umeno0420
DONEぐだビリとしていますがふたりは友達です。将来的な可能性としての表記であり恋愛の話はしていません。
忠誠心の幻肢痛「君が死んだら戦争をあげる」
ビリーはそう言って微笑んだ。俺は頰を搔こうとして、両手が添え木と共に包帯でぐるぐる巻きにされていたことを思い出す。彼が怒っていることが分かったのは成長か、それとも怒っていることしか分からなかったから退化か、果たして今から考えても間に合うだろうか。
世界を救い始めてから、もう幾度目かの大怪我だった。でも負けてはいないから、俺は今日も生きていた。生きて、なんとかカルデアに帰り着いて、自室のベッドに寝られるようになったころ。そういうタイミングを狙い澄ますように、ビリーは現れる。特に挨拶なく部屋に入ってきて、デスクに備え付けの椅子をベッドの横まで引きずってきて、無言のままどかりと偉そうに腰をかけた。それで俺からかけた声を遮って、言うことには。
1999ビリーはそう言って微笑んだ。俺は頰を搔こうとして、両手が添え木と共に包帯でぐるぐる巻きにされていたことを思い出す。彼が怒っていることが分かったのは成長か、それとも怒っていることしか分からなかったから退化か、果たして今から考えても間に合うだろうか。
世界を救い始めてから、もう幾度目かの大怪我だった。でも負けてはいないから、俺は今日も生きていた。生きて、なんとかカルデアに帰り着いて、自室のベッドに寝られるようになったころ。そういうタイミングを狙い澄ますように、ビリーは現れる。特に挨拶なく部屋に入ってきて、デスクに備え付けの椅子をベッドの横まで引きずってきて、無言のままどかりと偉そうに腰をかけた。それで俺からかけた声を遮って、言うことには。