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    kanashiki79

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    kanashiki79

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    ちょっとあらすじ行方不明と、字数制限
    寛がなにしたいのかわかんなくなった

    【供養】【没】ロールキャベツ 少し浮かれた足取りで、夢は昼過ぎの電車から降りる。

     今日は、付き合いだして間もない、日車の誕生日だ。
     夢の部屋に、日車が来ることに、なっている。

     何かお祝いしましょうか、と夢が聞いてみたところ、手料理が食べたい、と返ってきた。

    「どんなものが、食べたいですか」
    「ん…、なんでもいい」
    「なんでもいいじゃ、困ります!」
    「と、言ってもな」

     一昨日電話したときには、そう濁した日車だったが、昨日の夜になり、メッセージが来た。

    『ロールキャベツ、作れますか』

     リクエストが来た、しかも得意料理だ、作り甲斐がある。

     …帰宅前にスーパーに寄り、ロールキャベツの材料を、買って帰る。
     時間はまだ、夕方にもなっていない。
     だけど、ロールキャベツを作るのに、少し時間がかかる。
     ちょうどいいかも、知れないな、と、夢は思う。

     キャベツを一枚ずつ剥がし、レンジで軽く、火を通す。
     玉ねぎとキャベツの芯を、一緒に刻み、ミンチ肉と調味料を合わせて捏ね、冷ましたキャベツで巻いていく。

     全部巻き終わったら、フライパンへ並べて、コンソメスープと水を入れて、煮込んでいく。

     時間が経ち、煮込み時間が終わった。
     ガスの火を止め、夢は時計を見る。
     まだ、夕方だ。日車さんが来るまでに、まだ時間があるな。
     
     ふわぁ。最近少し、寝不足気味だったことを、思い出す。
     ソファーにかけ、夢はうとうととし始める。

     …ピンポーン。
     玄関のチャイムが鳴り、微睡んでいた夢が起き、玄関へ向かい、ドアを開ける。

    「日車さん、いらっしゃい。どうぞ」
    「ん、こんばんわ。お邪魔します」

     訪問してきた日車を、小さな部屋に招き入れ、小さなテーブルの前に、座ってもらう。
     初めて来た夢の部屋に、日車が居心地悪そうにしていて、夢はくすりと笑う。

     ビールと一緒に、ロールキャベツを出し、食べてもらう。
     日車は、少し表情を緩めながら、口に運び、ビールを飲む。
     夢も一緒に、飲み、食べる。

     
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