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    キリサキヤエ

    @kiri_saki_0801

    ゲ謎の親父殿に沼って出られなくなった。
    水父だったり親父殿受け投げたりする予定。

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    キリサキヤエ

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    pixivに投稿した水父小説『「  」の絶叫』のあとがきになります。

    シリーズ本編はこちら↓
    https://www.pixiv.net/novel/series/11505123

    「  」の絶叫あとがき+解説 どうも、はじめましての方ははじめまして。そうでない方はどうも、お世話になっております。桐崎八絵、またはキリサキヤエと申します。
     この度は水父小説、『「  」の絶叫』前後編を読んでくださりありがとうございます。今回あとがきを書くつもりじゃなかったのですが、後編書いてる途中から解説の必要性を感じたので、今回こうして書くに至りました。
     皆さん今回も私の性癖100%の水父のお話はいかがでしたか? 楽しんでいただきましたか?ハラハラしましたか?それなら書き手としては満足です。やったぜ。
     解説が必要だなと思ったのは特にサマエルと神の罠あたりなのですが、今回も後々キャラ別で語っていきます。そんなに長くならないはずだと思うので、お暇でしたらお付き合いくだされば幸いです。

     今回のお話は『「  」の慟哭』で水木さんと鬼太郎の再会時辺りを執筆中には今回の話の基礎は思いついていました。
     そこからもう少し深みというか、細部を決めたいなぁと思って、ふと見返したくなったアニメが『ユリ熊嵐』。見返すと終わり方好きだなぁと感じ、『ユリ熊嵐』から色々影響を受けて、性癖をミックスした結果が今作となります。
     もとよりイクニ作品が好きで、『ユリ熊嵐』もイクニ監督だからという理由で放送当時見てました。ピンドラより好きかも。一番はウテナですが。
     紅羽が射撃練習してるシーン見てたら、水木さんに歩兵銃持って戦ってほしくなったんですよ!ゲ謎じゃ一発撃ってすぐ終わっちゃったし!紅羽が猟銃を構えて発泡した後、ゆっくり髪がなびく中「私は熊を破壊する!」って台詞が流れるとこ好きなんです。シンプルにカッコいい。
     見たことなくて百合もいける人は是非『ユリ熊嵐』見てみてください。この作品も人外と人間の愛や友情を描いた良作なんで。
     ではここからは各キャラクター別に語ります。


    【ゲゲ郎殿】
     今回最大の被害者。私とサマエルの愉悦の為に曇らされた。可哀想!ありがとう!書いてて楽しかった!
     ゲゲ郎殿にとって危うく本末転倒な結果になりそうでしたが、そこはハピエン厨の私。過程は酷くするけどちゃんとご褒美は用意するから!許して!
     『慟哭』で「水木さんが曇ったんだから、ゲゲ郎殿も曇らなきゃ平等じゃねえよなぁ!」ってのが今回の話のスタート地点。というわけでやはり妖怪と人間の寿命の差は絶対に触れて、そこで思い悩むのが妥当でしょう。ギャグ時空やほのぼの話なら別に触れなくてもいいんでしょうけど、私の書く転生水木さんシリーズはシリアス重視なので、避けては通れない議題です。
     水木さんの寿命問題については水父でも父水でもシリアスな話だと何かと議題に上がるものだと勝手ながら思っていますが、早めに消化して水父が安心して合間にイチャコラ&トラブル解決に専念出来るよう、私は迷いなくこの議題をこのタイミングで持ってきました。この先もっと大変なことさせるネタも控えてますし…。
     ゲゲ郎殿が水木さんに生きてて欲しいと執着する側にするのも迷いはありませんでした。このシリーズの水木さんは一度人間として生涯終えてるし、ゲゲ郎殿は一度奥さんを亡くして心から甘えられる相手がいなかったのと鬼太郎の父親としてしっかりしなきゃいけない時期があったし、そこに心から甘えられる相手が再びできたら手離しがたくなるでしょと。
     今回サマエルが煽ってタイミングが早まっただけで、ゲゲ郎殿はいつか水木さんがいつか死ぬ不安から何かしらの行動は起こしていたんじゃないと思います。時が早まった反動でかなり荒療治になりましたけど、その甲斐はあったと、あってほしいなと。
     もう二点、この話を書く上で書きたかったのが、長毛状態を維持した状態での戦闘シーン。そしてこれはもう長年夢小説畑にいた頃からずーーーっと、私に目をつけられ、長編とか馴れ初めシナリオ書いた推し達がほぼ全員経験させられる通過儀礼、愛する相手との命をかけたリアルファイト、殺し愛だぁ!!
     日常での些細な喧嘩シーンが書けなくて逃げ続けた結果、「だったら一度どっちかが下手すりゃ死ぬギリギリまで攻めたリアルファイトという喧嘩やらせようぜ!そこで拳や武器を交えながか、その後にでも思いの丈を吐き出し合って和解!サイコー!!」という性癖持ちになりました。なんて厄介な。
     途中で執筆を断念した夢小説を含めると、殺し愛させられた被害者(推し)は合計8人かな?水父含めると10人になっちゃうね!やったぁ!え、推し達にとっては傍迷惑?知らんがな!
     しかし今回は水木さんは普通の人間なんで殺し愛というには一方的にやられる側になってしまうのは多少仕方ない……でも長毛ゲゲ郎殿戦闘シーンいっぱいかけた!精神汚染で苦しむ描写も書けた!性癖の詰め合わせだわぁい!
     またこの先水父で再び殺し愛……なんてのはもう無いです。そこは確約します。むしろ二人で強敵に立ち向かってはもらいますがな!
     さて、神の罠に操られている間、リモコン下駄が未使用でしたが、使う描写を入れる隙間や描写がどうしても浮かばなくって頭抱えましたが、「神の罠に操られて理性無くして獣みたいな状態だし、獣は道具使わないでしょ」という理屈で自分を納得させました…。
     バッドエンドルートはやはりゲゲ郎殿がもしも水木さんを殺っちゃった場合なんですが、殺した後に完全に正気に戻って水木さんの亡骸を抱えたまま精神崩壊して、鬼太郎やサマエルから声をかけられても何一つ反応しなくなって声を出さずに泣きながら常世の国でずーっと過ごすってことになったら……ええやん…!いやよくないがそうなれ。
     んでもって組紐の事ですか、ちゃんちゃんこと共鳴してゲゲ郎殿の髪を払い除けたり、神の罠突破の切り札にしてましたが、果たして最終的に神の罠に認められたのはゲゲ郎殿と水木さんの愛か、それとも……というのはご想像におまかせします。組紐の秘密もちょっとだけ、次々回以降から分割で明かせればなぁと思っております。


    【水木さん】
     『慟哭』で散々曇ってたのが晴れた結果、色々吹っ切れました。迷いが消えたクソデカ感情持ちの攻め、爆誕。ゲゲ郎殿為なら命がすぐ軽くなる姿しか想像出来なかった結果がこれだよ!
     1日ゲゲ郎殿が所在不明になるだけでしょんぼりしちゃって大丈夫なんでしょうかねこの人。大丈夫じゃないから事故ってゲゲ郎殿切っちゃった時にあんな捨て身な行動に出ちゃうんだよ。そして鬼太郎に怒られる。
     歩兵銃持たせて戦わせるシーンが書きたかったのですが、ほぼメイン盾で終わりましたね。そこは追々また歩兵銃使ってバトってもらう予定は一応あるのでお楽しみにしていただければなぁと。
     没になったネタとしてはスーツを目眩ましとしてゲゲ郎に投げつけるか被せるってのがありましたが、防御面重視でスーツの上からちゃんちゃんこ着せたのでお蔵入りに。水木さんは超人じゃないから、ゲゲ郎殿の攻撃を全部避け続けるのは無理でしょ。それでも手足に爪が直撃すれば切断、グーパン一発でも頭に当たれば潰れてデッドエンドの中をよく耐えたね水木さん。
     ゲゲ郎殿のところでも語りましたが、水父でも父水でも水木さんの生涯ってだいたい水木さんが人間辞めるか、水木さんが人間のまま死ぬかの二択になりますよね……必然なんだとは思いますが、私はそこに自分なりの変化球をつけたくてこうなった。頑張って殺し愛を切り抜けて最悪の結末を回避したので、ご褒美にいつでも人間辞められるアイテム、ゲットだぜ。やったね!
     水木さんがサマエルに一矢報いるシーンは言葉選びと言いますか、読者側に納得できる理屈をお出しできたかで戦々恐々としています…。この際サマエルに一発ぶちこむ為に果実を囮にしたって簡単な理由だけでもわかってくださればいいなって…。でないと水木さんもやられっぱなしで悔しいでしょうねぇ!
     スポーツだって点数に圧倒的差が出て終わった時、負けた側が0点で終わるよりも1点でも入れた方が「負けた側も頑張った!」感が増すじゃないですか。でなきゃ33―4もネタとして今でも擦られてなかったのでは?33―0より33―4の方がマシだよ!という屁理屈。な阪神無。
     二度目の愛の告白回となった後編。ちゃんと言っておかないとねこういう大切な気持ち。言わせたかったんだよ!
     突然ながらお蔵入りになりつつあるネタをここでお出しするのですが、水木さんが手作りパンケーキとクリームソーダをゲゲ郎殿と鬼太郎にふるまう機会、いつ書けるでしょうかねぇ…。


    【鬼太郎】
     今回書くつもりがなかったあとがきを書くに至った理由の一片。読んでくださった皆様から今回の一件から「父二人で鬼太郎のケアしてくれー!」というお声を頂いておりまして、たぶん表に出てないだけで他の読者の中にも同じ意見の方も多々いるんだろうなって想像しています。
     だから言わせてください。鬼太郎、いや鬼太郎君、君のメンタルケアは……メンタルケアネタが……無いんです!本当に!なんにもない!!ネタの引き出しがすっからかんだ!!
     むしろ今回の件を多少引きずってもらった後に酷い目に合わせる予定の方がある!水父が本気でブチギレる火種になってもらうシナリオは用意してある!なんて奴だ!この下道!裏鬼道衆!ごめんな鬼太郎君!!
     申し訳なくなってきたから泥酔した水木さんに絡まれていっぱいぎゅってされた上に額やらほっぺにいっぱいちっすされろ!それ見たゲゲ郎殿も混ざりたくて二人をぎゅっとして三人でイチャイチャしろぉ!それしか浮かばねぇ!
     元々水木さんとゲゲ郎殿の戦闘シーンで拘束されながらも水木さんをサポートしたり水木さんに鬼太郎君がビンタしたあと怒るシーンは今作執筆開始前にはまったく浮かばなかった展開でした。書き始めてみたら鬼太郎君ならこうするだろうというのが自然に浮かんできたので入りました。こういうのが脳内でキャラが勝手に動くってやつなのでしょうかね。


    【サマエル】
     今回書くつもりがなかったあとがきを書くに至った理由の大半がこいつの行動につて。
     サマエルが読者からヘイト買いまくりなのは草生えました。嫌われてますねコイツ。水父を散々引っ掻き回した後に美味しいところだけ持っていって勝ち逃げしたらそりゃそうですよね。
     当初から水父を荒らすのは蛇が適任だと思っていたのでサマエルを抜擢。サマエルの存在自体はペルソナ3と4、真メガテンⅢをプレイして知っていた、お気に入り悪魔の一体であります。
     特に真メガテンⅢでは終盤メンバーにいましたから思い入れもある。CGデザインが可愛いんですよ。見たことない人には是非見て欲しい、どれくらい私が影響受けてるかもわかるはず。
     性格については初期案からほぼそのまま。愉快犯として水父を荒らしてもらいました。書いててずっとイメージCVとして上田燿司さんのボイスで再生されてたのはきっと内面のモデルとなった某シリーズの蛇のせい。
     実のところ目を潰されてから全盛期の力を失っていたという設定があります。それでも人や妖怪を唆す力はあまり衰えてなかったので、各地を転々としながら目の治療方法をゆっくり探しつつ、時々暇潰しに人間や妖怪を唆して破滅させて楽しんでいたんでしょうねきっと。
     目が見えなくても声とか匂いとか気配とか肌で絶望を感じてその感情をおやつ感覚でつまんでたかも。
     作中で当人が言ったように依頼に関しては何一つ嘘は言ってません。身を偽ったり隠しはしたけど。
     水木さんに平和的解決があるのをちらつかせておいていざとなったらどっちかが死ぬ二択お出しするのもサマエル流お遊び。武器を渡された水木さんがゲゲ郎殿を故意に攻撃してたらもっと楽しそうにしてたし、水木さんが殺意むき出しでゲゲ郎殿に応じてたら満点上げてたでしょう。水木さんがそんなことするわけないですけど。
     そんなサマエルの今回の企み、ちょっと説明が入りきらなかった部分があるので、そこを解説します。
     神の結界と罠については作中で説明があった通りです。仕掛けた神とその真意については特に決めてないので、「この神様ならやりそー!」ってのがいたら教えてくださると喜びます。閃けば水父小説のネタになります。
     もしも水木さんかゲゲ郎殿、どっちかが死んだ場合、罠は停止してゲゲ郎殿の生死に関わらず解放します。この時、罠は一旦初期化されて結界込みで一時的に発動しない、果実が無防備になるタイミングが生じ、サマエルはそこを掠め取る腹積もりでした。だから水木さんとゲゲ郎殿、どっちが死んでも構わなかったというわけです。
     ゲゲ郎殿の妖力が吸われてたのは、ゲゲ郎殿の理性が罠を振り切って表に出てこようとしたから抑え込もうとしていた兼、次に備えてエネルギーを溜め込んでおきたいと罠が緊急でそう動いたからです。
     万が一水木さんがゲゲ郎殿と鬼太郎君を置いて逃亡した場合、鬼太郎君は解放されるでしょうけど、ゲゲ郎殿はずっとそのまま。果実の守護者になっていたでしょう。
     鬼太郎ファミリーを呼んできたところで結末は変わらないですね。相対する数が増えるので、鬼太郎ファミリー達に荊の蔓が襲いかかる展開になるでしょう。で、サマエルはそれをアクション映画を観る感覚で楽しむだけ。
     さて、今回逃亡したサマエルですが、当面先になりますが再登場する予定はあります!果たしてその時サマエルはどんな企みを仕掛けてくるのやら!水木さんはサマエルにツケを払わせることができるのか?!
     続きが見れるかは私のモチベ次第!公式からのほどほどな供給と皆さんの感想が糧になります!
     毎回感想コメやDM、スタンプ、X(Twitter)でRPしてくださったり感想を呟いてくださる皆様ありがとうございます!励みになります!
     余談になりますが、今回の前後編書いてる裏でとある神絵師様の設定をお借りした父父小説を投稿し、そっちでもとある蛇を登場させてたのですが、あっちは平和的に終わったのに落差には自分でも草生えます。短期間で蛇ネタを二つ使うとは思いもよりませんでした。

     さて、そろそろあとがきを終わりますが、この先についてちょっと不安点が。
     100%自己満足性癖は貫きますが、もしかしたらカプ要素が薄くなるかもしれません。合間に水父イチャイチャさせたいですが!エロネタも用意してますが!イチャイチャねじ込みたい欲はありますが!
     番外編の方はイチャイチャ要素強めになり……なり……そういう回じゃないのも挟みますが!分割する話しはどんどん戦闘させていくので!『水父+誰か』という要素が強くなりますが!許して!なんせ私はバトルものが好きなんでね!
     水父が肩を並べて戦うのが好きな方はついてきな!ゴールデンドライブ!!グッドナイト!!
     最後に次回作についてですが、水木さんの後輩にしてオリキャラ、佐々柳が主役の回です。ちゃんと水父要素あります。佐々柳にとあるミッションが課されますが、果たして彼女の運命はどなるのか?! あ、ギャグ回ですので肩の力は抜いて大丈夫です。
     それでは改めまして、『「  」の絶叫』前後編を読んでくださり、ありがとうございました!!
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