異世界の恋煩い なんだ、これ。
みんなが狩りに出ている間にお昼ご飯を作ってる途中具合が悪くなり、突然嘔吐した。
加護のおかげで病気にはならないはずなのに……そう思って自分の吐いた
吐瀉物を見ると──
「なんだこれ」
俺は花を吐いた。
花?なんで?異世界の病気か?
「ということがあったんですが」
デミウルゴス様へお酒とおつまみを送りながら、昼間あった出来事を話た。病気にならない身体のはずだけど、もしかしたらってこともあるしね。確認しておくに越したことはない。
『ふむふむ、それは「花吐き病」じゃな』
「花吐き病……俺は病気なんですか?」
『病気と言えば病気じゃが……わかりやすく言えばこの世界の恋煩い、みたいなものかのう』
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