ブルーハワイ「今日もブルーハワイのかき氷食べてんのか?」
「あぁ、この味が好きなんでな。お前も食うか?」
「お気遣いなく…気温はもう熊が冬眠するぐらいだってのに、よく食えるもんだ」
報告書出しに行ってくる、じゃあな、と同僚のいつもの文句もそこそこに。俺はブルーハワイのシロップを真夏の海ぐらい真っ青に氷を染め上げた。
♢
俄然、俺はかき氷に夢中だった。
いつからなんて些細な事は気にしちゃあいない。ザクザクと冷たい氷が削られていく。最近の機械は凄いもんで。人の手を使わずとも氷が一瞬で削れて、しかも粉雪のようにふわふわな仕上がり。女子供も好んで食べる人が多いらしい。
それは初雪のようだった。
ザクザク。
自分の記憶では小さい頃、氷の粒が主流のかき氷が多かった。そんでもって手動で削ってたからか、溶けるのが早かったり粒が荒かったりで食べるのによく頭をキーンとさせた。
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