腐向け
arei_ash
REHABILI景丹/景恒一緒にお酒を呑む二人の話
*何でも許せる方向け
Amber's temptation『偶には私と一献傾けるのはどうだろうか』
突如として送られてきた一通のメッセージに丹恒はぱちりと目を瞬いた。その送り主は、羅浮の将軍──景元であった。しばらくの間、依頼のために星穹列車は羅浮に留まることになっていた。誰かを通じて、景元の耳に入ったのかも知れない。それに軽く息を吐いて、どうしたものかと思案を巡らせる。
彼が丹楓の生まれ変わりである自分を何かと気にかけている事は知っていた。おそらく自分とかつてのように親しくなりたいのだろうことも。だが、丹恒は、彼との接し方が未だ分からずにいた。長きに渡って囚われていた場所から救ってくれたのは紛れもなく彼だ。それには感謝をしてもしきれない借りがあるが、どうしたらいいものか。
2357突如として送られてきた一通のメッセージに丹恒はぱちりと目を瞬いた。その送り主は、羅浮の将軍──景元であった。しばらくの間、依頼のために星穹列車は羅浮に留まることになっていた。誰かを通じて、景元の耳に入ったのかも知れない。それに軽く息を吐いて、どうしたものかと思案を巡らせる。
彼が丹楓の生まれ変わりである自分を何かと気にかけている事は知っていた。おそらく自分とかつてのように親しくなりたいのだろうことも。だが、丹恒は、彼との接し方が未だ分からずにいた。長きに渡って囚われていた場所から救ってくれたのは紛れもなく彼だ。それには感謝をしてもしきれない借りがあるが、どうしたらいいものか。
tasuku
DONE腐向け、アスキラ若干のシン→キラ、シンルナあり
お互いに遠慮しないのがアスキラと聞いて、それもそうだなと思って書きました
仲良く口喧嘩しな
アスランだからいっかな?って思って「キーラァ?」
ミレニアムの格納庫に並ぶモビルスーツ。その中のひとつのコクピットでキーボードを叩いているキラにアスランの苛立った声がかかる。
「あれ?アスラン?どうかした?」
「どうしたもこうしたもない!お前が俺との約束すっぽかすから、わざわざ迎えに来てやったんだろうが!?」
「え?約束って午後でしょ?」
労働基準法がどうのこうのと強制的に取らされた半休で、アスランと出掛ける約束をしていたことはキラも覚えていた。
「とっくに午後だ!この馬鹿!」
アスランは約束の時間から一時間以上経過している腕時計をキラの眼前に突きつける。キラはプログラマーの集中力で昼食も取らずにコードを打ち込み続けてしまったようだ。
「あ、本当だ。……えっと、ごめん」
3966ミレニアムの格納庫に並ぶモビルスーツ。その中のひとつのコクピットでキーボードを叩いているキラにアスランの苛立った声がかかる。
「あれ?アスラン?どうかした?」
「どうしたもこうしたもない!お前が俺との約束すっぽかすから、わざわざ迎えに来てやったんだろうが!?」
「え?約束って午後でしょ?」
労働基準法がどうのこうのと強制的に取らされた半休で、アスランと出掛ける約束をしていたことはキラも覚えていた。
「とっくに午後だ!この馬鹿!」
アスランは約束の時間から一時間以上経過している腕時計をキラの眼前に突きつける。キラはプログラマーの集中力で昼食も取らずにコードを打ち込み続けてしまったようだ。
「あ、本当だ。……えっと、ごめん」
あっぷるジュース
DOODLE⚠腐向け⚠夕方に上げた黒モクのきれいなやつ!キャンパスサイズを理解してなくて途中からぶつ切りされてるけど気にしないでください(圧)
最後の1枚はまた今度ちゃんと乗せるね
⚠腐向け⚠ 3
86mayuri
DONE全文はpixivに上げています。【墜天の王 蔭 11 蜜月】長編修帝小説の一部。追憶。原作軸。翼の団時代の回想シーン。阿修羅×帝釈天
墜天の王 11 その馴れ初めは焦がれて苦く ②.
天域の四季は比較的温暖でだいぶ気候も春めいて穏やかになってきたところだが。窓を開け放って就寝するにはまだ早い。日中の気温とはさすがに違うこともあり、帝釈天が腰掛けていた大きな出窓も今は閉じられている。
正面の窓の外で自由に枝を伸ばす桜の木はちょうど見頃を迎えていた。
商人の邸宅に咲く大きな桃の花も見事だったが、それよりも控えめな色合いの柔らかい薄紅は、彼の白に近い金糸のような髪色によく馴染む。そこで春の景色に溶け込みその一部となったように出窓で羽根を休める彼の中に、季節の移ろいを静かに見守る優しさを見たような気がした。
収まらない怒りをぶつけるまま、仕事を放り出して呆けていたとそう見えていた昼の自分とは、全く異なる見立てになったが。
3033天域の四季は比較的温暖でだいぶ気候も春めいて穏やかになってきたところだが。窓を開け放って就寝するにはまだ早い。日中の気温とはさすがに違うこともあり、帝釈天が腰掛けていた大きな出窓も今は閉じられている。
正面の窓の外で自由に枝を伸ばす桜の木はちょうど見頃を迎えていた。
商人の邸宅に咲く大きな桃の花も見事だったが、それよりも控えめな色合いの柔らかい薄紅は、彼の白に近い金糸のような髪色によく馴染む。そこで春の景色に溶け込みその一部となったように出窓で羽根を休める彼の中に、季節の移ろいを静かに見守る優しさを見たような気がした。
収まらない怒りをぶつけるまま、仕事を放り出して呆けていたとそう見えていた昼の自分とは、全く異なる見立てになったが。
k__tksm0927
DOODLE堕ちるSide H
──おれには、好きな人がいる。
名前は月島蛍。「ほたる」と書いて「けい」と読む。本人は入学してから散々突っ込まれたらしく、こちらが聞くまでもなく「それ、けいって読むから。」と先に伝えられた。
身長は百九十センチを超えていて、おれより二十センチ以上もの身長差がある。
同じバレーボール部に所属していて、同じポジション。異名は「烏野の理性。」その名の通りただただ冷静に物事を判断して、試合に臨む。
最初こそはプレーは最低限、言われたことだけを淡々とこなし、時には、いや常に嫌味を言う。そんな奴だと思っていた。
ただ、なぜか次第に目が離せなくなりこれが初恋なのだと気付くには、さほど時間は掛からなかった。
一度気付いて仕舞えばそれは止まることを知らず、胸の中だけに仕舞っておくにはおれにはできなくて、
1247──おれには、好きな人がいる。
名前は月島蛍。「ほたる」と書いて「けい」と読む。本人は入学してから散々突っ込まれたらしく、こちらが聞くまでもなく「それ、けいって読むから。」と先に伝えられた。
身長は百九十センチを超えていて、おれより二十センチ以上もの身長差がある。
同じバレーボール部に所属していて、同じポジション。異名は「烏野の理性。」その名の通りただただ冷静に物事を判断して、試合に臨む。
最初こそはプレーは最低限、言われたことだけを淡々とこなし、時には、いや常に嫌味を言う。そんな奴だと思っていた。
ただ、なぜか次第に目が離せなくなりこれが初恋なのだと気付くには、さほど時間は掛からなかった。
一度気付いて仕舞えばそれは止まることを知らず、胸の中だけに仕舞っておくにはおれにはできなくて、