FF14幻想譚 Spieldoseの日常2※このSSには多分に妄想が含まれております。本当はもっと和気藹々としたほんわかFCです。
「あぁん?なんだお前新入りかぁ???」
「いえ、あの……」
酒の勢いに任せて幻想薬という種族を一時的に変える薬を飲んだことまでは覚えている。
それが何故、フリーカンパニー(FC)の庭先で正座する羽目になっているのだろうとミコトは思いながら言葉を濁していた。
ミコトは酒に弱い。
9割がた炭酸で割ったエールですら顔を真っ赤にして倒れるような質なのだ。
今日飲んだ酒量は明らかにその度量を越したものであったし、自分が酒に酔っている自覚もあった。
だからこそ、両親にもらったアウラの身体を捨ててララフェルに幻想したのだが。
「新入りにはよぉ……シキタリってヤツがあんだよ……」
1050