世界観
人の精神はプログラムのようにソースコードに記載されて全てが可読である
悪人の精神には「バグ」が潜んでおり、これは破壊衝動そのものであってはならないものである
「バグ」は目には見えないが、人の心の中で育ち、やがて内側から食い破る
食い破る際は人の内側から黒いトゲのようなものが飛び出すように炸裂し周りを巻き込む、死傷者も発生しうる
その「バグ」をデバッグし、悪人を更生させることのできるマインドハッカーという職が存在する
キャラクター
常に金属の箱を被っている。自身は何らかのケモノ(キャラとしては直立2足歩行)で全身が毛皮に覆われているがこまめにバリカンしている。「人は皆組み立て可能な無機の家具になり、神の御家に収納されるべき」という考えのカルト宗教の狂信者
殺人、死体損壊・遺棄をし、更生施設に連れてこられたバグ保有者
いわゆるド田舎出身、優秀な妹がおり、村全体からずっと妹と比べられ何も取り柄がないと言われ続けてきた
田舎の疎外感からネットの掲示板に通い、ある女性と親しくなり彼女に誘われるように都会の大学を一浪して受験し合格して彼女の元へ向かうように上京した、しかしそれは詐欺であり詐欺グループに全財産を奪われてしまった。その時になけなしの小銭で実家に電話をするも父からはグズだバカだと罵られる。その後泣いていたところで大学の先輩であり件の宗教の信者の4人に声をかけられて教団で施しを受けた時にに初めて「家、家族っていいな」と思い、神に救われたと思い入信する。その後は宗教にのめりこみこの思想の元であればみんな幸せになれる、幸せにしたいと願いお祈りや修行に励むようになる。しかし常に「妹が話せばみんな聞いてくれるのに、きっとできたろうに」という思いは抱え続けていた
4人の先輩のことを信頼していたが、実のところは長く搾取され続けていてある時の彼らの発言を「神の言葉を自分を罵るために使った」と感じ、4人を個別に呼び出し殺害し、箱に詰めて教団の本部へ送り付けた。更生施設にて自分の犯行を指摘されても「組み立て可能な運びやすい形にした、神は喜ばれ、彼らも本望だろう」と主張し、悪びれることはなかった。しかし犯行直後には「やっちゃった」と感じたり必死に隠そうとしていた様子が見れるため最初から組み立て可能な形にしようと犯行に及んだわけではない
大学の講義の時でさえ箱を常に被っており基本的に「変な人」との印象を与える。ただそれだけで大人しく講義はうけており、意地悪で教授に当てられた時も無難な返答を行っていた。
しかし講義の合間には近所の公園で説教を行っていたり(誰も聞いていない)して教団の活動には極度に熱心であり、過去に過激なデモを行ってバッシングされて以降教団は活動を目立たないようにしているため、教団側も彼の扱いには困っていた。
更生施設に連れてこられ、マインドハッカーを前にしても周りを挑発するような行動、見下す発言、その時点ではすでに破門されていたのにも関わらず教団の教えを広めようとするような発言を繰り返し、エキセントリックな印象を受けた。彼を担当した警備隊員は彼のことを「眼力ギラギラだった」を話している。また、彼のテーマ曲もEDM調でギラギラな印象がある。
田舎への忌避と都会への憧れを強く感じている、エナジードリンクが似合うと回答したのも彼自身が好物であると明言しているため、そのほかには嫌いなものを実家の煮物、好きなものをおしゃれなランチプレートと明言している
常に妹への劣等感等に苛まれており、説教をだれも聞いてくれないことに関しては妹が話せばみんな聞いてくれるだろうにと考えたり、行けなかったおしゃれなカフェへ行ってみたかったという後悔の念に関しても妹だったら1人で入れただろうなと考えている
「みんなが羨ましい」という思いを抱えていることを指摘されたときは「そんなこと思っていない」と否定するが、直後に更生するための刺激を受けて謝りながら「嘘つきました」「その思いをずっと抱えていた」といった旨のことを話す
親にもまともに愛されなかった、詐欺に遭った、大学の先輩たちに搾取され続けていた経験からか「生まれてこのかた、人を信じて報われたことなど一度もなかった」と悲壮感のかけらもない様子で豪語するがこの時の本心は不明
更生の施術……ではなくマインドハッカーの気まぐれで精神を半端に破壊される時には妹の名前を呼びながら助けを求めていた