Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    513friday

    モグモグ

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 945

    513friday

    ☆quiet follow

    1/12
    貴方が出したCPシチュガチャは…
    対戦ゲームで受けが負けた方が罰ゲームありと決めるが結局受けが負けてしまいS化した攻めにたっぷり罰ゲーム(意味深)をされる えだひのきのカリ烈です、おめでとうございます!
    #CPシチュガチャ #shindanmaker
    https://shindanmaker.com/970270

    3,000字くらいの文章練習

    #カリ烈
    severe

    △△△

     休日のカリムの部屋。
     唐突にレッカが「流行りらしいぜ☆」と、ひとつのゲームを持ってきた。
     普段から娯楽には興味が薄いレッカが、珍しくハシャギながら乗り気で持ってきたのだからカリムも珍しく乗ってやろうと思う。
     ただ、この黒く気味の悪い箱デザインはなんだ。
    「……どんなゲームなんだ? 」
     レッカから渡された、重厚な厚紙造りの箱の中には箱と同じ黒いプラスチック素材のカードが幾つか入っていた。表中央には不気味にドクロマークのシールが揃いで貼られている。
     同封の説明書を読めば、どうやら簡単な2人専用のカードゲームでお互いに5枚の手札を使った心理戦をするらしい。
    「あ! そうだぜ。負けたら罰ゲームにしよう☆」
     初めてのゲームにハシャギ過ぎて罰ゲームまで提案する楽しそうなレッカを横目に、カリムは「フラグを立てて立ったな」とゲーム後を予見した。

     案の定、フラグは回収されレッカは奇しくも負けてしまう。
    「しぇい……」
     星の浮かぶ笑顔から一変して落ち込むレッカは、相当な自信を持って勝負に挑んでいたようだ。
     だが、お互いに伏せた5枚のカードから細かい感情を熾烈に読み合い、勝てる組み合わせを引く。と、いうのは自信があってもなかなか難しい。
     カリムもレッカのカードが読み通りなのかを悩みながら、なんとか競り勝つ事が出来た。
    「負けたら罰ゲーム、だったよな? 」
     カードの広がるテーブルでレッカの拳が震える。
     もう、今後この黒いプラスチックカードを見る事はないだろう。
    「カリム……罰ゲーム、を提示するんだぜ」
     悔しそうに唇を突きだし尖らせ「男に二言はない、早く言ってくれ! 」と幼い子供のように急かし、不服な態度で話の先を促す。
     思っていたよりレッカの機嫌を損ねてしまったカリムは少し考えていた。
    「そうだなァ……、」
     腕を組み、パイプの走る天井を見上げる。罰ゲームなど考える機会は頻繁にある訳ではないので困ってしまった。
    「因みに、レッカはどんな罰ゲームを実行させるつもりだったんだ? 」
     参考までに聞いておけば、避ける事も出来るし、被せる事も出来る。
    「無難に「俺の命令に従う☆」で色々してもらっちゃおう! かな? とか、思ってたぜ」
     んがっ、と思わず鼻から声が出てしまったカリムはレッカの言う罰ゲームにさほど中身が無い事に驚く。恐らく、何も考えていなかったのだろう。
    「んじゃ、俺もその「俺の命令に従う☆」にする」
    「わかったぜ! 」
    △△
     と、意気揚々に勢いよく返事をしたレッカは「負けたら罰ゲームにしよう☆」の言葉を取り返せない事に後悔していた。
    「レッカ、痒い所はねェか? 」
     何故なら、レッカは「風呂場で大人しく慎ましくしていろ」というカリムの命令に従い、バスチェアで「大人しく慎ましく」していると……、いつの間にか背中を満遍なく泡だらけにされていた。
    「せ、い? そう、だな」
     温泉の三助よろしく、背中を、腕を、泡立てたボディタオルでレッカを黙々と洗っていくカリム。
     最初の方こそ命令に従う側ながら優越感があったが、脇から胸に掛けてを洗われている際、擽ったさに負けてビクッとタオルを避けてしまった。「そんなに擽ったかったか? 」とカリムに聞かれ「大丈夫だ」と答えたのが間違いだったかもしれない。
     その後のタオルの行方はレッカの弱そうな場所を際どく通りすぎる。ムズムズして擽ったい。
    「じゃあ、……次は足だ」
     カリムが背中からレッカの目の前へ移動し片膝を立てて屈む。
     まず、レッカの右足を持つ。だが、洗い辛かったのか「もう少し伸ばせ」と膝裏にカリムの細い指が這わせられると擽ったさで、太股の内側が震えた。
    「っ! 」
     一瞬、喉が鳴りそうになる。気付かれただろうか?
     カリムは続けて節が目立つその指で足の指、足裏、踵、脛、と指圧を加えつつ洗っていく。
    「左足も出せ」
     自分の身体を洗うようにレッカの身体を洗うカリムの表情は大きく変わる事がない。
    「もう十分に洗ってもらったぜ☆」
     人間を1人で洗っているのだから疲れて溜め息も出るだろう。
     ありがとう、とレッカはボディタオルを受け取るつもりで手を差し出すが「何を言ってやがる……」と疲れではない溜め息をカリムが溢した。
    「こっからが罰ゲームの本番だろ? 」
     ニヤリ。そんな表現の似合うカリムは側に置いていたシェービングクリームを取ると、おもむろにレッカの股関に付け始める。カリムは顔剃りに使うそれで、レッカの下の茂みを刈り取ろうとしていた。
    「えぇっ!? 」
     浴室に声が響く。
     洗ってもらった背中に冷や汗が泡と流れ落ちている気がする。
    「「大人しく慎ましく」だぞォ、レッカ」
     剃刀と共に人差し指を口元に立て「はしゃぐなよ、静かにしろ」と言うがレッカは当然、抗議する。
    「罰ゲームが"そこ"の剃毛だなんて聞いてない」
    「「俺の命令に従う☆」のが罰ゲームじゃねェかよ」
    「もっと別の罰ゲームにしろ! 」
    「他は考えてねェ。今さっき思い付いたから」
     まァ、神父の罰っつったら剃毛だろ? とデタラメにカリムは真顔で、剃刀の刃をピタリと肌に添わす。レッカの抵抗は徒労に終わり、下の茂みがチリチリと削ぎ落とされていく。
     ゆっくり傷付けないように軽く、ショリ、ショリと聞こえてくる下の毛を削ぐ音が嫌でも気になり視線を向けさせ、そこから外せなくなる。
     刃はヒヤリと冷たいのにカリムの真剣な眼差しにゾクッと熱を孕みだす。

     手際が良すぎるのか、緊張の生唾を飲み込んでからもうすでに半分近くが刈られてしまった。
    「やっぱり裏側はしづらいな」
     ひょい、とレッカの竿を握ったカリムは同性の戯れ感覚で弱そうな所をわざと狙い、握った竿を親指で裏側と先端を擦るように撫でている。
     レッカはまたビクビクと反応してしまい、恥ずかしさが顔に集まっていく。
    「そこまでしなくてイイから! 」
     変な所を触るな! そう言いながらも、カリムの手を見たくないのに見てしまう。
     10代に生え揃ったそれらが、どんどん剃刀によって露にされていくのがとても恥ずかしいのに、静止しきれないでいる。早くこの時間が終わらないだろうか。
    「この際だからケツ毛も剃るか? 」
     カリムは綺麗に整えているつもりだろうが、レッカとしては恥辱に他ならない。
     今の調子に乗っているカリムが嫌いになりそうだ。いつもの変化の少ない間抜けな顔がウキウキしている気がする。
     レッカは「イヤだ」と脚を閉じて拒否した。
    「こら、脚閉じんな」
     虚しくも両膝の重い扉はこじ開けられ、茂みの刈り掛けは再開される。
    「やりかけの中途半端は俺が嫌で嫌だ」
     言われた通りに従わざる負えない。何故ならこれは「「俺の命令に従う☆」罰ゲーム」で、一応はカリムに逆らえない。
     諦めて、しぶしぶレッカは自分で脚を持ち上げ、日の当たらない白い尻を穴もしっかりと見えるようにした。
    「もう俺そのカミソリで髭剃りたくない…」
     こんな恥ずかしい思いをするなら罰ゲームの提案はもうしない。 と決めたレッカだった。


    △△△
     翌日、汗で尻の割れ目がかぶれて痒がるレッカが居た。恥ずかしながら事情を話し、フォイェンの持ち歩くハンドクリームでその場しのぎをすると、メチャクチャにカリムは怒られた……とさ。
    チャンチャン?
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💕
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    513friday

    DOODLE1/18
    貴方が出したCPシチュガチャは…
    10秒間キスしないと出られない部屋に閉じ込められ、攻めが受けにするものの、受けの息が続かなくて9秒で止まる えだひのきのカリ烈です、おめでとうございます!
    #CPシチュガチャ #shindanmaker
    https://shindanmaker.com/970270

    やっと書き終わった
    後、出られるとは言ってないです
    △△△

     入ってくる光の量が目覚めたばかりの目には多くてチカチカする。窓のカーテンを閉め忘れて寝たらしい。
     昨日は、確か……。
     思い出そうとすると頭がズキズキ強く痛みだす。二日酔いか? 神父として、寝酒で深酔いするとは情けない。
     反省して、頭をスッキリさせようと身体を起こすと首がビキッと鳴る。床で寝ていたのか背中や腰も固まって鈍く痛い。どれ程、眠りこけていたのだろう。
    「カリム! やっと、起きたか☆」
     ぼやける視界に力を込めると、物がハッキリ見えてきた。鼻と鼻が付く距離まで近づき覗き込むレッカが、安堵した表情でカリムが目覚めた事を喜ぶ。
    「随分と目が覚めなくて、心配したんだぜ? 」
     不安からかレッカの凛々しい眉毛がなかなか上がらない。
     だが俺は何故レッカが"俺の部屋"に居るか、の方が気になる。
    「うるさいぞ、レッカ」
     頭に響いて響くだろ。興奮したレッカの暑苦しい声は現場の何処に居てもすぐ分かる程に大きい。余程に心配させたのは悪いと思うが、目の前で耳の鼓膜が破れそうな程の声を張らなくても聞こえている。
    「カリム、驚かずに聞いてくれ。俺たちは閉じ込められているんだぜ! 」 4461

    recommended works