とぐろ島での冒険からどれくらい経っただろうか。一ヶ月? 三ヶ月? それとも半年?
「シレン、まだ島浮いてるし、そんな事考えてもしょうがないぜー?」
口にしていたのか、相棒に諭されそれもそうかと思い直す。そもそもまだまだこの島を回り切っていない。今日も新しく発見したダンジョンに臨む。
今日はどんな冒険が待ち受けているのだろう。無事に踏破しようと酷い目に遭って村に戻ろうとも、このわくわく感はずっと止まらないのだ。
「よーしシレン、今日も冒険に出発だ!」
「ああ。行くか、コッパ!」
風来人に、旅の神クロンの追い風を!