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    akibin178B

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    akibin178B

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    真桐
    7外伝謎世界線 浄龍が大解散前に真島に会うif

    もし大解散前に一対一で会ってたら真は普通に怒りそうだな〜と思って書いたもの
    しっかりやくざしてる真が好きで……詰め込みました

    あなたと悪手 そこを通ったのは偶然だった。
     エージェントとしての任務か、赤目からの依頼だったか、もしくは、また別の用事だったかもしれない。今となっては思い出せないような些事ではあるが、とにかく桐生はその場にいた。
     視界は薄暗く、首周りがしっかり覆われたシャツは少し窮屈だ。我慢できずに脱ぎ捨てたくなるほどではないものの、煩わしいことには変わりがない。それでも桐生はおとなしくサングラスをかけ、エージェントスーツに身を包んでいた。疲れたな、と正直に思う。ネクタイの結び目に人差し指を引っ掛けて、少し緩めた。セブンスターの、紙の焼けた味を舌に思い起こす。一服したい気分だが、早いところアジトに戻らなくてはならない。さっさとこの路地を抜けて、タクシーにでも乗ろうかと思い、革靴の音を響かせる。立地からして、きっとここを抜ければ近道だろう。ふとそう思って、目の前にあった建物と建物の隙間の隘路に足を向けた。
     庇が影を落とす、高い壁に囲まれた迷路のような道を突き進む。この暗さでは視界が妨げられると思い、サングラスを外した。ああ、面倒だ。自分の存在を消すため、このからだそのものに何重にもセキュリティをかけられている気分だ。どうせこのあたりは人通りも少ない。こんなところまで監視されているのかどうかはよくわからないが、とにかく大通りを目指そうと再び歩き出して──ぴたりとその足を止めた。
     この路地に響く足音は、さっきまで確かに1人分だけだったはずだ。それが、いつから増えていたのだろうか。桐生がその場に立ち止まると、違う革靴の音は、ひとつだけ音を余計に鳴らして同じように止まった。後ろに、誰かいる。人の気配がする。尾けられていたのか。いや、これはもっと、偶然この場に現れたような。それでも、こんな陽の当たらない路地をわざわざ歩くような人間なんて、大抵がろくでなしに違いない。それはもちろん、桐生も含めて、のことではあるが。
     とにかく、反射的に足を止めてしまったこの状況で、顔を拝まないまま無視するわけにもいかなかった。相手が何者かによって、桐生の対応も変わってくる。ただのチンピラなら返り討ちにするし、もっとたちの悪そうな人間であれば、花輪にでも連絡を取って、然るべき処置を取らなければならないだろう。どちらにしろ面倒なことには変わりない。ため息をこらえ、鋭い眼光をそのままに、勢いよく背後を振り向いた。
     
     けれど、そこに佇んでいたのは、桐生の予想とはあまりにかけ離れた人物だった。
     眼帯で隠されていない方の片目と、ばちりと音が鳴りそうなほどしっかり視線が交差する。からだが勝手にすくんで、嫌な感じに血の巡りが活発になる。背中に急に汗が噴き出てきた。なんで、こんなところに、この男が。
     
    「……桐生ちゃん?」
    「っ……!」
    「おい、なあ、やっぱりお前、桐生ちゃんやんな。……夢、ちゃうよな。ほんまの桐生ちゃん、や」
    「……いや、俺は、」
    「お前、どこ行っとったんや。あんな遺書置いて、俺らが手ぇこまねいてる間に、好き勝手やって死んでもうて。どっかで生きとるに違いないとは思っとったけどな、ろくな足取りも掴めへん。もう、生きとるうちには会えへんかと……」
     
     口を挟む隙すら与えないまま、ひとしきり喋った真島はそこで急に言葉を切った。口をつぐんだまま、上から下まで桐生のからだを品定めするように見つめる。居心地が悪くて、少しだけ後ずさると、コンクリートの小石がじゃり、と耳障りな音を立てた。
     
    「……まあ、なんや訳アリみたいやけどな、まさかここで会えるなんて、思いもせんかったわ」
     
     そう言い切って、真島はごく自然に桐生へと歩み寄った。桐生も同じように、同じ幅で一歩下がる。さっきから得体の知れない胸騒ぎが止まらなかった。何年も前に対峙した真島と、表面上は変わらないはずだ。ただ、口調や目線、身振りや声色のところどころに違和感があった。まるで苛立ちをひた隠しにしているような、張り詰めた雰囲気に、思わず舌打ちする。
     桐生の方こそ、真島とここで邂逅することになるとは思ってもみなかったのだ。もう会うことはないはずだったし、会ってはいけなかった。あのときの桐生は確かな覚悟を持って遺書を書いて、この身ひとつですべてを精算するつもりだったのだから。結果として「桐生一馬」は闇に葬られ、代わりに生まれた名を消した男が、また死に損なっているだけだ。そしてもう、桐生には名を取り戻すつもりもない。自分の存在が誰かの安寧を脅かすなら、喜んで死んでやる。その思いは、今でも変わっていなかった。
     
    「……話は終わりか?」
    「……あ?」
    「気は済んだかと聞いた方が、わかりやすかったか。あいにく俺は、そんな奴は知らない。悪いが先を急いでいるんだ。失礼する」
     
     桐生は毅然とした語調で、他人行儀な言葉をわざと選んで口にした。踵を返して歩を進める。ポケットから携帯を取り出し、迎えを寄越させるために電話をかけようとしたところで──鈍い痛みが肩に走った。
     
    「……いや、どっからどう見ても桐生ちゃんやろ、お前。逃がさへんで」
    「……人違いだ。俺はあんたに会ったことはねえ。お喋りしてる暇もないんでな、手を離してくれ」
    「はあ? なんやその態度。舐めた真似すんのもええ加減にせえよ。俺は別に、ここでお前殴ってもええんやけど」
    「そんなものに付き合う義理はない。知らない男をいたぶる趣味も、持ち合わせてなくてな」
    「っ、この……っ!」
     
     肩に置かれていた手に、さらに力が入ったかと思えば、次の瞬間には目の前を拳が横切った。場の空気ががらりと変わる。男の攻撃をしっかり避けたはずの肌に、ひりつくような痛みが走った。その刺激の正体をつぶさに感じ取って、桐生は思わず顔を顰める。怪我を負ったわけではなく、きっとこれは──興奮しているのだ。
     名を消したといっても、桐生の本性は何も変わっていない。生き様はとっくの昔からまともな道を外れているし、このからだはいつだって、強い男と戦うことを望んでしまっているのだ。人の上に立ちたいとか、そんな欲はない。金や権力なんかにも、たいした興味はない。ただ、桐生は、全身全霊を捧げて自分に立ちはだかる人間のことを、信じていた。覚悟や決意のために、捨て身になれる人間のことを、信じていた。そんな男たちと拳を交わすとき、桐生はいつも燃えるような痺れを感じる。生きているのだということを思い出させてくれる、命をすり減らすような刺激。桐生にとって真島は、その刺激をことあるごとにもたらしてくれる相手だった。
     身動きの取りにくい、狭い路地では喧嘩ひとつやり合うにも自由が利かない。けれど真島はそんな立地をものともせず、縦横無尽に駆け回って桐生を翻弄する。重力を感じさせないような男の身のこなしは、自分とはまた違ったスタイルだ。あの軽さは、桐生が実践することは難しいだろう。様々な技を習得してきたつもりだが、やはりこの男との喧嘩は一筋縄ではいかない。久々に感じる懐かしい手強さに、思わず目を眇めた。
     真島がどこからともなくドスを取り出す。あれに切りつけられると厄介だ。すかさず蜘蛛を出して真島の腕を引き寄せ、払い落とそうとする。ぎりぎりで回避されてしまったが、相手の武器を制してしまえば戦闘は随分とやりやすくなるものだ。もう一度蜘蛛を出そうとして──思い切り糸を伸ばした場所に、真島の姿はなかった。まずい。視界にいないということは、背後を取られているのだ。振り向いて確認する余裕もないような、たった一瞬の隙を突いて、きっとこの男は首を狙ってくる。なんとか回避しようと反射的に身をかがめ、それが失敗だったことに気づいたのは、踏み締めていたはずの地面に押し倒されてからだった。

    「……そんな飛び道具使うたら、脇が甘くなるに決まっとるやろ。なんやねんそれ、けったいな戦い方しおって」
     
     硬いコンクリートに伏せた桐生のからだに体重をのしかけて、真島は気怠げにそう言った。手首は押さえつけられ、どうにかからだを動かそうにも、上に乗った男を跳ね除けるのは容易ではない。身じろぐ桐生の様子を見たのか、馬鹿にしたように鼻で笑われた。
     
    「この高そうなスーツも汚れてもうたなあ。いったい誰の趣味や、全身コーディネートされたみたいに上等なもの着よって。さすがは桐生ちゃんやな、どっかの誰かに気に入られて、服でも贈られたんか?」

     刺々しい口調の言葉とともに、エージェントスーツの背が撫ぜられる。その手つきが腰まで下りてくるものだから、倒れて打った箇所がじくじくと痛んだ。さっきからこの男は、やけに敵意を見せつけてくる。どうしてかと問いただそうとして、やめた。今の時点ですでに分が悪いことはわかっているが、真島とは他人だという姿勢を貫かなければならなかったし、苛立ちの理由も大体は見当がつく。要は桐生を恨んでいるのだろう。当たり前だ、自分は死んでおきながら、後始末は真島たち幹部に押し付けたようなものだし、思えばこの男を極道に無理やり連れ戻したのも自分だ。怒りを向けられていてもおかしくない。
     それでも桐生はあのとき、そうするしか思い浮かばなかったのだ。真島を信じていたし、頼もしく思っていた。だからことあるごとに訪ねて頼って力を借りた。ヤクザにもカタギにもなりきれない、中途半端な自分が甘えられる相手なんて、この男ぐらいしか居なかったのだから。
     
    「……なんとか言えや、桐生ちゃん。しばらく見いひんうちにだいぶ無口になったなあ、お前」
     
     黙ってばかりの桐生に痺れを切らしたのか、真島が困惑したように語りかけた。だが、桐生には真島と言葉を交わす気なんて無かった。今だって監視されているかもしれないのだ。これ以上面倒ごとに巻き込んでしまうわけにはいかない。もう、放っておいてほしい。
     乱れた前髪が額にかかって、こんなときなのにこそばゆかった。目の前の無機質な地面を蟻が横切った。早く終わらないだろうかと、他人事みたいに、そう思った。
     
    「……はあ、話す気どころか、声聞かす気もないんやな」
     
     大きくため息を吐かれて、桐生は知らないうちに強張っていた肩の力を抜いた。これでいい。もう桐生が真島に差し出せるものなんて何もないのだから。いくら腹の内を探られたって、おもしろいものも価値があるものも残ってはいない。空っぽで穴だらけの男のそこには、どうしようもない意地だけが、かろうじて残っているだけなのだ。
     けれど、いつまで経っても真島が桐生の上から退く気配はなかった。怪訝に思い僅かに顔を上げると、目の前には自分の左腕に付けていたはずのガジェットがぶら下がっている。それは、さっきまで桐生が使い倒していたものだった。
     
    「っ! それは……っ」
    「な、これ、大事なもんなんやろ? お前が目の色変えるくらいにはな」
     
     真島はそう言って、人差し指と親指でベルト部分をつまんでふらふらと揺らしてみせた。いつの間に取られたのか、うろたえる桐生を見て、真島は上機嫌な声を上げた。無理やりからだを捩って男に視線を向ける。やっとこっち向いたな、片方だけの目が細まって、まっすぐに桐生を射抜いた。

    「返してほしいん?」
    「……当たり前だ。失くしたと知られたら、面倒なことになる」
    「ふうん。なら、なおさら渡されへんなあ」
     
     にい、と綺麗にくちびるの端を釣り上げて、真島は笑顔を見せる。心の底からこの状況を楽しんでいる顔だ。瞳が爛々と輝いて、桐生の反応をいちいちおもしろがるときの、あの表情。
     
    「……何を、する気だ」
    「そない警戒せんでもええて。こんなものでお前を揺すれるとか、思うてへんし」
    「なら、どうして」
    「……あんまりにも桐生ちゃんがよそよそしいからのお、寂しゅうて。俺が知っとるお前は一匹狼やったのに、いつの間にか誰かに首輪繋がれとるみたいに、知らん服着て、知らん戦い方して。俺には、お前がえらいしんどい思いしとるように見える」
    「……これは、俺が望んだことだ。あんたには関係ない。頼むから、放っておいてくれ……」
    「望んだ、じゃなくて、それしか手が無かったんやろ」
     
     真島が桐生の胸ぐらを掴んで、もう一度地面に押し倒す。今度は真正面から向き合うことになって、何年かぶりにやっと桐生は、まともに真島の顔を見た。悲しんでいるような怒っているような、妙な表情は初めて見るものだ。そこそこ長い付き合いのはずなのに、まだ知らないことがあるんだなと思う。目をしばたたかせた桐生を見て、すぐにその感情を引っ込めた真島は、今度はわざとらしい猫撫で声をつくって桐生に語りかけた。
     
    「なあ、ほんまはな、こんなまどろっこしい真似せんでもええねんで。俺はどんな手段使ってもお前が欲しいだけなんや。金に困ってるならくれてやるし、消したい奴がおるなら消してやる。せやけどな、そんなことしたらお前が納得せえへんやろ」
     
     真島は淡々と言葉を連ねていく。丸め込もうとしているのだということが、桐生にもわかるような、あからさまな口調だった。けれど話がよく見えてこない。眉根に力を込めて睨みつけるが、真島も冷たい目つきで見返してくるだけだった。
     
    「……俺はお前に恨まれたいわけちゃう。まあ、生涯かけて恨まれるっちゅうんもおもろいんかもしれんけど、今はやめとこ。これからするんは、あくまで公平な取引や、取引」
    「……取引? んなこと言われたって……」
    「ええか。俺は、お前の存在を絶対に他言せえへんし、これからも知らんフリを続ける。このようわからん時計も返したる。お前の狙いはわかっとるんや。どうせ、周りを巻き込まんようにとか、そないな考えで今の状況になったんやろ。──けどな」
     
     だん、と耳元で、地響きのような重い音が響く。瞬時にそちらへ目を向けると、かたく握られた真島の拳が、コンクリートへと叩きつけられていた。肘まで地面につけて、至近距離で桐生の顔を不躾に見つめてくる。顔をしかめて反対方向へ背けると、頬を掴まれて正面に戻された。乱暴な扱いに声を荒げようとしたが、その指がかすかに震えていることに気づいて、何も言えなくなる。
     
    「けどな、桐生ちゃん。俺がそないなことで引き下がる男やと思っとったんか? 甘いなァ。そんなやから今こうして俺に見つかって、捕まっとるんやないか。言っとくけどな、俺は何があろうとお前を追いかける。地獄に着いていったってええ。桐生ちゃんと地獄巡りすんのも、悪くないやろうしな。……せやから、頼むから……俺の知らんところで勝手に死んだりすんなや、もう、二度と」
     
     そう言って真島は桐生をぎらぎらした瞳で見据えたあと、桐生の首元に顔をうずめた。ぬるい吐息が肌にかかる。不規則で無遠慮なそれはどうしてか不快じゃなく、けれど身がすくんでしまうようなものだった。さっきから心臓がばくばくして、忙しない動きがおさまらない。知らない、と思う。こんな男は、知らない。桐生の目の前にいる、鋭い眼光の持ち主は、きっと今まで言葉を交わしたことすらない、初めて見る男に違いない。そうじゃないと説明できないのだ、この胸に、確かに生まれている恐怖が。こんなに冷たく、苛烈な一面があるなんて、気づきたくなかった。知ってしまったが最後、桐生がこの男から逃れることはきっとできなくなる。真島はたとえ桐生が死の淵に立っていたとしても、諦めずに追いかけてくるのだろう。たぶん、どんな手段を使ってでも。
     
    「……ええよな? 桐生ちゃん。なんも難しいことは言うてへんし。そっちが勝手に死なんければええ話なんやから。これで取引成立っちゅうことで。ほら、返したる」
     
     ゆるく開いた手のひらにガジェットを握らせて、話は終わりだとでも言うように真島は桐生の上から退いた。もうここから逃げ去ることもできるようになったというのに、桐生のからだは未だ空を見つめたまま、ぴくりとも動けなかった。かろうじて縮こまった舌を持ち上げて、なんとか声を出してみる。
     
    「……おい、あんた、ほんとうに兄さん、なんだよな」
    「はあ? どういう意味や。まさか記憶喪失になったとか言うんやないよな」
    「いや、俺の知ってる兄さんと、少し違う気がして……あんたは、そんなに、誰かひとりに熱心になれるような男だったのか?」
    「……はあ……お前な、勝手に消えたやつをもう一回捕まえるんやから、必死にもなる。こんな機会、みすみす逃してたまるか」
     
     真島はそう言ってその場にしゃがみ、桐生の顔を覗き込んだ。矮小なものを観察するような、無機質な目つきで見下ろしてくる。けれどその瞳には、確かな喜びも滲んでいた。
     
    「……それに、お前が、あんまりにもわかってへんかったから。せやったら、俺がほんまは怖ぁい兄さんなんやってこと、お前にわからせたらなあかんと思ってな」

     その言葉を聞いて、やっと桐生は思い至った。この男はやはり、人の上に立つ男だったのだ。革張りの椅子に傲慢に座って、彼のために命を張れるような手下を大勢連れて。自分の強みも、相手の弱みもよく理解している。そして何より、他人を恐怖で追い詰めることの楽しさを知っている。
     ああ、そうだ。どうして今まで気づかなかったのだろうか。この人は、自分なんかよりもっと、ずっと。まともに極道をやってきた人だったのに。

    「ほんなら、今日からよろしくな?」

     真島は嬉しそうに目を細めて、未だ仰向けに倒れたままの桐生の手を勝手に取り、無理やりに握る。その一方的な握手は骨が軋むほどの強さで、体内にこもるような痛みに思わず歯を食いしばった。不快さを視線に込めて相手を睨むが、薄い笑みとともに見つめ返してくるだけだった。
     きっと最初から選択肢なんかひとつだけだ。この迷路のような路地で真島に見つかってしまったときから、いや、もしかしたらずっと前から、自分は真島の手の上にあったのかもしれない。そんな考えが頭に浮かんで、身震いした。どこまで行っても逃げられない。この男の手を取ることでしか助からない、そんな気がして仕方がない。
     悪い手だとわかっていても止められなかった。男のそれが、こんな自分をどこか別の場所へ連れて行ってくれることを信じて、忌々しげに、その手を握り返した。
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