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    Hoopono41030595

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    Hoopono41030595

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    2022年くわぶぜの書初めです。
    よっぱらっていちゃいちゃするくわぶぜです。
    (被害者は長谷部。)
    キスだけだから、R18ではないけど……。

    寿ぎの日【くわぶぜ】俺は今、何を見せられているのだ?

    この本丸ができて6年目の正月だ。刀たちの数も増え、宴会の賑わいはそれは華やかなものだ。しかし、昼間から続いている宴は、すでにもうグダグダで、一部の酒に強い仲間たちが積極的に酒を酌み交わしているほかは、ゲームに興じるもの、普通に食事をしだすもの、座布団を枕に寝始めるもの、さっさと部屋に戻るものなどさまざまでもうすでに「お開き」に近い状態であった。

    このへし切長谷部は、そんな中にあってもいつ何時どんな事態が起ころうとも対処できるよう、酒はセーブし、主の要望に応えられるように全体を見回している。とはいえ、せっかくの正月だ。カリカリと皆を𠮟りつけるのも空気が悪くなる。よほどのことがない限り、大きな声などは出さず、楽しく談笑するように努めている。

    のであったが……。


    俺は今、何を見せられているのだ……?


    目の前にいるのは、桑名江と豊前江だ。俺とて、この二人が恋仲であることは知っている。畑で口吸いをかわしたり、納屋で盛ったりしているのを何度も注意したことがあるくらいだ。

    そんな二人は今、俺の目の前で何をしているのだろう。

    豊前江は、胡坐をかいた桑名江の膝の中にすっぽりとおさまるようにして座っている。いわゆるカンガルースタイルだ。
    豊前江は手に小さな杯を持ち、時折口に運ぶ。間髪を入れずにその盃は、桑名江によって酒で満たされる。そのルビーのような赤い瞳は、酒のせいかぐしゅりと蕩けるように潤んでいた。

    「はい、豊前あーん」

    二人羽織のように、桑名江がその口におせちの黒豆を近づける。豊前はまるでひな鳥が親鳥から餌をもらうように口を開け、桑名江はそこに黒豆を入れた。

    「甘くてうめーちゃ……」
    ふにゃりと豊前江が笑うと、桑名江も嬉しそうにその頬に顔を近づけた。
    「美味しいねぇ。はい、次はこれね、あーんして」
    桑名江は、今度は紅白なますを豊前の口の前に持っていく。
    しかし、豊前江は今度は口を開けなかった。
    「いやっちゃ。それ酸っぱい……」
    「好き嫌いしないの、ビタミンが足りなくなっちゃうよ。」
    「やー。」
    まるで子供のように、ぷいっと横を向く豊前江に桑名江は困ったように眉を寄せた。
    「しょうがないなぁ……」
    言うと桑名江はその紅白なますをひょいと自分の口の中にいれ、そのままおもむろに豊前江の唇に吸い付いた。
    「むぐっっ」
    驚いたように豊前江は目を見開き、そしてその唇を離そうと、桑名江の胸倉をつかむが、しっかりと頭を押さられてしまっており、唇が離れることはなかった。

    そのままゆっくりと唇は開かれ
    「んんぁあ……」
    かみ砕かれた紅白なますが口内を渡っていく。
    そしてすべてを豊前江の口内へ移し終えた桑名江は
    「はい、いい子に食べられたからご褒美ね」
    「すっぺぇ……」と眉を寄せる豊前江の手から盃を奪い、くっとあおった。
    「ン……」
    今度は、豊前江は自ら身を乗り出すようにして唇を差し出し、そこに桑名江の口から酒が移されていく。こくこくと飲み下す豊前江の喉がイヤに艶めかしい。

    ゆっくりと時間をかけて、酒を飲み下し(最後の方はすでに酒はなくただの口吸いだったのでは……)二人は愛おしそうに、お互いを見つめ合っている。


    俺は……空いたお銚子を片付けに来た加州を呼び止める。
    「なあ、加州。」
    「なぁに、長谷部、どしたの?」
    「あれは……注意すべき事案か……?」
    「アレって?ああ、桑名と豊前じゃん。いつものことでしょ。まあ、どっちかが服脱がし始めたら、ストップかけてね。隣の部屋にでもほおりこんどけば、しばらくしたら帰ってくるよ。」
    しれっと、言い放つとさっさとお銚子を抱えて厨房へと消えていく。



    俺は……しばらくその様子を眺め……その役は他のヤツに任せようと、グラスをもって席を立つのだった。





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    Hoopono41030595

    MOURNINGくわぶぜの日りたーんに合わせて書いていたのですが、「美しい悲劇」で全て吹き飛んだので、出しそびれた。
    キス魔の豊前くんと、キスするタイミングがわからない桑名くん。
    加減がわからず暴走する桑名くんが大好き。
    桑名江はキスがしたい【くわぶぜ】「おけーり、桑名。今日も畑楽しかったか?」
    ニコニコの笑顔で、豊前が両手を広げて胸に飛び込んでくる。
    僕はそれを、両手を広げて受け止める。
    「うん、いっぱい収穫したよぉ」
    僕が、豊前の身体を引き離すようにして声をかけると豊前は満面の笑顔で「そっか、よかったな」と言いながらその唇に優しくキスをした。


    これは大広間での出来事。


    夕食前のひととき、歓談するもの、テレビを見るものなどたくさんの刀剣男士たちが集う大広間での出来事だ。

    キスをする僕たちに、びっくりするもの。冷やかしの声を上げるもの。にこやかに微笑むものなどその反応はさまざまだが、豊前は、そんなことは全くお構いなしのようだった。

    まあ、僕も豊前のかいた胡坐の膝に、頭を乗せようとしているわけだし、僕たちが恋人同士だということを知らない男士はこの本丸にはいないわけだし、日常の後継だといわれればその通りなのだが……。
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    DOODLEラクガキ、になるんかな。これも
    診断メーカーで出た
    『おうせ本丸のくわぶぜのBL本のタイトルは「シーツの波間で待っている」で、帯のフレーズは【 身体だけでも愛して欲しかった 】です。』をちょっぴりと

    ぶぜの「存在感すごいのに、何だか希薄」という雰囲気やばい…
    目を覚ますと…背後から緩やかな寝息が聞こえて来た。
    「…………」
     そうだな。夜明けがくるにゃあまだ早い。
     ふわりとあくびをつきながら…俺はその場に起き上がる。
     腰に回っていた桑名の腕が、へたりと敷布の上に滑り落ちた。



     昨夜の事は全部覚えている。
     呑んで。酔って。

    「自分の事なのにさ、俺は自分が今…本当に在んのか。正直わかんねぇんだ」

     言葉が零れる。

    「確実なのは、俺という自覚を持つこの身体だけ。振るう本体だって…結局は主に与えられた仮初の器だから…」

     考える事すら億劫で…
     だけど気持ちかひどく逸る。

    「……布団敷いてくるから、少し休みなね?」

     ふわっと笑う桑名の声。
     いつものように優しくて……

    「大丈夫?立てるかい」
    「…………」
    「そんな風に見上げてくるだけじゃ、解んないよ」

     なぁ。この戦が終わって…
     俺たちが全て本霊のもとに帰るとして。
     だけど。
     もしも…俺の寄る辺が逸話だけであったのなら。

    「わり…確かに深酒しちまったみてぇだ」
    「うん」

     当たり前のように桑名が俺を抱き上げる。
     多分…立てないと判断してなのだろう。
     善意 1247

    Hoopono41030595

    DONEエアスケブじゃなくエアSSで頂いたお題「お酒を飲むウリブゼン君」です。
    いちゃいちゃじゃなくてごめんなさい。
    める(@mxexrxu)さんリクエストありがとうございました。

    #江楽宴
    俺は酒が飲めない。
    世の中には酒が強いやら弱いやらという体質による違いもあるが、俺のはそれとは根本的に違うようだ。アルコールアレルギーとかそんなかんじだろう。 
    アルコールを口から少しでも摂取すれば頭痛、嘔吐、呼吸器官に影響が出ることもある。アルコール消毒だって危険だ。不意に消毒液を手に吹き付けられて、真っ赤に腫れ上がったこともある。

    とにかく、酒はダメなのだ。
    こういう夜の仕事をしていて、これは結構なイメージダウンだ。必ず酒の席につき合わせる客もいるし、無理やり飲ませようとするヤツもいる。
    まあ、それで一度救急車で運ばれてからは、俺も断固として拒否するようになったのだが……。

    そして、ここにもひとり。その事情を知らないやつが。

    「ねえ、豊前。本当にお酒飲めないの?」
    桑名が、日本酒を片手に首をかしげている。
    「ああ、飲んだら死ぬぞ。」
    俺はにこやかに返すが決して比喩ではない。
    しかし、桑名はその返答に長い前髪の下で眉根を寄せた。
    どうやら、大学の友人から希少な日本酒を貰ったらしい。
    「豊前と一緒に飲みたかったのになぁ……。」
    「いーじゃねーか。飲めば。コーラで付き合ってやるよ。 1731