大正マナテツ調査隊!?191X年、とある平和な都市にて。
「おーい緋八!ちょっといいか!」
「あ、はいすぐ行きますー」
真っ白な軍服に身を包んだ黄色に青の差し色入った髪の男、緋八マナは今日も憲兵としての責務を粛々とこなしていた。
「どないしたんです山田さん。今日特別何かありましたっけ?」
山田と呼ばれた男は憔悴した面持ちだ。何かあったのだろうか、緋八は少し不安になる。
「いや、そういうのではなくてな…実は二番地の辺りに何やら化け物の目撃情報があったらしいんだ」
「はぁ、化け物ですか」
「あぁ、あの辺って昔からそういうの多いだろ。最近目撃情報が多くなってきたし人さらいまであったんだと!そんで上も見過ごせなくなって調査しろって命令が下ったんだ」
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