ちゃんと言ってよ「あんた達、付き合ってんのよね?」
本日、午前中は座学のみ。体力的にも気持ち的にも穏やかなランチタイムに、釘崎から一発の爆弾が投下された。
食べかけの味噌汁に入ったワカメを盛大に吹き出す虎杖に「汚なっ」と言いながら釘崎が布巾を差し出してやる。
「で、どっちから告白したの?」
伏黒は飲みかけのお茶を気管につまらせ、危うく窒息しそうになった。
ゲホゲホとむせる伏黒に虎杖はティッシュペーパーを渡し、背中を摩ってやる。
「誤嚥か?ジジくさいわね」
相変わらず口が悪い。
「釘崎ぃ! いきなりすぎんだろ、いつもだけど」
なあ、どう答えたら良い?と動揺し伏黒の顔をチラチラと見ながら、ヘルプを求める虎杖に、あからさま過ぎる……と伏黒は頭を抱えた。
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