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    zinkou_

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    アルさん宅マフィア🍬さん×モデル🪕
    出会いの物語
    ここから進展するので恋愛要素は薄めです
    またそのうち続き書きたいなぁ

    マフィア🍬×モデル🪕「は?社長が変わる?」

    それは震にとって寝耳に水の話だった。
    モデルとして活動し始めて6年目。20代も半ばになってくれば、モデルとしての仕事は減ってきてしまうのがシビアなこの業界なのだが、有り難いことに彼は仕事が減るどころか、むしろ増えていて追いつかないほど。最近では、バラエティ番組にゲストとして呼ばれたり、ラジオ出演やドラマ、映画の端役なども声がかかるようになってきた。このままモデルとして活動しつつ、徐々に俳優としても躍進できれば……と、本人は考えているところ。
    これもひとえにずっと応援し続けてくれているファンと、モデル業に集中できるよう動いてくれているマネージャーや会社のスタッフ、そして色々と仕事の世話をしてくれた社長のお陰だと思っていたのだが、その社長が突然、看板モデルの彼に事前に伝えることもなく変わるというのだ。休憩中、震のもとへ慌てた様子で駆け寄ってきたマネージャーすら、知らなかったらしい。未だ肩で息をしながら、ずれたメガネを直している。

    「わ、私達も、突然のことで一体どうしたのか……社長のスマホも繋がりませんし……」
    「……もしや、事務所の経営が危うい、ということは……」
    「ありえません!震さんのお陰で事務所の方にも大きな利益が入ってるはずですし、他に所属してる子たちだって、それなりに仕事は来てるはずです!こちらからお仕事を辞退させていただくこともまあまあありますから、もしなりふりかまっていられなかったらそんなことできないはずですよ!」
    「そうですか……となると、社長に何かあったやもしれませぬなぁ……心と体、どちらかわかりませぬが、病気だったとか……」

    震が記憶している社長は、中年で笑い方が豪快で、気前の良い快活な人物。とても心を病むようには見えないが、体のほうかもしれないし、或いはそういうタイプの方が実は……ということも考えられる。
    彼が社長の身を案じているところに、マネージャーはようやく息が落ち着いてきたようで、「そ、それでですねっ」と話し出す。

    「そ、その、新しい社長が……震さんに会いたいと言って、いまからここに来られるそうなんですっ」
    「我輩に?」
    「はい、事務所の看板モデルにまずは挨拶をさせてほしいとのことでして……」
    「撮影中ということは?」
    「お伝えしたのですが、少し話したらすぐ帰るから、とのことで……」

    できれば現場に迷惑はかけたくない。が、急遽社長となった人物にも会ってみたい。なにより、他に所属するモデルやタレントたちの為にも、今後の事務所がどうなっていくのか、確認したい気持ちが強かった震は、マネージャーに「監督に、途中一回抜けるかもしれないとお伝えしておきましょう」と言って立ち上がった。




    「初めまして、震くん。私が今日から新しく君の事務所の代表取締役となった、乾だよ。よろしくね」
    「……初めまして、乾殿……震にございまする」

    楽屋に入ってきた男……いや、男たちを見て、震も、そしてマネージャーも、冷や汗が伝うのを抑えられなかった。
    乾と名乗った男は、流暢な日本語で挨拶をしたが、おそらくは外国籍の者だろう。眼帯をしているが、もう片方の目は健在のようで、髪の隙間から覗く浮世離れするほどの美しい外見と、柔らかな口調と声は、ここに来るまで多くの者に感嘆のため息を吐かせたに違いない。そしてその後に、恐怖で青ざめさせたことだろう。後ろに控える、黒尽くめの男たちの姿を見れば、誰もがわかる。
    __どう見ても、裏の人間だと。
    芸能界と、そういった反社会的な人間とのつながりは、残念ながら完全には否定できない。実際震も、活動を続ける中で恐らくそうであろう人間を何人も見かけ、スタッフから、或いはマネージャーからはっきり「裏の人間だ」と言われた人も見かけたり、仕事の関係で挨拶をしたこともあった。幸い、彼らが絡むような仕事はいままで回ってきたことがなかったのだが……よりにもよって、新しい社長がその人間で間違いないことに、震はさっそく今後の先行きが不安になってきた。自分は、そして他の所属モデルたちは、一体どんな仕事をさせられるのだろうか……そんな彼の不安が伝わったのか、男はくすりと笑って、一歩進んで震に近づく。

    「聡い君なら、もう察しているんだろうね。私が裏の世界の人間であることが……でも、そんなに身構えないでほしいな。何も、君や他の子達を売り飛ばそうなんて、考えてもいないから」
    「……では、何をするおつもりなのです?前の社長から、なぜいきなり貴方に変わったのですか?社長は、一体どこに……」
    「そうだね、ゆっくり答えてあげたいけれど、撮影を抜けさせてしまってるんだろう?ごめんね、本当は終わってからにしようと思ったんだけど……君に、早く会いたかったんだ」

    その言葉と共に、大きな手のひらがするりと震の頬を撫でる。思わず後ずさるが、乾は不快そうにするどころか、変わらず楽しそうににこにこと笑っていた。

    「もし良ければ、今夜食事でもどうかな?そこで、君が知りたいことを全て教えてあげるよ」

    思わぬ誘いに、震はマネージャーの方にチラッと視線を送る。乾を見つめて固まっていたマネージャーだったが、震の視線に気がつくとハッと我に帰り、慌てて手帳を開いて「こ、このようになってます」と彼に見せる。偶々、この撮影が終われば後はフリーの予定だった。

    「……20時からでしたら」
    「じゃあ、その時間に。場所は後でマネージャーに伝えるよ。ふふ、楽しみにしてるね」

    そう言って、乾は震の片手を取ったっと思えば、その手の甲にチュッと軽く口付ける。思わず「えっ」と声をあげ固まる震に満足そうな顔をしながら、「また後でね」と言って、男は部下を引き連れて楽屋から出て行った。

    「し……震さん、だ、大丈夫ですか!?あ、あ、あんな、絶対、ヤクザか、マフィアみたいな人と……!」
    「……仕方ありませぬ。何が目的なのか、知らなければなりませぬから……売り飛ばす気はない、などと言っておりましたが……実質売られるようなことになれば、モデルやタレントだけではありませぬ、社員のあなた達もどのような扱いを受けるかわかりませぬから……」
    「し、震さぁん……!け、けど、震さんこそ、あの男になにかされるかもしれませんよ!?」
    「んふふ……むしろ、それでもし我輩の要望の一つや二つが通るならば、喜んで。後輩たちがどうこうなるより、我輩のような男が媚を売って済むことであれば、いくらでも」
    「そんなこと言わないでください……!本当に気を付けてくださいね!私、今日は近くで待機してますから!なんなら食事会無理やり割り込みますからぁ!」

    ひんひんと泣きながら喚くマネージャーに苦笑いしながら、震は乾に口付けられた手の甲を見つめる。
    不思議と、嫌な気持ちはしなかったな、と思いながら。



    乾に指定された場所は、都内でも有名な高級料亭。政治関係者もよく利用すると噂の、一介のモデルに過ぎない震が入ろうと思っても入れない一見さんお断りの店。
    約束の時間より早めについたつもりだったが、乾は中でずっと待っていたようで、表に出てきた仲居に案内されると「やぁ、待ってたよ」と広い座敷で乾が座椅子に姿勢良く座って微笑んでいた。
    一礼し、向かいの席に腰をおろすと、乾が片手をあげる。それをみた仲居は「少々お待ちください」と言って下がって行った。彼の近くにいた護衛らしき者たちも、一礼して部屋を出ていく。
    二人きりになると、乾が突然立ち上がった。何をされるのかと身構えた震だったが、彼は震の隣に座り直し、にこにこと嬉しそうな視線を向けている。

    「な、何ですか……?」
    「この目で実際に見ると、写真よりもよっぽど綺麗だと思ってね……嬉しいよ、ようやく本物と会えた」

    そう語る彼は、やはり世辞を言っているようには感じられない。
    真っ直ぐこちらを見つめる瞳は、優しげな印象だが、しかし確かな鋭さも見受けられる。それは震に対するものではなく、彼が置かれた環境で自然と身についてしまった、格、というものなのだろう。

    「……あなたは、何者なのですか?」
    「まぁ、まずは、食事を楽しもうよ。ここの和食は最高なんだ」

    乾がそう言うと同時に、「失礼します」と外から仲居の声がかかり、襖が開かれる。ふわっと漂ってきたかぐわしい香りに、震はこんな状況でも自然と食欲が湧くものなのだな、と感じた。

    乾にすすめられるままに食事が始まり、次々と運ばれてくる品は、当たり前だが、震が趣味で作る食事と違った洗練された味わい。が、ずっと隣で震が食事をする様子を眺める乾の視線が気になってしまい、あまり深くは味わえていない気がするのが残念なところ。

    「美味しいかい?」
    「……はい」
    「ならよかった。私は和食が好きなんだけど、特にここの和食は最高なんだよね。あ、震くん、お酒は苦手だよね?ジュースやノンアルもあるようだけど、何か頼む?
    「お茶だけで結構です……」

    自身の好みを把握されていることに少しばかり不気味さを感じた震だが、酒が苦手というのは事務所の公式HPのプロフィールでも公言していること。知っていてもおかしくないか、と思いつつお茶をひと口飲んだところ、乾が「そろそろ、君が知りたがっていることを話そうか」と言い出し、震は湯呑みを置いて彼に体を向けた。口元に涼しげな笑みを浮かべたまま、乾は酒の入ったグラスを置き、口を開く。

    「スタジオでも話した通り、私は裏の世界の人間……中国で、所謂マフィアのボスというやつをしていてね……ビジネスで日本との付き合いも長いんだ」

    既にわかっていたことだが、改めて彼が表の世界の人間ではないことがわかり、震の背筋に緊張が走る。マフィア、それもボスを目の前にする機会が来るなんて、昨日までの自分は想像もしていなかっただろうと思いながら、生唾を飲み込んだ。

    「三ヶ月前、私は日本にやってきた。いつもなら部下に商談を任せているんだけど、久しぶりに和食が食べたくなってね。少し観光もしたかったから、我儘を言ったんだ。けれど、和食を味わうことも、観光をすることも、できなかった……君と、出会ってしまったから」
    「え……?」
    「本当に、偶然だった。空港で、予定より迎えの車が遅れたから、暇を潰す為に、適当な雑誌を部下に買ってこさせたんだよ。そしたら、その雑誌の表紙が、君だった。君を視認した瞬間、惹き込まれたよ。こんなに美しい人がいたんだって……暫く、表紙の君を見つめて、雑誌を開くことができなかった」

    まさか……そう思ったが、乾の震を見つめる瞳は真剣そのもの。冗談ではないということが伝わってきて、震は思わず目を逸らす。そんな震を乾は気にせず、彼の膝上に置かれた手にそっと自分の手を乗せてきて、震はびくりと肩を震わせた。

    「雑誌の中で、カメラに向かって輝く君はもっと美しかった。私のものにしたい、と思ってしまうほどに……マフィアのボスなんてしていて、信じてもらえないかもしれないけど……本気で何かを欲しいと思ったのは、初めてなんだ……」
    「………」
    「食事も観光もキャンセルして、君のことを調べたよ。君が載っている雑誌は全て集めて、出演したドラマや映画も見た。半年前、サスペンスドラマに犯人役でゲスト出演していたね。あれで、初めて動いて喋る君をみたんだ……バーテンダーとして働く男が、過去に自分の恋人を殺した男にずっと復讐しようと殺害計画を練り、虎視眈々と機会を伺って、遂に悲願を果たす……その過程を演じる君は、綺麗だった……返り血で真っ赤に染まって、悲願を果たしたことに歓喜の笑いを上げながらも、最後には泣きながら恋人の名前を呼び続ける君の姿……私も、君にそれほど愛されたい……執着されたい……そう思ってしまったんだ」

    乾が話したドラマの内容を、震はもちろん覚えている。なんなら、自身でも良い演技ができたと、気に入っている作品なのだ。ドラマ放映後、震のファンが急増し、ドラマや映画の出演オファーが増え始めたのが、何より嬉しかったのを覚えている。しかし、まさかマフィアのボスまで惹きつけているとは、知らなかった。

    「……では……その為に、我輩の事務所を……?」
    「恥ずかしながら……あぁ、でも、安心してね。私は、君の意思を無視してまで、君を自分のものにする気はないから。あくまで、君が心から私の方を見るようになってくれればいいと思ってるんだ。だから、君の大切なものや人に、想像しているような酷いことや、無理強いをするつもりはないよ」
    「で、では、いまだ連絡の取れない社長は、どうしたのです……?貴方が何かしたのではないのですか?」

    すると、乾は「あぁ……」と少しバツが悪そうに頷きながら、一度氷が溶けて薄まった酒を飲む。

    「……言い難いんだけど……前の社長は、あまり良い人とは言えなかったんだよね。どうしても君に会いたくて、君のそばにいられる立場になりたくて……何かいい材料はないかなって、君の事務所の人間のことを全員調べさせてもらったんだ。そしたら……あの社長、裏では随分な事をしでかしていたんだよ」
    「ッ……!そ、それは、一体……」
    「事務所のモデルやタレントには、優しかったみたいだね。でも、裏で別の会社に出資してたみたいだよ。その会社はね……君みたいなモデルになれるって、若い男の子や女の子を騙して所属させて、売春の斡旋をしていたんだ」
    「は……?」

    衝撃の告白に、頭の中が真っ白になる。前の社長の、人の良さそうな笑顔や、震を労ってくれる姿……それらの思い出が、一瞬で灰色に色褪せていくのを感じた。もし、それが本当なら、知らない間に自分の名前を使われ、犯罪に利用されていたのだから。

    「芸能関係者、政治関係者、そして裏の人間……そういう人たちに斡旋して、儲けて、しかも君の事務所の子たちの仕事もそうやって取っていたみたいだね。裏の会社の子たちは、頑張っていれば、いつかは有名になれるって、信じてやっていたみたいだけど……実際は、ただ、体を売らされるだけの要員だった」
    「そん、な……」
    「……許せなくてね」

    動揺する震だったが、不意に乾の空気が変わったことに気づき、目を向ける。彼は笑みを浮かべたままだったが、その瞳の奥は冷たく、明らかに怒っていることが窺えた。

    「無関係な君の名を利用して、そんな汚いことをしているなんて……少しでも君の活動の汚点になるようなことは、許してはいけない……そう思って、買収を決めたんだ。社長さんとは、じっくりお話をさせてもらってね……彼は自分の行いを反省し、償いをしてもらっているところなんだ」
    「償い……?」
    「とりあえず事務所は私に譲ってもらって、溜め込んでいた財産は裏で使われていた子たちに慰謝料として渡してもらったけど、いいように使っていた子たち全員に渡すとなると十分とは言えなかったから、足りない分は私が貸してあげたんだ。残りは働いて返してもらわないといけないから、彼は私の紹介した仕事をする為に、昨夜中国へ向かったよ」

    一体、何の仕事を紹介したのか。震にそれを聞く勇気はなかった。ただ、後味が悪い。自分の仕事の一部も、裏でそういった流れがあってのものだったのではないか、むしろ全てが……そう思うと、気分が優れず、罪悪感に押しつぶされそうになる。そんな震の様子を察したのか、乾は重ねていた手をギュッと強く握った。

    「大丈夫。調べたけど、君が今までやっていた仕事は、全て君の実力で勝ち取ったものだよ」
    「……そう、だとしても……我輩の名で、夢を信じた子たちが……騙され続けていたことを、思うと……我輩も、無関係ではありませぬ……」
    「……君は、優しいね」

    乾の片手が、震の背中を摩る。まだ彼を信用したわけではないが、その労りが今の震には有り難かった。例えこれも乾の策略だとしても。

    「……君に、下心があるのは事実だよ。でも、それとは別で、君の大事なものを私は守り続けるよ。前の社長のように、人を餌にするような真似は絶対にしない
    。今回の件も、君以外には伏せるつもりだ」
    「……もし、約束を違えたら?」
    「君の前で死んであげる」

    そう言って、震の髪をひと束掬い、そこへ口付ける乾。誓いのような行動に、震はふっと自然に笑みが溢れるのを感じた。そんな震をみて、乾は眩しそうに目を細める。

    「綺麗だ……今すぐにでも、私のものにしたい」
    「そうできる力が、貴方にはあるではないですか」
    「震に嫌われるのは、嫌だから……いつか……君の口から、私に“愛している”とか、“好き”とか、言ってくれるのが聞きたいな」
    「……んふふ」

    面白い人だ。マフィアのボスに好意を向けられているというのに、恐怖も不快もない。いつの間にか、震の方が、彼を知りたいという気持ちになっていた。

    「絶対、私のものにしてみせるよ」
    「んふふ、マフィアのボスは、どのようなアプローチをしてくださるのか……楽しみですなぁ」

    仲居がデザートを運んで来るまで、震の膝上で握られた手は、そのままだった。



    新社長が就任し、一ヶ月が経とうとしている。
    震はてっきり乾が社長というのは名ばかりで、実際は別の人間が業務に携わると思ったのだが、彼は名実共に社長として活動している。ただ、外部の人間と関わるようなことや、業務の殆どは、側近に一任しているようだが。
    最初こそ突然の社長の代替わりに困惑していた他のモデルやタレントたちも、イケメンで物腰柔らかな社長をすっかり気に入り、仕事に邁進している。
    前社長のことは、「難病が見つかり、急遽海外の病院に入院することになった」とやや無理のある説明がされたが、今のところ疑問に思ったり探ってくるような者はいない。
    震は、モデル業に俳優業と、忙しくも充実した日々を送っている。

    「震さん!社長から、今夜食事に行かないかって連絡が!」
    「またですか?昨夜もお付き合いしましたよ。今夜は撮影が入っておりますし、俳優のM氏と女優のK氏との約束が……」
    「あ、さっきM氏やK氏から、キャンセルさせて欲しいって連絡来ましたよ。あと、18時からの撮影ですが、機材トラブルがあったとかで延期になったそうで……」
    「はぁぁ……あの人ときたら、自分の権力を活用しているではありませぬか……絶対何か根回ししましたな……」
    「あはは、震さん、本当に愛されてますね。まあまあ歳上ですけど、イケメン社長と看板モデルの電撃結婚も悪くないんじゃないですか?なーんて」
    「……貴方も、いつの間にか懐柔されてしまって、全く……」

    ただ一つ変わったのは、猛烈にアプローチしてくる相手に振り回されつつも、それを悪くないと感じ始めてることだった。


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