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    おもち

    気が向いた時に書いたり書かなかったり。更新少なめです。かぷごとにまとめてるだけのぷらいべったー→https://privatter.net/u/mckpog

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    おもち

    TRAININGRenkyotto。もしかしてこの二人めちゃくちゃ可愛くない…?と思って書いちゃったんですけどまだ全然分かってないです、今私が持ってるイメージのみで書いてます、たぶん間違ってると思うのでなんでも大丈夫な方のみお願いします。
    くすぐったさを感じて肩をすくめた。閉じていた目をゆっくり開くとまだ暗い部屋の中、俺の目の前に見慣れた顔がいつものにやけヅラをしまって変に真面目な顔で俺のことを見つめてる。くすぐったかったのは俺の耳で、それを目の前のやつが触ってるらしい。
    「なに……」
    掠れた声で呟いて、触るなと言う意思表示のため少しだけ顔を動かした。俺の声も仕草も何も気にせず、スリッと耳たぶを撫でるバカエイリアン。
    「んっ……レン、やめろ」
    「んー。おはよ、キョウ」
    「……いま何時」
    「まだ夜中。二度寝がオススメだよ」
    「……おまえは俺の耳に何してんの」
    「なにも。ピアスの穴が気になって」
    言いながらもう一度レンの指が動く。唇を噛んでムズムズする感覚を堪えた。自分だって同じように穴が開いてるだろう、なにが気になるって言うんだ。言うだけじゃ聞かないらしいから、布団から手を出してレンの手首を掴んだ。引っ張れば案外簡単にその手は耳から離れる。
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    おもち

    TRAININGPsyBorg。ひまわり畑でデートをしてくれ🌻
    画面いっぱいに映るその花にピントを合わせシャッターを切る。角度を変えて、近づいて離れて、満足いくまで何度も何度も写真を撮った。フォルダを確認しその出来にうんと頷くと、いつのまにかすぐ近くに来ていたふーふーちゃんが「いい写真は撮れたか?」と優しく声をかけてくれた。
    「うん、おまたせ」
    「いいや、浮奇を見て楽しんでいたからいくらでも」
    「俺? ただ写真を撮ってただけだよ?」
    「浮奇の見ている世界をそのままに映そうとしているんだろう。俺もその写真が楽しみだし、試行錯誤してる様子はかわいい」
    「……ふーふーちゃんも写真撮って。俺もふーふーちゃんの見てる世界を見たい」
    「んー、それだと向日葵の写真にはならないかも」
    広大なひまわり畑を目の前にして、ひまわりの写真にならないってどういうこと? 首を傾げる俺を見てふーふーちゃんは目を細めて微笑んだ。あ、いま、写真を撮りたい。傾いてきた太陽が風で揺れるたくさんのひまわりと、やわらかく笑うふーふーちゃんを照らしてる。思わずカメラを構えてシャッターを切ったらふーふーちゃんが吹き出すようにして笑った。ふーふーちゃんの笑った顔が大好きだ。もう一枚、あとちょっと、と何度かシャッターを切る。
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    おもち

    TRAININGPsyBorg。まーた朝の話書いてる…。
    天気、スケジュール、交流など、さまざまな外的要因でストレスを溜めやすいたちの恋人は、それでも簡単には疲れたと口にしないで一人で抱え込んでしまいがちだ。ここへ来るまでの移動にだって体力を使ってしまうだろうから俺が浮奇の家に行くことも提案したのだけれど、ふーふーちゃんの家でのんびりしたい、久しぶりにわんちゃんにも会いたいな、と言われてしまえば断ることはできなかった。たしかに浮奇の家より田舎にあるから無駄に広いし周りは静かだし、リラックスするのならこっちの方が適しているだろうけど。久しぶりに見るその顔がやつれていたらどうしようと心配していた俺の期待をいい意味で裏切ってくれて、浮奇はにこにこと楽しそうな様子で俺にハグとキスを浴びせた。到着時間が遅かったから昨日はデリバリーで簡単に夕飯を済ませた後二人で時間をかけて風呂に入り、毎日通話していても話し足りない会話を楽しむために晩酌をしようと思っていたのだけれど……やっぱり目の前にいると話すだけじゃ物足りなくなって。疲れているからかアルコールが回りやすかったらしい浮奇がいつもより早く瞳をとろけさせて俺を見つめ、俺はそれ以上浮奇が酔って眠ってしまう前にとベッドに彼を連れ込んだ。
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