契約で恋人になり疑似恋愛から恋人になるアズデュ※いつも通りの少女漫画です
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なんとなくの流れ
(読まなくて全然大丈夫な部分、実際内容と違っていたりします)

しつこいモブを断るために嘘でアズと付き合ってるというが疑われ相談しに行くデュ
モブは同寮ため、身近の人間だと信じて貰えないと思い、アズの契約でと口に出すが、デュをほぼストーカーのように見ていたモブは信じない。(付き合い始めたばかりという設定)
そこで泣く泣く相談をしに行く。最初アズは嫌がる(何故女性と言わなかったのか)が対価の労働力と裏あり気で契約を結び疑いが晴れるまで(大体１ヶ月目処)の間、恋人同士になる。
恋人と思われるようになるべく二人の時間を増やしたり、接触を増やしてみたり、今まで恋人がいない二人なのでぎこちないながらも演じていく。
暫くはモブの視線を感じていたが功を奏したのか少しずつ視線を感じなくなると同時に二人の心にも変化が訪れる。お互いヤキモチを焼いたりしてしまい、混乱。
契約期間の1ヶ月頃を迎えるとモブも信じてくれたのかちゃんと諦めると言葉をかけてくれ、幸せにと言葉をくれる。それと同時に契約も終わり、対価としてラウンジでバイトをし始める。契約が無くなると、接点もなくなり前と変わらない状況になる。支配人とバイトとしての会話はあるが、ただの先輩と後輩。そこが寂しくも悲しく、デュが恋を自覚する(アズは途中で自覚済み)。デュが玉砕覚悟でもう一度今度は本当の交際を申し出る。アズはそれを受け入れ真の恋人になる。END

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※もう一度言います、少女漫画です


🍑＝モブ
（）=行動、効果
『』=心の声


(VIPルーム)
♠️アーシェングロット先輩！僕とお付き合いしてください！！(手を差し出して）
🐙……は？（怪訝）
♠️『結論から言う。僕はアーシェングロット先輩の事は好きでもなんでもない。ーーではどうしてこんな告白をしているのかというと数日前に遡る』

ーーー回想(人気のない廊下)
🍑スペード！俺と付き合ってくれ！！！(手を差し出し頭を下げる)
♠️前にも言った通り僕は先輩とお付き合いできません！(こちらも深くお辞儀)
🍑俺が男だからか！？（勢い良く顔あげる）
♠️いや、そういう事じゃなくて
🍑じゃあ年上だからか！？
♠️いや、そういう事でもなくて
🍑何で駄目なんだ！教えてくれ！！（詰め寄るモブ）
♠️……😫💦
『この告白してきた先輩は同じハーツラビュル寮の1個上の先輩で、時々当番等でお世話になっている人だ。有難い事(？)にどうやら僕を気に入ってくれているみたいで数日前から告白を受けている。僕の一体どこを気に入ったのか謎だが、今は恋愛など全く考えていないので断り続けている。が、しかし。諦めがかなり悪くとにかく今勉強以上に頭を悩ませている存在だ』
♠️あの、本当に今付き合うとか…
🍑もしかして誰か付き合ってる奴がいるのか！？
♠️え？いや…まさ
『はっ！‪その手があるじゃないか！‪💡‬僕が誰かと付き合っていたら先輩も諦めるんじゃないか！？流石に相手がいたらもう告白してこないだろう！』
♠️じ、実はいるんです！なので先輩には申し訳ないで
🍑誰なんだ！！（遮って）
♠️ぅえ！？
『誰！？誰って…クローバー先輩達とか…いや同寮の人達はさすがに怪しまれるよな…エースやジャックとか…はこういう事には付き合ってくれなさそうだな…うーん、快くフリをしてくれそうな…あっ』
🍑俺だったらもっとお前を！
♠️アーシェングロット先輩です！！
🍑……………
♠️……………
🍑嘘だ！！！！！！
♠️！？！？『バレた！』う、嘘じゃないっす！！！
🍑お前がアイツと二人でいる所なんて見た事ないぞ！アーシェングロットと同じクラスだが恋人出来た噂なんて聞いた事ないし、スペードの話もアイツの口から聞いた事がない！！
♠️『同クラ！？』そ、れは！まだお付き合いしたてなので！！わざわざクラスで話す事でもないと思ってるんじゃないでしょうか！！
🍑ぐぅ…！……いつから付き合ってんだ…(ジト)
♠️……つい先日からです…(たじ)
🍑……信じねぇ…俺は信じねぇから！スペード！！俺はまだ諦めねぇからな！！！！(脱兎
♠️……上手く、いった、のか？いや、信じて貰えてないよな、あれは…(頭を抱えて蹲る)
ーーー回想終了

(VIPルーム)
♠️と、いう訳なんです！！僕とお付き合いお願いします…！！！！
🐙馬鹿なのか君は（ピシャリ
♠️うっ！
🐙おっと、失礼しました。思わず本音が…。『♠️本音…』僕ではなく、地元の子と付き合ってるとでも言えば良かったのでは？身近で見繕うのではなく相手の目の届かない所に作ればその方も疑う事無く諦めたのでは？(面倒臭オーラ)
♠️え、あ、そうっすね！！そう言えば良かったのか〜うわぁ〜…やっちまった…(頭を抱える）
🐙『馬鹿なのか(納得)』
そもそも何で僕なんですか？もっと他にいたでしょう
♠️相手が同じ寮なので同じ寮の先輩や友達はまず怪しまれるだろうし、他の友達も嘘に付き合ってくれるとは思えなくて…アーシェングロット先輩なら契約で何とかしてくれるかなって…まさか同じクラスだと思いもせず…(しゅん）
🐙『安直』口から出たデマカセに付き合う程、僕も暇じゃないんですよ
♠️はい…(しゅん）
🐙…………普段こういう契約はしません。分かっていると思いますがそれなりの対価を頂きますよ？内容も内容ですし（とてつもない面倒臭オーラ）
♠️はい…！分かってます！何でもします！！！
🐙(ほぅ…)何でも……分かりました、気は全く進みませんが良いでしょう（にこ
♠️マジっすか！
🐙えぇ。ご契約の内容はお相手が貴方を諦めるまで僕と偽の恋人関係になる、でよろしいですか？(契約書に魔法で書き込んでいる)
♠️はい！
🐙期間は…1ヶ月にしましょう、1ヶ月もあれば十分でしょう。対価は貴方の労働力で。契約終了後、期間の1ヶ月分プラス拘束時間分をモストロラウンジで働いてもらいます。もちろんタダ働きです。
♠️1ヶ月以上タダ働き…
『背に腹はかえられねぇ！！』
分かりました！！よろしくお願いしゃす！！！
🐙では、こちらに署名を（にこり
♠️(名前を書く)
🐙契約完了です。さて、僕と貴方は明日から恋人同士です。嘘とは言え、相手を信じ込ませなければなりません
♠️はい（ゴクリ
🐙作戦と決め事を作りましょう。まずーーー

場面転換

(ハーツ寮🦩当番中)
❤️はぁ！？あのアズールと付き合いだした！？
♠️まぁ…そうだ
❤️何それ！？いつから！？てか何でオクタヴィネル！？
♠️つい先日から付き合ってる…その色々と…先輩とは気が合って…
❤️はぁ？？？お前とあの先輩が？？？？
(🍑は当番中の♠️を盗み見てる)
ーーー回想
🐙まず、信憑性を持たす為に周りに僕たちが付き合っていると公表します。思春期真っ只中そして多感なこの時期、誰と誰が付き合ってるという話題はすぐに広まります。ましてや僕は寮長ですから殊更関心が集まるでしょう。そこを利用しない手はありません。敵を欺くならまずは味方からと言うでしょう。
ーーー回想終了
♦️えぇ！？デュースちゃん！アズールくんと付き合ってるってマジ！？
♠️あはははは…😅

場面転換

（昼食中庭ベンチにて）
♠️え！？これ先輩が作ったんすか！？(美味しそうなサンドイッチ)
🐙今日はお天気も良いですし折角なら外でデュースさんと食べたいと思いまして腕によりをこめて作りました（にこ
(🍑木に隠れて背後にいる)
ーーー回想
🐙基本二人で行動しましょう。あまり接点がない僕らですから昼食や休日等二人になりやすい時間は基本二人で会って更に信憑性を持たせましょう。なんなら放課後勉強も見てあげますよ。
♠️良いんすか！！？
🐙勿論。ただそちらは拘束時間分として換算されますがよろしいですね(良い笑顔)
♠️『あ、悪徳…』は、はい
ーーー回想終了

♠️はぁー美味しかったです！ご馳走様でした！
🐙ふふ、良かったです。まだ昼休みの時間ありますね。少し歩きませんか？
♠️あ、はい
🐙では、手を(♠️へ差し伸べる
♠️え？
ーーー回想
🐙そしてなるべく接触をする。ベタベタとしすぎるとバカップル感ややりすぎ感が出てしまいますが、手を繋ぐ、肩が触れあう、距離が近いなど、この程度なら自然に見えるでしょう
ーーー回想終了
🐙(出したままの手)…僕と手を繋ぐのはお嫌ですか？
♠️あ！いえ！そんな事は…！！(ガシッ！)
🐙……これは握手です…
♠️え！？あ、す、すんません！！(動揺)
🍑（ギリィ…！

場面転換(少し間が空く)

(VIPルーム)
♠️つ、疲れた…(ソファに座り倒れ込んでいる)
🐙まだ3日目ですよ（机に向かい書き物
♠️はい、すみません…あの先輩の視線を感じてるせいで余計に力入っちゃって…緊張しちゃって(ノロノロと起き上がる)
🐙えぇ、ストーカーの様に僕たちの様子を伺ってましたね。僕なんてクラスで常に熱い視線を頂いてますよ🤷‍♂️
♠️す、すんません…
🐙まぁ序盤ですし、急にこんな風になれば仲を疑うのは仕方ありません。しかし続けていけば信じざるを得ないでしょう
♠️信じてくれると良いんですけど…
🐙そこはデュースさん次第ですよ。僕は契約を反故にするような真似や態度はしませんから
♠️うっ、頑張ります…。そろそろ寮に戻ります、明日もよろしくお願いします…（礼
(VIPルームを出るデュ、入れ替わるように入ってくるジェ)
🐬お疲れ様です。(紅茶コトン)……アズールにしては変わったご契約をなさいますね。僕は大変愉快ですが
🐙愉快言うな。まぁ始めはなんて事言ってんだと思いましたが、デュースさんが｢何でも言う事を聞く｣と仰るのでそこに乗らない手はないでしょう？（悪い顔
🐬ふふ、なるほど。｢何でも｣なんてアズールに簡単に言ってしまうなんてデュースさんも可哀想に…(笑)
🐙言質は取ってますから。僕のために対価分きっちり働いて頂きますよ
🐬いつまで恋人ごっこを？
🐙とりあえず1ヶ月です。
🐬それはそれは……(びっくり)
🐙お相手は当たり前ですが僕との仲を疑ってるみたいですし、そんな相手がたった数日や1週間程度で納得するとは思えません。まぁ早めに納得して頂こうが遅くなろうが対価はきっちりと頂きますし、丁度キリが良いでしょう。
🐬アズールがそういう事をしている様子は大変面白いので、出来れば長く見てみたいですが。恋人なんて出来たことないのに恋人ごっこだなんて(ぷぷっ)
🐙うるさい！
🐬まぁそれは置いといて……(ニヤリ)振りとは言え恋人ですよね、もしその期間中にデュースさんが貴方に好意を抱いたらどうするんですか？逆に貴方自身も好意を抱く可能性もありますよね。その時はどうなさるおつもりですか？
🐙はぁ？？何言ってんだ、そんな事ありえません。恋愛の真似事とは言え、あの馬k…いえ、デュースさんを好きになるなんて、ありえないでしょ。あちらもきっとそうでしょう。
🐬もしも、て事もありえますよ？
🐙絶対にない(力強く)。天と地がひっくり返ってもない。馬鹿な事を言うな。
🐬そうですか、残念です…(しゅん)きっと面白くなると思ったんですが（しくしく
🐙人の色恋を面白がるな！！


場面転換。
恋人フリしてるコマいくつか。授業ペア等

(図書館で勉強中→近くに🍑)
♠️『先輩と契約して2週間が経った。件の先輩は未だ信じていないようでまだ疑いの眼差しをこちらへ向けている。契約してからというものアーシェングロット先輩と基本二人でいるおかげで、周りも僕と先輩は本当に付き合っているのだと思ってくれている。
お付き合いしてみて分かったが…先輩は意外と優しい。イソギンチャク事件のお陰で人使いが荒いイメージがあったが、基本は柔らかい雰囲気で僕を迎えてくれるし男の僕でもドキリとしてしまう事がある程、紳士的な振る舞いをする。そしていつでも真剣に向き合ってくれる。…時に厳しくもあるのだけれど。
真似事でここまで徹底しなくても良いのにな、と思わないでもないが（頼んだ手前そんな事は口が裂けても言えないけど…）契約とは言え本当に良かったのだろうか…。嘘とは言え僕とお付き合いしてるなんて…』
♠️先輩は…
🐙何ですか？
♠️好きな人はいないんで…ぶっ！(口を押さえられる)
🐙ターゲットが近くにいる状態で話す内容ではないですね(にこり)
♠️ふがふが『すみません』
🐙場所を変えましょう(席を立つ
🍑？

(どこかの空き部屋/簡素な机とベッド)
♠️あの…ここってなんですか(部屋キョロキョロ)
🐙所謂ヤリ部屋ってやつです
♠️ヤリ……えっ！？
🐙安心してください、そういう目的で入ってません。彼もここがどういう場所かは知っているでしょうし、そんな所にカップルが一組入室…ヤる事は1つです。そんな場面に遭遇してしまったらそろそろ諦めざるを得ないんじゃないですか？(笑顔)
♠️………何かいたたまれない💦
🐙ところで、何ですかあの質問は(手近な椅子に座る)
♠️あー…、その…契約でお付き合いさせて頂いてますけど、そもそも先輩には好きな人いなかったのかなって…もしいたら悪い事をしたな、と……
🐙なるほど。漸くその事に気付きましたか？
♠️やっぱいたんすか！？
🐙残念ながらいませんよ、今は学業と経営で手一杯ですから恋人なんか作ってる暇はありません。そもそも興味ありませんし。そういうデュースさんこそいない…何だ、この恋バナ
♠️はは…いたら先輩の所には伺ってないです。
🐙それもそうだ。……さて、やりますか
♠️え！？ヤらないって…！😳
🐙教科書とノート出してください
♠️『そっちか！！(赤面)』
はい！！……ふっ、やっぱ先輩は優しいっすね(椅子に座る)
🐙はぁ？
♠️契約とは言え恋人になってくれて、こうして勉強も見てくれて、本当にお付き合いしてるみたいで、時々男の僕でもドキッとする時があるんすよ。きっと女性なら本当に恋に落ちちゃうんだろうなーと思って
🐬『もしデュースさんがこれから貴方に好意を抱いたらどうするんですか？』
🐙なんですかいきなり、僕を好きになられても困りますよ？
♠️あ、それは大丈夫っす！(即答)
🐙……良かったです(にこ)『自意識過剰みたいじゃないか！くそっ…！』(顔を赤くする
♠️でも尊敬してます！先輩は妥協せず全てに置いて凄い努力してるじゃないですか！虎の巻なんて先輩じゃなきゃ作れない代物だし、モストロラウンジにしても高校生でお店作れるなんてすげぇし、色んな事を先回りして策を練ったり…僕は一つの事も上手く出来ないからからいつも先輩はすげぇな、って思います。だから先輩の努力の形は僕の指針になってるというか、頑張れば僕も賢くなれるのかなって…。はは、先輩みたいは流石に難しいっすよね。でも密かに目標にしてるんです！(無垢な笑顔)
🐙……
♠️アーシェングロット先輩？
🐙君は…っ〜はぁ〜…(じわり照)

(未だに部屋近くにいる🍑)
🍑『アーシェングロットのやつ！！スペードとこんな所に入りやがって…！ナニやってんだよ！スペードを傷ものにしたらタダじゃおかねぇぞ！！そして俺も決して、決して暇じゃないんだぞ！！くそっ！こんな所に二人で…！羨ましいな！！！』
出てくる2人
🍑『あ！出てき』
（楽しそうな雰囲気で出てきた2人がキスをする姿を目撃し言葉が出ないモブ。暫く眺めた後そっとその場を去る。

🐙行きましたね(キスの振り)(鏡越しに後ろを確認)
♠️…………っ(心臓バクバク)
🐙すみませんでした、こちらを覗いているのが見えたので
♠️い、いえ…『びっくりした〜〜〜本当にされるのかと思ってしまった』(顔真っ赤)
🐙…………


(日が変わり食堂)
🐙デュースさん、気付いてますか？
♠️はい、視線を感じなくなりました
🐙僕もクラスで視線を感じる事が少なくなりました。もしかするともう諦めたのかもしれませんね。
♠️(ほっ)良かったです…
🐙もう少しで契約の1ヶ月ですし丁度良かったですね
♠️『そうか…もうこの恋人ごっこが終わるのか…』(ちく、と胸に)？？
🐙デュースさん？
♠️あ、はい！すんません！わ、エース？(🐙の背後にいる)
❤️デュース、お前今日当番忘れてねぇ？
♠️え？しまった！！クルーウェル先生に怒られる！アーシェングロット先輩お先に失礼します！
🐙えぇ、気を付けて
❤️(🐙に向かい)すんません、コイツ借りていきまーす！(♠️肩に手を置いて仲良さげに) お礼はデラックスメンチカツサンドな〜
♠️っな！ふざけるな！
🐙…… (二人の背中見ながら)


(♠️🦩の世話中)
🍑スペード…
♠️あ…お疲れ様っす…
🍑…………（棒立ちでずっと♠️を見る
♠️…………？『な、なんだ…？また何か…』
🍑今まで悪かった！！（礼
♠️(ビクッ)え？
🍑今までしつこく付きまとってたけど…お前のことはもうすっぱり諦めた！もしかしたら付け入る隙あんじゃねーかなって思ってたけどアーシェングロットといるお前すごく楽しそうだし、お前ら二人幸せそうだからさ、だから…だから…
♠️……
🍑末永くお幸せにな…っ！くっ…！(脱兎)
♠️あっ、言うだけ言ってまた…。僕たちが幸せそう…


(VIPルーム)
🐙そうですか、丁度1ヶ月でしたね。無事に契約期間内に事が終えて良かったです(にこ)。ですがすぐ別れると怪しまれてしまうのでもう暫くはお付き合いしている体でいきましょう。
♠️……はい(少し寂しい感じで)
🐙では契約通り明日からモストロラウンジで働いて頂きますので、よろしくお願いしますね。契約の1ヶ月と別途時間外を換算しまして、1ヶ月半働いて頂きます。シフトはジェイドに…
♠️あの…っ！(モヤモヤ、衝動的に)
🐙何か？
♠️ぇ…えっと…その、……今までありがとうございました…僕の無理に付き合って頂いて本当に助かりました…
🐙…いえ、こちらも良い経験になりました。しかし次からはこういう契約はしませんので、発言には気をつけるように。
♠️すみませんでした……
🐙でも意外と楽しかったですよ、1ヶ月お疲れ様でした。(にこ
♠️………(微妙な顔)
🐬(コンコンコン)失礼します。
🐙いい所に。ジェイド明日からデュースさんに働いて頂くのでシフトと簡単に業務内容の説明を。
🐬かしこまりました。おや？どちらに？
🐙フロイドに用があったのを思い出したので、少しキッチンへ。ではデュースさん明日からよろしくお願いします(部屋を出る)
♠️はい……
🐬さてシフトですが……アズールとの恋人期間は楽しかったですか？
♠️え？
🐬とても寂しそうなお顔をなさってたので、契約が終わった事を残念に思ってらっしゃるのではないかと(くす)
♠️え！？うーん……そうですね、寂しい…のかも
🐬『おや』
♠️1ヶ月真似事とは言え先輩と恋人同士になって色んな面でお世話になって、こういう事になってなければ絶対知らなかった先輩の色んな顔が見れて楽しかったなーって思います… だからいきなり終わる事が寂しいんだと思います……
🐬『おやおやおや』
♠️でも寂しさ感じてたってしゃーないっすよね…っしゃ！！切り替えてお世話になった恩を返すためにもリーチ先輩、明日からよろしくお願いします！
🐬『これはもしかするともしかするのでは？』
えぇ、よろしくお願いしますね


ラウンジで働いてるデュのコマいくつか
♠️(掃除中)『ラウンジで働いて数週間経つけど…全っっっ然アーシェングロット先輩と話せないな…。先輩はいつも忙しそうだし、話せても支配人とバイトの会話だし…そもそも雑用ばかりで先輩と中々顔を合わすことがない…付き合ってた頃が嘘みたいに本当にただの先輩と後輩に戻っちまったな…』
あ…（🐙を発見して少し嬉しくなる。が、モブと楽しそうに話してる🐙を見てモヤる♠️）
『あの隣は僕だったのになー…』
🦈サバちゃんサボんなよ〜？(後ろからにゅっと)
♠️わ！！す、すんません！！！
🦈ねー、そういやアズールと付き合ってみてどうだったの？
♠️え？どうって…楽しかったです！！
🦈まじぃ？二人ずっと勉強してたじゃん…あれが楽しいとかサバちゃんウケんね、オレ絶対ヤだけどね〜
♠️た、確かに沢山勉強教えてもらってましたけど…知識が豊富だから色んな話聞いてて面白いっていうか、でも言ってる意味とか内容はそんなに理解出来てなかったんすけど…
🦈ぶはっ！アズールかわいそwww
♠️勉強だけじゃなくて、休日も何かと付き合って頂いてましたし、色んな先輩の顔が知れた1ヶが本当楽しかったです！……だから急にその楽しいが無くなってしまって今話も中々出来なくて何か…寂しくて(モブとまだ話してる🐙を見る)
🦈（視線の先にいる🐙に気付く）じゃあアズールと本当の恋人になっちゃえば？
♠️は？？……いやいやいや！！無理っすよ！アーシェングロット先輩は僕の失言のせいで仕方なく契約でお付き合いしてもらってただけなんで！！契約の無いお付き合いなんて、それにそもそも僕の事好きじゃないと思いますし！
🦈えーでも……ま、いいや。てか、サバちゃん自身はアズールと付き合う事はいいんだ？
♠️え？
🦈だって「僕の事好きじゃない」とか、じゃあアズールがサバちゃんの事好きだったら付き合うの？
♠️…………
🦈 俺だったら好きでもねぇ奴と付き合えって言われたらそいつの事もろとも海の底に沈めちゃうけどね〜。そう思わないって事はサバちゃんはアズールとお付き合い出来るくらいには好きって事じゃん
♠️……そ、れは…
🐙こらそこ！（♠️ビクっ）サボらないで早く片付け終わらせなさい！(カツカツと向かってくる)
🦈え〜アズールだって話してたじゃん
🐙仕事の話をしてたんです！！そもそもお前今日遅刻してきただろ(うんぬんかんぬんと文句続く
♠️(🐙を見つめる)『先輩を好き…？そりゃ尊敬してる先輩ではあるけど…実際お付き合いしたいと思う程…』
🐙デュースさんもサボるなら時間増やしますよ！
♠️『好き、なんて………』
🐙デュースさん？
♠️わぁ！！！！！！
🐙(びくっ！
♠️す、すんません！！急いで片付けます！！！(走り去る)
🐙……何話してたんだ(睨み)
🦈え〜…？（ニヤリとしながら
ーーー(回想)(キッチンにいるフロ)ーーー
🦈あれ〜？どーしたのアズール？何か用？
🐙…何も無い…
🦈はぁ？ねぇの？じゃ何しに来たの？
🐙…明日からデュースさんが働きますのでよろしくお願いしますね
🦈用あんじゃん。てか恋人ごっこ終わったんだ？良かったじゃん、無事終わって
🐙………
🦈何？どうしたの？…あ！もしかしてサバちゃん好きになっちゃって終わっちゃうの寂しいの？？（ニヤ
🐙(キッ！！)
🦈ぶはっ！ジェイドが言ってた通りじゃん！あんだけ好きになるつもりない、て豪語してたのになっちゃってんのウケる〜！！！
🐙うるせぇ！！
ーーー回想終わりーーー
🦈…内緒♡
🐙…くっ、余計な事言ってたらシフト増やすからな！
🦈むしろ感謝して欲しいくらいの働きしたと思うんだけどな〜
🐙？？


場面転換(次の日廊下)
♠️『妙に穴が空いた感覚は契約期間が終了して寂しいからだと思ってたが…アーシェングロット先輩を好き……いや、でも単に1ヶ月が濃密すぎてそう勘違いしてるだけかもしれない』
❤️わりぃ！おまたせ！
♠️『コイツとはこの学園来てそれなりに友人として付き合って長いが…』
❤️デュース？
♠️『エースとお付き合い…』
無理だ…っ(しわピカ)
❤️は？何？？？てか、最近アズール先輩とどうなってんの？喧嘩中？？
♠️(ドキっ)え？なんでだ
❤️何でって、最近二人でいるとこ見ねぇしモストロラウンジでも話してる所見ねぇから喧嘩でもしてんじゃないか、て周りは噂してるぜ
♠️そ！んな事は、ない……（尻すぼみ
❤️やっぱ喧嘩してんじゃん
♠️いや、喧嘩じゃなく…『契約して付き合ってた事は言えないし何て説明すれば…』
❤️あ、噂をすればなんとやら。ホラ。
(中庭でまた昨日のモブと楽しく話してる🐙)
♠️『昨日の…』（もやぁ…
❤️早く仲直りした方がいいんじゃねーのー？あの隣の奴に先輩取られちゃったりして〜
♠️エース、悪いこの荷物一緒に持っててくれ
❤️は？おい、デュース！？
(取られる発言で❤️に荷物押し付けて🐙の元へ走り出す♠️。走ってくる♠️に気付く🐙）
🐙は？何だ？え、デュースさん！？
♠️すんません！！！先輩お借りしまーーーーす！！（腕を掴みどこかに連れ去って行く)


人気のないどこか
🐙ぜぇぜぇ…な…んです…か…はぁはぁ…いきなり…はぁ…(無理やり連れてこられて息切れ)
♠️と、突然すんません…💦あの……僕…
🐙？（はぁはぁ
♠️僕とお付き合いしてください！！！(礼)
🐙！…………今度は何があったんですか？というか次からこういう契約はもうしないと
♠️ち、違います！！！契約とかじゃなく……先輩とちゃんとお付き合いしたいんです…！！
🐙……………は？
♠️先輩にとっては迷惑だった契約期間だったかもしれないっすけど…お付き合いした1ヶ月が本当楽しくて、先輩の色んな一面を知る事が出来たのも嬉しくて、でも契約が終わってただの先輩と後輩に戻ったら、全然会えないし喋れないし急に胸にポッカリ穴が空いちゃって、今まで一緒にいたからただ寂しいんだと思ってたんですけど、先輩が他の人と喋ってるの見てモヤモヤしちゃって、先輩を他の人に取られたくないなって思ったら走り出しちゃってて、それで、俺、先輩の事好
🐙待って、デュースさん！✋（遮って
♠️ぅ、はい…
🐙っはぁ〜、全く君は僕の思考をいつも飛び越えてくれますね
♠️…？
🐙……僕も色々考えてたんですよ。自分自身予想していなかった事態に陥って、モラトリアム特有の一種の勘違いじゃないかと考えて、でもやはり勘違いじゃないとちゃんと気持ちを見極めて、それでこれから貴方をどうやって落としてやろうかと思っていたんですよ。綿密な計画を立て、逃げられなくなる所まで追い詰め、捕まえてやろうと
♠️……？
🐙なのに突然こんな所に引っ張って来たかと思えば…あんな……はぁ…僕から言います
♠️え？
🐙デュースさん、僕と正式な恋人としてお付き合いしてくださいませんか？
♠️…………………………え！！！？？？（びっくり
🐙そういう事じゃないんですか？
♠️え、いや、そういう事…なんすけど…え？嘘じゃない…？(混乱)
🐙失礼ですね、僕は嘘はつきませんよ(手を握り)…貴方が好きです、僕と付き合ってください(顔赤くしながら)
♠️！わ、あ…待っ、て…うわ…なんで(急激に恥ずかしくなって赤面)
🐙なんで？…なんででしょうね、君といると楽しかったんですよ…こういうモラトリアムも悪くないと思える程には……で、返事は？(くすくす)
♠️ぁっ、ぼ、僕も好き、です…
🐙ふっ、さっきの勢いはどうしたんですか。もし僕が断ってたらどうしてたんですか
♠️と、とにかく先輩にこの気持ち伝えなきゃって…ただそれだけで……特に何も考えてなかったです…
🐙本当後先を考えない、君の悪い所ですね。でもそれが君の良さでもある…1ヶ月は長すぎました…
♠️でもその1ヶ月で先輩を知れました…まだまだいっぱい知りたいです(握られた手を柔く握り返す)
🐙ご存知の通り僕は強欲ですのでそれなりの覚悟の程よろしくお願いしますよ
♠️望むところです！！！！



『あとがきのようなもの』
最後まで読んで頂きありがとうございました。
読み辛い文章で大変申し訳ありません。
一応読みやすいように細かくト書き等書いてますが、きちんとお話作る時は大体こんな感じで作ってやってます。プラス脳内で表情付けたりコマ割り考えたり…まぁネームやペン入れで色々コマ削ったりセリフ増減したりするんですが…これは絵に起こすにはあまりにも長すぎました…🥺🥺 アズ→デュの部分が絵がないせいで伝わりづらくてすみません。

アズデュ嵌った当初くらいに勢いで書いたものですが、定期的にちまちま手直しやるくらいは気に入っていたお話なので、この状態ではありますがようやく供養できて良かったです。
お互い好意を認めて本当のお付き合いが始まったアズデュは、事ある毎に相手にドキドキして緊張からぎこちない雰囲気が漂ってしまい周りから「いつもと様子が違くないか？」と心配されながらも、温かく見守られている事でしょう…アズデュに幸あれ💐