Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    pttm_bmb

    BMB関連専用。ヒロルク🌟☄️やルクアロ🍩🍖などハスマリー多めになります。

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 🌟 ☄ 🐶 🐱
    POIPOI 14

    pttm_bmb

    ☆quiet follow

    【ルクアロ】Webオンリー「Starlight Sparkle」展示作品です。
    2P~9Pの本編部分を折り本にできるネップリ登録していますので
    ご興味ある方おられましたらイベント会場お品書きをご覧ください。
    とてもとても素敵なオンリーに参加できて嬉しく思います!(22.12/24)

    #LKARonly1225

    Tap to full screen (size:620x768).Repost is prohibited

    related works

    recommended works

    hbnho210

    SPUR MEルクアロ版ワンドロワンライ様より、お題「歩幅」「メガネ」お借りしました!ルクアロです。老眼鏡が必要になりはじめた頃のルクアロです。ルクアロはおじいちゃんになっても骨になってもずっとずっと一緒にいると思っています。
    お題:「歩幅」「メガネ」3/19「お前、メガネなんか掛けてたか」
     洗いたての真っ白なシーツや青と白のストライプのシャツ、少しよれた赤いシャツやバスタオルがはためく午后の庭先でページを繰っていたルークは顔を上げて、眼鏡のフレームの端を指で摘まんで持ち上げた。
    「読書をするときだけだよ」
    「なるほど、老眼鏡ってやつか」
     アーロンは微笑って、ルークの傍らに座ると愉快そうに顔をのぞき込む。午后の陽光を反射するレンズのむこうでほそくなった瞳は、硝子の海のなかを泳ぐ翡翠色の魚のよう。アーロンはその魚を掴まえようと、凝、とみつめた。
    「アーロン、君には必要なさそうだな」
    「昔よりはだいぶ視力も落ちた」
     数年前に二人で作った木の椅子は二人で座るのに丁度良いサイズで、晴れた日の休日はそこで遅い昼食をとったり午睡をしたり、今日も初夏の訪れを前に青々と茂る樹の下でルークは読書をしていた。木洩れ陽にゆれる白いページに陰が射す。隣で、アーロンは何やら手のなかで小さな金属の欠片を弄んでいる。金属は擦合う度に小さい虫のような声で鳴いていたが、アーロンはまるで興味がなさそうだ。
    2086