東間の保管庫
PAST久々知×タカ丸さんのペーパーくくタカペーパー春コミペーパー
笛と太鼓の音が聞こえる。
初めて来た街をふらふらと散策していると、大通りの奥から微かにお囃子が聞こえてきた。その音につられて、音のする方に歩いていくと、小さな神社が見えた。小高い丘の上に鳥居とお社がある。石畳の階段を昇って行くと、小さな社のわりには大きな境内があって、沢山の人がいた。人垣の真ん中で色鮮やかな衣装をまとった獅子舞が舞っていた。
赤い顔をして、歯をかたかたと慣らしては見物人の頭を噛んでいく。その度に歓声が上がり、獅子舞はまたひらりひらりと舞った。
「へぇ…」
お囃子の音にまぎれて、昔の記憶が甦って来る。
あの時は、大好きな人と一緒だった。学校のお使いの後にたまたま寄った村でやっていた小さな祭り。今聞こえているお囃子とは全く違う笛の音が頭の中に響いた。
4652笛と太鼓の音が聞こえる。
初めて来た街をふらふらと散策していると、大通りの奥から微かにお囃子が聞こえてきた。その音につられて、音のする方に歩いていくと、小さな神社が見えた。小高い丘の上に鳥居とお社がある。石畳の階段を昇って行くと、小さな社のわりには大きな境内があって、沢山の人がいた。人垣の真ん中で色鮮やかな衣装をまとった獅子舞が舞っていた。
赤い顔をして、歯をかたかたと慣らしては見物人の頭を噛んでいく。その度に歓声が上がり、獅子舞はまたひらりひらりと舞った。
「へぇ…」
お囃子の音にまぎれて、昔の記憶が甦って来る。
あの時は、大好きな人と一緒だった。学校のお使いの後にたまたま寄った村でやっていた小さな祭り。今聞こえているお囃子とは全く違う笛の音が頭の中に響いた。
東間の保管庫
PASTいけいけどんどんな久々知でもいいかぁ…と妄想したらこうなった。ダメと言ってもきかなくて 【くくタカ】押し倒されて、しがみ付いてきた手が背中をのそのそと這いずるのを感じながら、タカ丸は悩む。
なんでこんなことになっているのだろうか?と。
自分にしがみついてキスを繰り返しているのは1つ年下のお隣さんだ。出会ったのはタカ丸が7歳で、6歳になったばかりの子供が隣にいると聞いた時には嬉しかった。引っ越してきました、と挨拶に行けば、顔を真っ赤にして「くくちへいすけです」と挨拶をしたのが思い出される。
それから10年、本当にいい友達だと思っていたのに。
そう思っていたのはタカ丸だけで、お隣さんはそうではなかったらしい。
気がつけば、手を握るのが当たり前になって、そばにぴったりとくっついているのが普通になった。お隣さんの家は両親が働いていて忙しい。だから寂しさをタカ丸にくっつくことで寂しくないようにしているものだとばかり思ったのに。
1729なんでこんなことになっているのだろうか?と。
自分にしがみついてキスを繰り返しているのは1つ年下のお隣さんだ。出会ったのはタカ丸が7歳で、6歳になったばかりの子供が隣にいると聞いた時には嬉しかった。引っ越してきました、と挨拶に行けば、顔を真っ赤にして「くくちへいすけです」と挨拶をしたのが思い出される。
それから10年、本当にいい友達だと思っていたのに。
そう思っていたのはタカ丸だけで、お隣さんはそうではなかったらしい。
気がつけば、手を握るのが当たり前になって、そばにぴったりとくっついているのが普通になった。お隣さんの家は両親が働いていて忙しい。だから寂しさをタカ丸にくっつくことで寂しくないようにしているものだとばかり思ったのに。