uncimorimori12
DOODLEカブライ短いやつ。二人でお茶してるだけ。
暴力的表現が含まれるので、苦手な方は注意してください。
羽虫の一生「すみません、ライオス。今日は用事があって」
カブルーは申し訳無さそうに眉を下げると、一礼をしてからあっという間に執務室を去っていった。今日中に片付けておくべき案件は無い。加えて、カブルーは明日休暇の予定であったので、タイミングが良いかと食事に誘ったのだが、結果はこの通り撃沈に終わってしまった。ライオスにとってタイミングが良いということは、つまりカブルーにとっても同じことが言えるので、直前で誘えば彼の予定が既に埋まってしまっていることは、よく考えれば当然であった。
しょうがない。仕方ない。都合が合わなかっただけ。そう言い聞かせてはいるが、実は今のようにカブルーがライオスの誘いを断ったのは、今回で三回目となる。しかも、連続しての三回だ。これは流石に、鈍いと言われるライオスにも分かる。カブルーの都合が合わないのは偶然ではない、故意だ。
8754カブルーは申し訳無さそうに眉を下げると、一礼をしてからあっという間に執務室を去っていった。今日中に片付けておくべき案件は無い。加えて、カブルーは明日休暇の予定であったので、タイミングが良いかと食事に誘ったのだが、結果はこの通り撃沈に終わってしまった。ライオスにとってタイミングが良いということは、つまりカブルーにとっても同じことが言えるので、直前で誘えば彼の予定が既に埋まってしまっていることは、よく考えれば当然であった。
しょうがない。仕方ない。都合が合わなかっただけ。そう言い聞かせてはいるが、実は今のようにカブルーがライオスの誘いを断ったのは、今回で三回目となる。しかも、連続しての三回だ。これは流石に、鈍いと言われるライオスにも分かる。カブルーの都合が合わないのは偶然ではない、故意だ。
ぎんまる
DONEカブライ14巻の宴の夜。結局食べたのどうなのって気になって書いた
インターバル 夜の砂浜を滑る風が、焚き火の香りと笑い声を乗せてきた。
こんな時間までまだ起きて飲み食いしている冒険者がいるのだろうか。どんな胃袋の持ち主なんだ。
こっちはパンパンに膨れた腹が苦しくて眠れもせず、砂浜で大の字に転がっているというのに。
波に隔てられた海の向こうには千年の時を超えて大陸とともに浮き上がってきた黄金城の尖塔が見えている。
迷宮が崩壊し、悪魔と三つ首の魔物が現れ、どちらもが姿を消し、ひとりの男が王となった。激変の一日もとうとう夜を迎え、寝袋を広げてキャンプを張る者や街に戻る者などそれぞれに過ごしている。
カブルーは胃に圧迫されて苦しい肺をなんとか動かして息をついた。
自分でも信じられないことに、この腹を膨らませているのは竜の肉をふんだんに使った料理の数々だ。
2995こんな時間までまだ起きて飲み食いしている冒険者がいるのだろうか。どんな胃袋の持ち主なんだ。
こっちはパンパンに膨れた腹が苦しくて眠れもせず、砂浜で大の字に転がっているというのに。
波に隔てられた海の向こうには千年の時を超えて大陸とともに浮き上がってきた黄金城の尖塔が見えている。
迷宮が崩壊し、悪魔と三つ首の魔物が現れ、どちらもが姿を消し、ひとりの男が王となった。激変の一日もとうとう夜を迎え、寝袋を広げてキャンプを張る者や街に戻る者などそれぞれに過ごしている。
カブルーは胃に圧迫されて苦しい肺をなんとか動かして息をついた。
自分でも信じられないことに、この腹を膨らませているのは竜の肉をふんだんに使った料理の数々だ。
あんころ雑多倉庫
DOODLE【R指定いるんか?】キメラカブライ産卵素敵な元ネタはしおどめさんとこのメディア欄から履修してきてください(たぶんそれ見ないとわからない)
※これ描くのに2時間くらいヘビの産卵動画観た、描いてる時間より長い 2
楽衣智
DOODLEつけ耳しっぽで気を惹かせるのことができるなら…と思いきって着けてみたら、反応が可愛すぎて真顔なカブ。前回のカブライ絵、pixiv投稿に反応ありがとうございました!だいぶ間が開いてからの投稿になりました💦
こたつ
DOODLEベッタベタ展開カブライ「…………」
王になってからのライオスは時々ぼんやりと外を眺める癖がついた。
「何を探しているのか知りませんが、魔物はここには現れませんよ」
うっと詰まって、彼は気恥ずかしそうに頭を掻いた。どうやら図星だったらしい。
「たまにはあの味を恋しく思ってもいいじゃないか」
「全くあなたって人は」
これでは午後から公務に支障が出そうだ。恨めしそうに見上げる視線の前に腰をかける。俺を側に置いていながら、さっきの言葉は見過ごせない。それに、仮にも恋人がいるというのにそっちのけで魔物の話とは面白くはなかった。
「あんたは俺だけ食べておけばいいんです」
ぽかんとした瞳が俺を見つめる。こういう時に言葉はわりと無力だということを、俺は最近の経験で学んだところだ。
567王になってからのライオスは時々ぼんやりと外を眺める癖がついた。
「何を探しているのか知りませんが、魔物はここには現れませんよ」
うっと詰まって、彼は気恥ずかしそうに頭を掻いた。どうやら図星だったらしい。
「たまにはあの味を恋しく思ってもいいじゃないか」
「全くあなたって人は」
これでは午後から公務に支障が出そうだ。恨めしそうに見上げる視線の前に腰をかける。俺を側に置いていながら、さっきの言葉は見過ごせない。それに、仮にも恋人がいるというのにそっちのけで魔物の話とは面白くはなかった。
「あんたは俺だけ食べておけばいいんです」
ぽかんとした瞳が俺を見つめる。こういう時に言葉はわりと無力だということを、俺は最近の経験で学んだところだ。