バレンタインネタクラブ緑青。
倉庫に運ばれたのは、多量のチョコレート。
甘ったるい香りである。
猫猫は耐えきれなくて倉庫を出る。
「甘ったるくて気持ち悪い」
「それは大変。産婦人科に行って診てもらった方がいいんじゃないの?」
「はぁ?それはあり得ないから」
「なんでよ。いい切れるの?」
「うん。今日3日目。絶賛出血大サービス中」
「なるほどね」
「ところで、猫猫はイケメン博士に本命チョコあげるわよね」
「なんで上げないといけないのさ。たくさんもらうんじゃないの?」
「バカね。義理と本命と混ぜるんじゃないわよ」
「めんどくさいじゃんよ」
「きっと待ってるわよ。猫猫の手作りチョコ。」
「手作り?姉ちゃんハードル上げないでくれないかな」
かくして、上手く載せられた猫猫は手作りチョコをプレゼントすべく、思案にくれるのだった。