うめさく/🐭ネタ 🍅と二人で🐭の国に遊びに来た🌸。人の多さにもテーマパークの大きさにも驚くが、生まれてから一度も来たことの無いテーマパークに自然と心が踊る。辺りを見渡せば頭にキャラクターの被り物やお揃いのカチューシャ。🌸の視線は自然と其方へと向く。そんな🌸の視線に気づいた🍅。「🌸もオレと一緒にお揃いの付けるか?」「はぁ?!?!つ、つ、つけねーよ!浮かれてるみたいで恥ずいだろ」「えー?そうか?🐭に来たからこそ付けれるやつじゃん」「別にいい。付けなくても」 🍅の折角の誘いを断る🌸はただ単に🐭を楽しめればいいとそう告げた。素直じゃない🌸の言葉に怒ることもなく表情を緩めた🍅は🌸の肩をとんとんと叩く。「なら、あれつけよーぜ。サングラス。かっこよくね?」 可愛い被り物やカチューシャとは違い🐭の形をしたサングラスであればいいかと頷いた。初めてのる乗り物、お洒落な食べ物、朝からひと通り楽しんだ二人。朝方に比べ陽も落ち肌寒くなってきたからか🌸は寒さにぶるぶると身体を震わせ始める。🍅は🌸に自身の上着を掛け優しく頭部を撫で付ければ「ちょっと待ってろ」 そんな言葉を残し🍅は何処かへと消えていく。一人取り残された🌸は🎄を眺めながら🍅の匂いのする上着をぎゅっと抱き締め帰りを待つ。十分程した頃、「🌸〜〜待たせてすまん」「おせぇ、なにしてたんだ」「ん〜〜?ほい」 「????」突如、頭を覆うふわふわの何か。「うん、可愛いな」「なんだよこれ」「被り物!それで少しは暖かくなっただろ」「ん、あったけぇ」 寒さで冷えた身体がほんの少し暖かくなった事に頬を緩める🌸。赤くなってしまった鼻先を指先で軽く撫でサングラスを外せばそのまま頬へと掌を添えた🍅。「ッ〜〜……つめてぇ!」 悪態をつく🌸を他所にそのまま唇を重ねた。「ははっ、鼻も顔も真っ赤」 人前で躊躇いもなくキスをする🍅に身体中が熱くなれば鋭い視線を向けるもにっこりと微笑んだ🍅は🌸の唇をもう一度奪った。「大丈夫。これ(被り物)があるから誰も見てねぇよ」