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    あまかわ

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    あまかわ

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    悠アキ🏹‪🧡‬‪
    仕事の電話をしながら‪🧡‬‪くんが開けられない缶を片手で開けてくれる🏹の話

    読みづらい場合はこちら
    https://privatter.me/page/6852e680097c5

    #悠アキ
    ##悠アキ

    オレンジソーダのときめき ルミナモールへ買い物に行った帰り。ふと、この間用があって六課のオフィスにお邪魔した時、雅さんが「お前ならいつでも歓迎する」と言ってくれたのを思い出す。悠真が以前好きだと言っていたコーヒー豆を買ったせいだろうか。ビデオ屋はリンに任せているし、みんなに会いに行っても問題はないはず。恋人である悠真の顔が無性に見たくなって、気づくとアキラは車のアクセルを踏んでいた。

     言葉通り、六課のみんなは突然訪ねてきたアキラを快く受け入れてくれた。さっと顔を見て帰るつもりだったのに、雅に「プロキシ、ゆっくりしていけ」と椅子まで用意されてしまい、今に至る。柳がおすすめのパン屋のあんぱんをくれたり、食いしん坊の蒼角が自分の飴を分けてくれたり。そうしてゆっくり過ごしていると、自分のデスクにいたはずの雅がいつの間にか目の前にいた。
    「アキラ」
     そう名前を呼びながら雅が差し出したのは、見慣れたメーカーの炭酸飲料だった。明るいオレンジ色で缶が塗装されている。
    「これは……炭酸かい?」
    「ああ。先程ファンだという者にもらった。だが、私は炭酸が少々苦手でな。お前さえよければもらってくれ」
    「ありがとう、雅さん」
     嬉しいよ、と素直にお礼を伝えると、雅さんは満足げに頷いて自分のデスクに戻っていった。
     ちょうど喉も渇いていたし、早速飲もうかな。
     そう思いタブに爪を引っかけようとするが、肝心の爪を昨晩短く切り揃えてしまったため、なかなか引っかかってくれない。しばらく缶と戦っていたアキラだったが、やがて諦めたようにタブから手を離した。金属部分に爪がかするシュールな音を、これ以上室内に響かせるわけにはいかない。
    (これは帰ってから飲もう……)
     そうアキラが諦めて、缶を鞄にしまおうとした時。
     来た時から仕事の電話で忙しそうだった悠真が、椅子に座ったままこちらに移動してきたかと思えばアキラの持っていた缶を奪いデスクの上に置いた。
     カシュッ。
     悠真の手元で軽快に缶が開く音がする。そして、当たり前のように缶をアキラの目の前に差し出した。もちろん悠真の片手は今電話で塞がっているため、必然的に片手で開けたことになる。それも相手と喋りながら。
     たった数秒間でここまでスマートなことを成し遂げる悠真に、不覚にも胸がキュンとした。悠真がかっこいいことなんて、とっくの前から知っているはずなのに。
     ぎこちない動作で缶を両手で受け取ると、悠真の真剣だった表情がふわりと和らいだ。
    「悠真、ありがとう」
     電話の邪魔にならないように小声でそっとお礼を伝えると、口パクで『いいよ』と言ってくれる。その時の顔は、いつもアキラに向けてくれる穏やかな表情で。思わず照れて顔を背けると、悠真は口元にゆるく笑みを浮かべながら仕事に戻っていった。
     自分の恋人の優しさとかっこよさを改めて知ってしまい、ばくばくと高鳴る心臓に見て見ぬふりをするため、アキラは開けてもらった缶の飲み口に口をつけたのだった。
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    あまかわ

    PAST🐯くんのことが好きなモブに騙されて合コンに来てしまった🐯くんと、怖すぎる最強彼氏の話。
    ※モブ♂視点
    ※モブが気持ち悪いかも

    今見たら拙くて仕方ない文章なんですが、前回載せた五悠の過去絵まとめに反応頂けたのが嬉しくて…☺️また五悠書きたいなぁ

    読みにくい方はこちら
    ▶https://privatter.me/page/68b1d10635eea
    入る隙もない「かんぱーい!」
     都内の居酒屋に六人の若者の声が響く。今日は呪術師、補助監督を集めた親睦会という名の合コンだ。五対五で男女十人の大人数な飲み会。色んな豪華なメンバーがいるが、その中でも俺が店に来てからずっと視線を釘付けにされている人物がいる。虎杖悠仁くんだ。
     悠仁くんは、普段こういう場に一切顔を出さない。彼自身は明るく、人懐っこいし誰にでも平等に優しい故に、誘う人はたくさんいる。そういう面で見ると飲み会なんてノリノリで参加しそうだが、毎回「ごめん、恋人が嫌がるから」という理由で断っているらしい。悠仁くんに密かにガチ恋している俺は、恋人がいることにまずショックを受けた。が、ならば合コンじゃなかったら来てくれるのではないかと俺は思いつき、さっそく合コンであることを隠して悠仁くんを誘ってみた。そしたらビンゴだ。悠仁くんは人好きのする笑顔を浮かべて、快諾してくれた。悠仁くんが参加すると聞いた伏黒くんと釘崎さんまで来てくれることになったし、一石二鳥だ。この二人のファンも多いから、人もたくさん集まった。
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