久しぶりの休日に、浮奇とファルガーは太陽が真上にある時間に起きた。
いつもならば浮奇が早めに起き、2人分のご飯を作っている時にファルガーが眠い目を擦りながらベッドルームから出てくる。
しかし今日は浮奇からの提案で、お昼まで寝てそこから2〜3時間くらいお出かけがしたいとの事だ。
流石に昼過ぎから出掛けるのは...と思ったが、ファルガーは自分でも自覚するぐらい浮奇に甘いため、ちょっとした無理無茶でも容易に受け入れてしまう。それがどんな事でも。
ファルガーは少しゆっくりとしたペースで身支度を整えていた。
ファルガーは朝に弱いため、目を覚ましている間に浮奇に服を選んでもらい、髪をセットして家を出る。
最初は申し訳ないから自分でやる。と浮奇に伝えたが、浮奇が自分の手で俺好みのふーふーちゃんを仕立てることが出来るから俺にやらせてと言ったため、もう好きにセットをさせている。
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