君を見守る。ずっと。⚠️
・宇宙人によるご都合主義展開によって子供の頃の姿にされたユウマ(ご両親が亡くなってユウマだけ奇跡的に助かった後の姿)
・自己解釈なので解釈違いがあるかもしれません
・ユウマだけアークが見えるし触れられる
・捏造ありまくり
・短編。続かない。
それでも大丈夫な方はこのままお進み下さい。
ある日の事だった。
地球の外からきた宇宙人の手により、突然君は子供の姿に変えられてしまった。
「...?」
姿が見えるのか、私を見てはてなを浮かべた。大人だった君の記憶は、今は無いように見える。
君は、突然「あー!」と声を上げた。
「ぼくがかいたさいきょうのヒーロー!」
「...!」
どうやら、君が想像力で私を生み出したことを覚えているようだった。
小さな君に、私は優しく話しかける。
「...私は、君の想像力から生まれた。」
「...!!しゃべったあ〜!!!」
目を輝かせ、私の方をまじまじと見つめる君は、純粋無垢な子供そのものだった。
「あっ、なまえきめなきゃ!うーん...」
首を傾げるその行為は、君が想像力を解き放つその時と同じだ。
「はっ!」と何かを閃いたかのように、君は私を指さしてこう言う。
「アーク!きみはアークだ!」
「...アーク...か。」
ウルトラマンアーク。それは、石堂シュウという人間から付けられた名でもあった。
そして今、君が名付けた私の名は“アーク”。
これは偶然だろうか、それとも...
「うっ」
「...どうした?君。」
突然何かが喉につっかえたような声を出し、過呼吸になって泣きそうになっている君。
そんな君が、呼吸困難になりつつも声にした言葉は、
「おとう、さ、ん、、、おか、あ、さん、、」
父と母の名を呼んでいた。恐らく、今の君は両親を亡くした時の君なんだろう。
あの時守れなかった尊き命に、罪悪感を感じた。
私は姿勢を低くし、君を優しく抱きしめる。
「ふぇ...ひぐ、うっ、あー、く...?」
「...私は君であり、君は私だ。私は...いつも君の傍に居る。君を、見守っている。」
「...?...ぼくは...アークで、アークは...ぼく...?ずっと、いっしょ?」
君の問いかけに、静かに頷く。
すると、君は私を抱きしめ返してきた。
子供の君の力強さは、私にはあまりにも弱々しいと感じるが、時期にその姿が解けるであろうと私は信じた。
「...アークがいれば...さみしく...ない...」
「...。」
今すぐにでも過去に戻り、君の両親を助けたいと思うが、そんな事はできない。
今の君を...私が守らねばならないのだ。
オマケ【夏目リンside】
「ユウマー!どこにいるのー!!!
居たら返事してー!!!」
ユウマと逃げた宇宙人を追って、ユウマが突然「挟み撃ちにしましょう!」なんて作戦を急に言ったから焦って回り道しちゃったけど...
「ユウマも居ないし、宇宙人も見つかんない...
これって作戦失敗じゃ...」
辺りを見渡し、ため息をつこうとしたその時だった
「おねえちゃん、だれ?」
1人の子供が、私の元に寄ってきた。
こんな所に子供が居るのは危険だ。早くユウマを探し出して、宇宙人を追いかけないと...
「...えっと、私は夏目リン。
君...ユウマっていう人、見なかった?SKIPっていう所の、私達の仲間なんだけど...」
「ユウマ...?ぼく、ユウマだよ!」
「え?」
「そして、こっちにいるのがアーク!」
突然訳の分からないことを言い出したそのユウマという子供。
...これは...要するに...ユウマ、もしかして宇宙人の攻撃で子供になっちゃった!?
「どうかしましたか...って、子供?どうしてこんな所に?」
「石堂さん!た、大変だよ!ユウマが、ユウマが子供になっちゃった!!!」
「ユウマくんが...子供に...?」
NEXT...?(続きもオチも無い)