ももみつ「あれ、三月今日も出勤?珍しいね」
二十三時を過ぎ店内は二軒目や三軒目使いのお客さんで席が埋まり始めた頃、その中に紛れてトップアイドルであるRe:valeの百さんがカウンターに腰掛ける。
「百さん!こんばんは!実は今朝アパートの一階にある飲食店が燃えちゃって…まぁボヤ騒ぎ程度だったんですけど、オレの部屋真上でしばらく住めなくなっちゃって…ネカフェでもいいかなと思ったんですけどできるだけ節約したいし、それなら働かせてもらおうって思って。勤務後は奥のソファ自由に使っていいよって壮五さんに言ってもらったんで」
「えぇ!?災難だったね…朝から疲れたでしょ」
「はい…今日休みだったので休みが潰れて寂しいような、仕事だったらここまで動けなかっただろうから良かったような…」
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