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    nanatolis_yuni

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    【ゲ謎父水】本番 スパークの本です

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    reikpic

    DONE診断メーカーで出た結果で書いた、呪専五悠。
    「小さな嘘をついた」で始まり、「今なら伝えられる」で終わる物語。
     小さな嘘をついた。
     特段バレても他愛のないものだ。虎杖にとっては、という但し書きが必要ではあるが。
    「俺だって、キスくらいしたことある」
     どうせ女性経験などないんだろうと茶化されたことに腹を立てた虎杖が、ムッとへの字に曲げて放った言葉だ。
    「は?んだよそれ」
     ご機嫌だった五条の機嫌が急降下して、予想外の反応に虎杖の目が大きく開かれる。
     思っていた反応と違う。と、虎杖は無意識に一歩その場から後ろに後退る。あまりにも五条の感情の発露が激しすぎたせいだ。
    「生意気なこと言ってんなよ」
     また一歩、虎杖が後退ると、トンっと背中に壁があたり逃げ場がないことを伝えてくる。
     五条の長い足がその感情のままに虎杖の腰横の壁に叩きつけられて、みるみるうちに虎杖の顔色が青くなった。
    「んむっ」
     知らず力の入っていた虎杖の唇に、五条は噛み付くようにキスをした。いきなり近づいてきた美貌に思わず目を閉じていた虎杖は、何が起こったのかよくわからないといったふうにぼうっとした顔で、数回瞬きをくり返す。
    「お前はこれがファーストキス」
     異論は認めないとでも言うように、五条はニヤニヤと茶化したときと同じよ 532

    reikpic

    MAIKINGセフレネタの五悠続き。二人がセフレになったときの話。エロは今回なし。
    ※未成年飲酒注意
    結構ぶつ切り。支部にあげるときにはちゃんと整理する。
    こんな関係になってしまったはじまりだけはしっかり覚えてる。
    覚えてるっていっても全部ではないんだけど、なんでこうなってしまったかだけは……。



    楽しく食事したりはしゃいだ後に静かな部屋に帰ってくると無性に寂くなることがある。慣れているはずのひとりが、耐え切れない瞬間。
    仙台にいたときのほうが一人に慣れていたはずなのに。
    夕飯前だったら自炊した食事を餌に伏黒や釘崎を呼んだりするときもある。忙しいって断られて一人のときももちろんあるけど。

    その日も、任務終わりにみんなでさんざん先生のおごりで食べた後無性に一人になるのが寂しくて嫌で、もうだいぶ夜も遅いのに先生を部屋に誘った。伏黒や釘崎じゃなくて先生を誘ったのは、こういう時でもなければ誘う勇気がなかったからだけど、今思えば正気か?って自分に言いたい。
    地下室での生活の中で、先生のことを好きだって意識したのは結構早かったと思う。特別ドキドキするような何かをされたとかそういうんじゃないんだけど、ただ隣にいて心地いいなって思ったらずぶずぶと些細なことも意識してしまうようになっていった。俺くらいの年の恋の始まりなんてそんなもんなんじゃない?他を 2744