この悲しい夜を咎め給ふなこの悲しい夜を咎め給ふな
掴んだ腰の皮膚が汗ばんでぬめる。
律動的に腰を打ち付けると、潤んで充血した腸内がきゅう、とペニスを絞め付けた。
乾いた気候の街の、ホテルの乾いた空調の中で、そんなこともお構いなしに俺たちは汗ばんだ夜を過ごしている。
度重なる絶頂で緊張状態から降りられないカリムの胎内は隘路を狭め、迫り来るきつく大きい快感に備えていた。俺のペニスがそこを穿ち、いいところを掠めさせるたびに、ひく、ひくん、と大げさに収縮する。
じっくりと愛撫を施され、大きく、ちいさく達することを繰り返して、戻れない波に吞まれ溺れるカリム。
追い打ちをかけるように前立腺を狙い、内側から擦りつけて、残酷なくらいの深い快楽に落とし込む。
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