Precious Memories もうすぐマークスの記念日だ。
僕の愛銃であるUL96A1を手に入れた日。その時はまだマークスは貴銃士にはなってない、ただの銃だった。
だから直接話したことは無かったけど、銃の時も記憶があるようで時々思い出を語ってくれる。そんな事まで覚えているのか!? と少し気恥しさもあった。
そんな僕の愛銃であり、初めての貴銃士であるマークスの初めての記念日、だからなにか特別なものをあげたいと考えていた。
普段から好きそうなものを貴銃士達にプレゼントする時は多々あるが、特別……となるとなかなか思いつかない。
こんな時ヴィヴィがいたら……きっと親身になって考えてくれたのだろうな。
貴銃士達の中にも相談に乗ってくれそうな銃達はいるが、マークスにだけ特別のものを……と相談するのはマスターとして気が引けた。
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