huxaora
MOURNING『瞳に映る遠い空』(リン主♂)「それでね、ドラゴが……」
生き生きした輝く瞳でリングは楽しげに元相棒であるドラゴの事を話す。
「そしたら……ってトレイニー、大丈夫?」
疲れちゃった?と顔を覗き込んでくる心配気なリングに曖昧に笑って首を振る。
「……ちょっと早いけど、今日は宿に戻ろう」
リングの言葉にうなづきグリップを強く握りしめて走り出す。
――何処かぽっかり穴の空いた心を抱いたまま――
リングの瞳は青空を切り取ったような澄み切ったスカイブルー。
色んなものを写すその瞳に空虚な自分が映る。リングの友を思う気持ちを知りながらもソレに絶望している自分が。
澄み切った美しい瞳、側にいるのにそれは……何処までも遠く感じた
326生き生きした輝く瞳でリングは楽しげに元相棒であるドラゴの事を話す。
「そしたら……ってトレイニー、大丈夫?」
疲れちゃった?と顔を覗き込んでくる心配気なリングに曖昧に笑って首を振る。
「……ちょっと早いけど、今日は宿に戻ろう」
リングの言葉にうなづきグリップを強く握りしめて走り出す。
――何処かぽっかり穴の空いた心を抱いたまま――
リングの瞳は青空を切り取ったような澄み切ったスカイブルー。
色んなものを写すその瞳に空虚な自分が映る。リングの友を思う気持ちを知りながらもソレに絶望している自分が。
澄み切った美しい瞳、側にいるのにそれは……何処までも遠く感じた