大丈夫?おっぱい揉む?「お疲れのようだな」
「あっ!おかえりなさい、Kェ」
「ああ、ただいま」
大きな鞄をとすんと傍のテーブルへと置き、留守を任せていた同僚へと声をかける。頬杖をつき背中を丸めるようにして座っていた富永は声をかけると同時にくるりと振り返り椅子から立ち上がる。
わざわざそこまでせずともよいのだが富永という男はそういうところで律儀というか真面目というか。
まあ、そんなところが好ましくもあるのだが。
富永が立ち上がったついでとばかりにううーんと伸びをすると小さくパキパキと骨の軋む音が聞こえる。
「大きな問題はなかったんですが件数が多くて。あ、でも丁度ひと段落したところっスよ」
「そうか。ご苦労だったな」
「いえ」
ねぎらいの言葉をかければにぱっと明るい笑顔がこぼれた。
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