siguta_w
DONE2022年#いい21歳の日炊き込みご飯の話 開発室の入り口にはセキュリティ上、エンジニアか正規隊員しか入れないよう認証システムがついている。
ピッ、と音を立ててロックが解除される。
すんなり横に開いていく扉を何ともなしに眺めながら、今日の昼飯は軽すぎたな。と関係のないことを考えていた。
ラボの中を進むと奥に見慣れたシルエットが見つかり「よっ」と声をかけた。
「あ、諏訪。トリガーの調整終わったよ」
雷蔵がずるっと音を立てて麺のようなものを啜っている。辺りは食欲がそそられるスープの香りが漂っていた。
「ん、サンキューな。しっかしお前、今夕方だぞ。変な時間に食ってんな。大丈夫か?」
「ちょっと小腹空いたんだよね。でもほら、みてよ。室長の娘さんからだってさ」
4242ピッ、と音を立ててロックが解除される。
すんなり横に開いていく扉を何ともなしに眺めながら、今日の昼飯は軽すぎたな。と関係のないことを考えていた。
ラボの中を進むと奥に見慣れたシルエットが見つかり「よっ」と声をかけた。
「あ、諏訪。トリガーの調整終わったよ」
雷蔵がずるっと音を立てて麺のようなものを啜っている。辺りは食欲がそそられるスープの香りが漂っていた。
「ん、サンキューな。しっかしお前、今夕方だぞ。変な時間に食ってんな。大丈夫か?」
「ちょっと小腹空いたんだよね。でもほら、みてよ。室長の娘さんからだってさ」