正しい性生活には、正しい知識をアルハイゼンに告白された。何を馬鹿なことをと思って一蹴するも、本気だと呟くように俯いた儚げな表情に、ティナリは腹を括った。もつれ込むようにベッドに倒れ込み、そのままの勢いで、盛った獣のようにあっという間に体を重ねた。
「ん、ふぅ…っ!あるはいぜん、あぁ…」
後ろから抱きしめしっかり解された後、ころりと表を向かされて、自分の後孔へ迫り来る一物に、きゅうとお腹に力を入れ覚悟を決めた、その時。
「ティナリ」
「んぅ、なに?」
「ナマがいい。だめか?」
「…っはぁ!?ふざけてるの?ダメだよ!ちゃんとゴムつけて」
突然の申し出に、ありえないと頭を振った。何を言い出すかと思えばおバカな後輩め。きょとんと見つめてくるアルハイゼンを、ティナリは思わず叱責した。
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