「あ...行き止まりだ...」
道を間違えてしまった。たった一度のミスによって生徒は逃げられなくなってしまった。
パシッ...パシッ...
定規を掌に叩きつける音と共に、足音が迫ってくる。
「ほぉら。もう逃げられないよ」
「せ、先生...」
「君は悪い子だ。問題を間違えてしまうなんて。
君は『出来る』子だと信じていたのに...」
「ごめんなさい...ごめんなさい...痛いのやだよ...」
「痛いのが嫌なら間違えなければいいだけなのに。そうすればボクも『おしおき』をしない。」
「あ、あんな問題解けるわけ...」
「分からないなら、質問してくれればよかったのに。」
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