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    AIのべるずに書いてもらった玄アオ小説。途中破綻してるとこあるけどなかなか読みたい感じの玄アオになってくれてテンションあがった😂💕

    ##玄アオ

    行かないで朝焼けも明るくなり始め、夜を通して任務を終えた隊士達が戻る頃、怪我を負った彼らが運ばれてくるであろう可能性にアオイは一日の準備を始める。
    洗い物をする前に庭先の葉をまとめておこうと外に出ると、気持ちの良い風が吹いた。何かの前触れか。

    なんて思いながら竹箒を動かす。
    カサ
    建物裏の木陰あたりから音が聞こえた。

    動物、または潜入者か…。
    鬼は藤の花の結界があるので容易くは入れない。
    手に持っていた竹箒を少し高く掲げ、そろっと物陰に近づく…

    「玄弥さん!?そこで何を…」
    「アオイさん…近づかないで」
    そこにいたのは不死川玄弥。呼吸を使えない隊士で、鬼を喰って鬼の力を得るという特異体質の持ち主だ。そのせいなのか彼の体は傷だらけだった。
    いつも隠しているのかと思っていたけど今日は違うらしい。包帯まみれの体を晒して木にもたれかかっていた。
    「どうしてそんな体なんです?!」
    思わず駆け寄ると、彼は私を押し返してきた。
    「俺には触らない方がいいですよ。血の匂いとかすると思うんで」
    確かに怪我をした時の独特の臭いがするが……それだけではない気がした。それにこの人はこんなに細かっただろうか。もっとガッチリとした体格をしていたはずだ。
    「どうしました?何があったんです?」
    「いや、ちょっとヘマしちゃいまして」
    そう言って笑う顔もどこか弱々しい。
    「アオイさん、お願いがあるんですけど」
    「なんですか?」
    「俺のこと、内緒にしておいてもらえませんか?」
    「え?」
    どういうことだろう。なぜ?「実は昨日の任務でちょっと無茶をして。多分もうすぐ柱稽古が始まるでしょう?俺は参加したくないです」
    なるほど。確かに今の柱たちは強い人ばかりだから参加したいと思う人間もいるかもしれない。しかし彼が参加しないとなると他の隊士たちもやりにくいだろう。「でも、それでは……」
    「分かってますよ!俺だって本当は戦いたい。兄貴に追いつきたいと思ってるんですよ。でもダメなんだ。体が言うことを聞かないんだ」
    「玄弥さん……」
    私は彼の言葉を聞いて何も言えなかった。
    「きっとまた治りかけの時に無理をするんだろうなって思ってましたけど、案の定ですね」
    自嘲気味に笑った後、彼は私の手を握った。
    「ごめんなさい、こんなことしてもらって。俺みたいなヤツのために時間使わせてすみませんでした」
    「いえ……あの、まだ本調子じゃないならもう少し休んでいた方が……」
    「大丈夫です。これくらいじゃ死ねないから」
    そう言った時、彼は急に苦しみ出した。
    「ぐっ……うぅ……」
    「玄弥さん!!」
    「ハァッ、ハアッ……あぁクソッ!!やっぱり無理だ!」
    先程までとは打って変わって鋭い目つきになった彼は、予想を上回るスピードで動き私の腕を掴み、体を引き寄せた。

    そしてそのまま地面へ押し倒す。
    「痛いっ!」
    「…………ごめん」
    次の瞬間、唇に柔らかいものが触れた。
    (え?)
    それは一瞬のことだったけれど、私にとっては長い時間に感じられた。
    すぐに彼から離れようとしたものの、彼の力は強く振り解くことができない。
    必死にもがくうちに、今度は首筋を噛まれた。
    「食われる」
    という考えが過った瞬間、恐怖で震えてきた。
    「やめて下さい!離して!」
    我に帰った私が慌てて止めようとすると、再びキスをされた。
    抵抗しようにも力が強すぎてビクともしない。
    「アオイさん、ごめん……」
    耳元で囁かれると背中に電流が走ったような感覚に陥った。
    「好きになってごめん……でも、好きなんだよ」
    何度も謝りながら繰り返される口づけ。次第に舌を入れられ、息苦しくなる。
    ようやく離れた時にはお互い肩で息をしていた。
    すると突然、彼は苦しみ出し、私から離れて木にもたれかかった。
    そして木の下で倒れたまま動けないでいる私に向かって手を伸ばした。
    その時、 ドクン 心臓が大きく跳ね上がった。
    自分の意思に反して体が勝手に動く。まるで誰かに支配されているみたいだ。
    足が一歩ずつ前に進んでいく。
    彼が私の名前を呼ぶ声が聞こえる。
    私も彼の名前を呼んだ。
    しかし体は止まらない。
    木陰から出ると、そこには血塗れになりながらこちらに手を伸ばす彼がいた。
    その瞳は私を捉えて離さない。
    彼のそばに行くと、抱き締められる。
    その体温を感じ、鼓動が早くなる。
    これは誰の感情?……私? それとも彼の? 分からない。
    ただ一つ分かることは……私はこの人のことが愛しいと思っているということだけ。
    どうして? いつから? この気持ちの正体は何なの? 分からない。
    頭の中で様々な疑問が浮かんでは消えていく。
    そうしている間にも彼は私の名前を呼んでいる。
    私は彼にしがみついた。
    もう何も考えずに済むように、彼をずっと近くに感じるために。
    どれくらい時間が経ったのかは分からなかった。
    ただ、目の前にいる彼の姿が段々と薄くなっていくのが分かった。
    行かないで欲しい。置いていかないで……。
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