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    hana

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    hana

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    キャラらしさははっきりいってない。
    夢見里龍先生の書くイメージは出せないや………難しい😶‍🌫️

    鴆と藍星の小話望月の夜。
    灯りを持たず離舎にやってくるのは鴆である。

    薬学の勉強をしていた藍星の元にやってきたのは鴆だった。
    蟲の類は苦手なのに。
    死体に生えた茸とか、蛙とか、蝉の抜け殻とか。
    勉強とは知りつつも、思わず藍星は背に寒いものを感じて、身震いしてしまう。
    そういえば、慧玲も平然と蜘蛛やら蝉やら触っており、薬研で挽いている。
    ある意味似た者同士である。

    「食医殿の侍女殿は熱心だね」
    「…………」
    「何なに、蜘蛛」
    言いながら蜘蛛を出す鴆。
    藍星は悲鳴を必死に飲み込む。
    次は蛇。
    顔前に迫る蛇に耐える。
    心配かけられないから。

    次は………
    何も起こらなかった。
    何故か、鴆に頭を撫でられている。
    「強くなったようだね」
    「誰のせいだと」
    鴆を不敬にも睨めば、鴆はただ笑っていた。


    「お早いお帰りですね。喧嘩でもなさったのですか?」
    「いいや、眠ってしまってね」
    「それは残念でしたね」
    「今宵こそは、慧玲の華を散らすつもりだったよ」
    「は?」
    「どうかした?」
    「あれだけ仲良いのにまだ、一線超えていない、と?」
    「そうだよ。賢い君なら知ってるのかと思ってたけど。違った、ようだね」
    「…………なんか、以外でした」
    鴆は苦笑気味に笑っていた。
    「慧玲が望まないのであれば俺は無理強いする気はないよ。あっちから、迫ってきたら、すべもなく慧玲の全てをもらうけどね」
    「ごちそうさまでした。大丈夫ですよ、慧玲様は鴆様しかみていませんよ」
    「」
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