銀色の糸がつぅとお互いの唇の間を繋いでいる
千切れたそれを勿体無いな、と思って舐めていると怒られた
「KKのキス、タバコの味がするね」
「んなもん知ってんだろ前から」
そうだけど、今それが凄くいいなって思ったんだ
そう言うと空いた手で頭を撫でられた
ギュッと灰皿にタバコを押し付けたKKがそのまま顔を引き寄せて、何回でもしてやろうか、なんて挑発してくる
臨むところだとむしゃぶりつく、前にやっぱり頬にキスをする
「お前さんはいっつもそれするよな」
「気持ちいいからね」
そう言ってから、唇を重ねる
ああ、なんて幸せなんだろう
ありがとう