神社マスター不死川実弥不死川は取り合えず神社を見つけたら参拝する事にしている。今回も「お、神社あるじゃん」とフラッと入って行き鬼を殲滅出来ますよーにと祈ろうとしていたところ、突然背後から声を掛けられ振り返ると冨岡がおはぎの包みを差し出していた。
探した、今回はこし餡だと相変わらずの無表情で言うものだからいつもいつもしつけぇなぁあ!と怒鳴り散らしたかったが神様の手前そうも行かず出来る限り理性をフル活用してしっしと手を振るに留めた。本殿の方を向いて手を合わせると冨岡も横に並んで真似をしてくるからまた腹が立つ。拝み終わりおはぎ攻撃を回避しつつ声を荒げながら境内から出るとちょうど宇髄が通りかかり目をまぁるく見開いてこちらを見ていた。何かあるかと不死川が声を掛けると宇髄は開いた目をぱちくりさせながら言った。
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