露草490
REHABILI※楓応、知的好奇心が先んじてしまう応星さんの話※冒頭が全て、ぬるい緊縛描写
好奇心猫をも殺す「なあ、突然で悪いんだが、ちょっと俺を縛ってみてくれないか?」
「……は?」
この男はまた突然と何を言い出したのだろうか。丹楓は隣に座る応星の突拍子もない発言に対して思わずと低い声を溢した。応星とは今の今まで他愛のない雑談をしながら盃を交わしていただけの筈なのだが、その状況から何がどうしてそんな提案をするに至ったのか、まるで理解ができなかったのだ。
しかし普段の応星の行動パターンから察するに、これは先の会話の流れからそう成った、という訳ではなく、何かしらの端的な要素がこの男の中にある創作意欲という琴線に触れてこうなってしまったのだろう。そこまでを察した所で丹楓は項垂れたように指先で眉間を押さえた。
4273「……は?」
この男はまた突然と何を言い出したのだろうか。丹楓は隣に座る応星の突拍子もない発言に対して思わずと低い声を溢した。応星とは今の今まで他愛のない雑談をしながら盃を交わしていただけの筈なのだが、その状況から何がどうしてそんな提案をするに至ったのか、まるで理解ができなかったのだ。
しかし普段の応星の行動パターンから察するに、これは先の会話の流れからそう成った、という訳ではなく、何かしらの端的な要素がこの男の中にある創作意欲という琴線に触れてこうなってしまったのだろう。そこまでを察した所で丹楓は項垂れたように指先で眉間を押さえた。