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    Fjskro1439

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    Fjskro1439

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    ふみおせ
    依央利視点。
    普段淡々と接してくる🩵がいつもと違う表情をしてるのが楽しい🧡の話。

    💚「さっさと理解くんに付き合ってること言えばいいのに」
    🩵「相手がふみやさんじゃなければ言えたんだけど…」

    #カリ腐マ
    crsm bl
    #ふみおせ
    fumiohse

    それはキッチンで洗い物をしていた時の事。
    2階の方から凄い音がした。
    誰か何か落としたか倒しでもしたのかな、なんて呑気に考えていたらリビングの扉が開いた。
    誰だろと思い振り返る。
    「大瀬さん?」
    「っ、いおくんっ!」
    かなり慌てた様子で入ってきた大瀬さんはきょろきょろと辺りを見回している。
    だけど足音が聞こえて来ると小さく悲鳴あげキッチン横の物置に隠れるように入った。
    「ふみやさんには自分はここに来てないと伝えてください!」
    「え?」
    「お願…あのっ、命令だよっ!」
    「承知しました〜!」
    おやおやおや〜?
    あの大瀬さんが僕に命令なんて珍しい事もあるもんだなー。
    うんうん、やっと大瀬さんも僕の使い道を分かってきたんだね!
    これは奴隷契約結んでもらえる日も近いかも、なーんて。
    それから少しして今度はふみやさんが入って来た。
    「依央利、大瀬来なかった?」
    「こっちには来てないですよ」
    喧嘩でもしたのかなと予想した。
    でもふみやさんの機嫌は悪くない。
    それなら何故大瀬さんは逃げる必要があったのか。
    「…依央利、命令。大瀬どこ?」
    「はいはーい!ここでーすっ!」
    ふみやさんからの命令、その言葉に体が勝手に動いて物置の扉を開けていた。
    「!?いおくんの裏切り者〜っ!!」
    「やだなぁ、僕と奴隷契約を結んでいない大瀬さんが悪いんだよ?ねぇ、今後の為にもこの契約書に捺印してよ!」
    「しないっ!いおくんのバカっ!!」
    捺印を迫る僕を押し退けた大瀬さんは物置から飛び出したことろでふみやさんにあっさり捕まった。
    暴れて逃げようとしてるけど、手首を掴まれ壁際に追い詰められていく。
    「なんで逃げんの?」
    「っ……だっ…て、ふみやさんが……キス、してきたから…」
    「いつもしてるのにダメなの?なんで?」
    「…理解さんの前…で、する…から…だから…」
    ビックリして逃げ出した、と。
    声はだんだん小さく、耳まで顔を赤くして目に溜まった涙は今にもこぼれ落ちそうになってる。
    キスはふしだら認識の理解くんの目の前でそんな事されたら、ね。
    大瀬さんは理解くんをかなり慕ってるし。
    免疫ない理解くんがどんな顔をしてその光景を見ていたのかが目に浮かぶ。
    ということは、さっきの凄い音は理解くんがぶっ倒れた音?
    「大瀬、俺は今めちゃめちゃキスがしたい」
    「ひぃぃっ!?」
    「理解の前じゃなきゃいいんだろ?」
    繋いだ手の指を絡めてじっと大瀬さんを見つめるふみやさん。
    あー、物凄く悪い顔してるー。
    助けを求めるように大瀬さんがこちらを見てくるけど…残念ながら、こうなったふみやさんは絶対に折れない、止められない。
    「…ぁ…ぅー……ん…」
    観念したのか大瀬さんはギュッと目を閉じる。
    軽く触れるだけのキスは角度を変え、何度も、次第に深く。
    ふと伏せられていた瞳が一度開き、ふみやさんと目が合った。
    洗い物は後回しにして、出来た奴隷は空気を読んで2階で倒れているであろう理解くんを回収に向かったのだった。
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    にし乃

    REHABILIいんこさんよりアイディアを頂きました、『狭いロッカーに閉じ込められてむらむらむんむんしてしまうまだ付き合っていない五夏♀』です。好みで呪専時代の二人にしてしまいました。むらむらむんむんはしなかったかも知れません、すみません…。
    拙いものですが、いんこさんに捧げます。書いていてとっても楽しかったです、ありがとうございました!
    とても短いので、スナック感覚でどうぞ。
    In the ×××「元はと言えば、君が帳を下ろし忘れたせいじゃないか!何で私までこんな目に!」
    「うるせぇ、今は口より足を動かせ!」

    特級の二人は、呪専の敷地内を並んで激走していた。

    「待て〜!!」
    「待〜て〜!!」

    担任である夜蛾が放った、呪骸の大群から逃れるために。

    「チッ、しつけーなぁ!」

    呪骸達が悟と傑を追いかけくる理由は一つ、彼らの親(?)が大変にお冠だからである。
    事の発端は昨日の、二人の共同任務にあった。現場は三年前に廃業し廃墟となったコンクリート工場であったのだが、悟が帳を下ろし忘れ、彼の手加減なしの『赫』と傑が繰り出した一級呪霊の容赦ない攻撃が営業当時のままにされていた大きなタンクを破壊してしまったのだ。
    住宅街からは離れた場所にあったとは言え、空気が震えるような爆発音に周囲は一時騒然となり、野次馬達や緊急車両の他に、上空には新聞社やテレビ局のヘリコプターなどもやって来る大騒動となった。
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